
格安SIMの特徴と言えば、通信データの容量を「自分で」選べるという点です。さらにそのデータ容量の『プラン』も事細かく設定されており、より自分に合ったデータ容量を選ぶことが出来ます。
ただ、スマホを使っている人の多くが、今自分が月にどれくらいのデータ容量を使用しているかを把握していません。ですよね?あなたは把握してますか?
このまま何も把握せずにいると、格安SIMを契約時に自分はどのプランで契約すべきなのかに悩み、結果的に損をすることになりかねません。
今回は自分にはどのくらいのデータ容量が必要なのか?を調べる方法を解説します。
格安SIMのデータ容量は何GBが丁度いい?
契約をする時に余裕を持ちすぎて大きいデータ容量のプランにしてしまうと容量が余ってしまう上に、毎月の料金も高くなります。
反対に料金を安くしようとして少ないデータ容量のプランにしてしまうと、使い過ぎた時に速度制限がかかり、通信がかなり遅くなってしまいます。
でも実際にどれくらいの容量が最適か分からないですよね。
そういう人は下記の調査データを参考にしてください。MMD研究所がスマホ利用者1343名に、1か月のデータ容量がいくらあれば足りるかをアンケートした結果です。
[データ量 アンケート調査]
- 1GB未満・・・18.8%
- 2GB未満・・・ 18.2%
- 3GB未満・・・17.7%
- 4GB未満・・・9.3%
- 5GB未満・・・9.9%
- 6GB未満・・・4.3%
- 7GB未満・・・10.6%
- 8GB未満・・・3.4%
- 9GB未満・・・0.3%
- 10GB未満・・・1.8%
- 10GB以上・・・5.6%
となっています。(2014年8月調べ)
このデータを見る限りでは、1か月のデータ容量は3GB未満で良いと感じている人が約57%を占めています。
最近では自宅や職場、街中でもWi-Fiやパソコンの無線LANによって、データ容量を使わずに通信できるので、データ容量は比較的少なくで足りるようです。
この事から大体の人が『1か月3GB未満のプラン』で大丈夫だとわかります。
とは言っても、これは平均的な数字なので実際に自分がどれくらいデータ容量を使うのかわかりませんよね。それぞれの用途によって使用データ容量は変わってきます。
何にどれくらいのデータ容量が使われているか知りたい!
どのようなものにどれくらいデータ容量が使われているのかがわかれば、自ずとどれくらいのデータ容量が必要かわかりますよね。
そこで、普段良く使うもののデータ容量を調べてみました。
メール
メールのデータ容量はほぼゼロと言っても良いでしょう。
1通10KBなので、1000通送っても1MBにしかなりません。写真付きのものを送ったとしても、1通5MBほどなので、メール使用量に関しては気にしなくていいです。
インターネット接続
スマホでウェブサイトを見る場合、サイト1ページにつき200KB、多くて2MB以上を必要とします。一見少ないように思えますが、ネットを見ていると知らぬ間に数時間経ってしまうはずです。
そうなるとデータ通信量もかなりの量になります。毎日ネットサーフィンをするという人は、多めの容量を設定しておくと良いでしょう。
アプリダウンロード
毎日アプリをダウンロードするという人は少ないかもしれませんが、月に1回くらいならダウンロードすることはありますよね。そして、アプリのダウンロードにかかる通信量は約50MBです。
50MBならあまり気にすることなく、ダウンロードすることが出来ます。
しかし気を付けなければいけないのが、アプリのアップロードです。アップロードは現在あるアプリのデータの不足分を、起動する際に更新するのですが、これはかなりの通信量を消費します。
アプリによってその通信量が変わってくるのですが、300~900MBくらいです。物によってはデータのアップロードだけで1GB近くかかります。
アプリの量が多い人は、通信データ容量も多めにしておくと安心です。
動画視聴
毎日スマホで動画を見るという人は「特に」注意が必要です。通信量は動画サイトや画質によって、1時間で120~1300MBと大きな差があります。
画質の設定は選ぶ事が出来るので、高画質になっている場合は中画質くらいに設定しておくと、画質も悪くなく通信量も少なくて済みます。中画質に設定しておくと200〜300MBくらいの通信量になります。
1日に何時間くらいWi-Fi無しで動画を見るかで、必要なデータ通信量がわかりますよ。
正確なデータ容量を調べる
頻繁に使うもののデータ容量はわかりましたが、やっぱりどの位のデータ容量が自分に必要なのかがわからなくて不安・・・と言う方は、今使っているスマホで『正確に』使用しているデータ容量を確認してください。
それを確認することで格安SIMで必要なデータ容量がわかるので、契約の際に役立ちます。キャリアによって見方が違うので、それぞれご紹介しておきますね。
ソフトバンク
- My SoftBank
- データ通信量の管理
- ご利用状況の確認
まずはMy SoftBankへログインしてください。ログインは下記のピンクで囲った場所をクリックすることでできます。その際、ユーザーIDまたは電話番号とパスワードを記入しなくてはなりません。
すると下記のようなページに飛ぶので、下へ下へスクロールしましょう。
次に「データ通信料の管理」の中のご利用状況の確認をクリックしてください。
下記のような画面が表示されたところで基本データ量とくりこしデータ量をチェック。基本データ量とは契約の際に何データで契約したか、です。
そして、くりこしデータ量は基本データ量まで届いていない際に何データ余っているか、を指します。この場合、5GB-2.64GBをした2.36GBを使っていることがわかるのです。
やはり月に3GBも使っていないみたいですね。一般的な使い方をしている方はデータ量3GB程度で大丈夫そうです。
au
- auお客さまサポート
- 今月の通話料・通信量照会ページ
ドコモ
- スマホから見る場合
- dメニュー
- お客様サポート
- ご利用データ通信量確認(当月分)
- パソコンから見る場合
- My docomo
- 料金の確認・お支払い
- 利用明細履歴の確認
- Xiデータ通信量確認(当月利用分)
まずはMy docomoへログインします。
ログイン後、下部へスクロール。
すると「ご利用状況」の部分に当月のデータ通信量が表示されています。「通常速度で通信中です」と表示されていれば、通信制限がされていない高速データ通信が可能な状態です。
通信量の下部にある「詳細を見る」をクリックすると、通信量の詳細なデータが閲覧できます。
当月分と前月分のデータ通信量が確認でき、見やすいグラフで、当月の利用可能なデータ量(契約しているパケットパックやボーナスパケットを合計したもの)と当月の利用済みデータ量を確認することができます。
それぞれ、このような方法で確認することが出来ます。その通信量を目安にプランを選ぶと良いですね。
まとめ:格安SIMを契約するなら事前把握は必須
格安SIMの契約はデータ通信量を基準にプランが設定されています。そのため毎月どのくらいのデータ容量が必要なのかを把握しておく必要があるのです。
Wi-Fi環境で接続する場合、データ通信量は発生しませんが、それ以外の場所では通信量が発生します。
自宅や会社のWi-Fi環境が整っていて、外でネット繋ぐことが少ない場合は1~3GBで十分足りるでしょう。
Wi-Fi環境が整っていない所でネットに繋ぐことが多い場合は、今回ご紹介した「良く使うもののデータ通信量の目安」を参考にしてプラン検討してみてくださいね。
10/9追記:少し心配な方はmineoで良いと思う
10/9現在、mineoはCM等で大分有名になっているので、既に知っていると思いますが、数ある格安SIMの一つです。また当サイトNo.1おすすめSIMでもあります。
理由は料金が安い!通信速度が安定している!2回線用意されている!など。様々ですが、中でも一番のおすすめポイントが通信量をシェアできる点です。
mineoには
- フリータンク
- パケットシェア
- パケットを送る・もらう
などの様々な通信量の共有方法が存在します。上記、全てを一から説明はしませんが、簡単にいえば3GBで契約したとしても、その+1GB分くらいはタダで使える可能性が高いということです。
こんな格安SIMはなかなか無いですし、非常にお得だと言えます。なのでデータ通信量を気にしている人は絶対にmineoはチェックしておくべきですね。
▶︎▶︎参考記事:mineoを9ヵ月使ってみたので、その感想を述べようと思う
▶︎▶︎参考記事:mineoの通信速度に関して知りたい方はコチラ!
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