
どうも、この記事に辿り着いたということは最近話題の格安SIMに興味を持っている、あるいは契約直前ということですね?だとしたら必ずこの記事を最後まで読んでからでお願いします。
実は、SIMには3種類のサイズ(標準SIM、microSIM、nanoSIM)があり格安SIMを契約する場合にはそれらをご自身で選び、契約しないといけません。
*2016年 11月14日現在*
大手キャリアにて回線とスマホを同時に契約することが主流であった数年前〜ちょっと前までは、既にスマホ内に各大手キャリアがSIMをセットしてくれていたので、私たちが選ぶ必要はありませんでした。
そういった点を考えると少し難しいと思われるかもしれませんが、実はそこまで難しいことはなく、カードのサイズ変更を行うことも可能なので、もし間違えたとしても何ら問題ありません。
そこで今回は契約前に知ってもらいたいSIMカードのことと、間違えた場合のSIMカード変更について各MVNO(格安SIMを発行する会社)ごとに方法をチェックしていきます。
必見ですよ!!
標準SIM、microSIM、nanoSIMの違いって何?
そもそもSIMカードとは、携帯電話やスマホで音声通話やデータ通信を行うのに必要なICカードのことを指します。つまりこのSIMカードを設定していないとネットや電話は使えません。
またSIMロック解除の義務化が法律で決められた以上、このSIMカード変更のみによって回線をチェンジすることが可能となりました。
▶︎▶︎参考記事:SIMロック解除が義務化?そもそもSIMロックとは何なのか!
そして、そのSIMカードには3つのサイズがあります。下記にて説明していきましょう。
標準SIM サイズ・・・25mm×15mm
標準SIMという名前ですが、現在の端末(スマホ)の中に標準SIMに対応しているものはほとんどありません。最近のスマホは端末自体が小さくなり、部品も小さくなっているんですね。
そのため現在ではSIMカードも小さくなっています。つまり、契約時この標準SIMを選ぼうとしている場合には今一度自分の端末を調べた方がいいですね。
microSIM サイズ・・・15mm×12mm
標準SIMよりも一回小さいですが、ICの部分は同じ大きさです。そして3G/LTE回線に対応した端末に使われており、今現在では一番多く使われているのではないでしょうか。
Android端末などはこのmicroSIMであることがほとんどです。
nanoSIM サイズ・・・12.3mm×8.8mm
標準SIMの半分の大きさですが、microSIMと同じくIC部分の大きさは同じです。そしてLTE回線に対応した端末に使われており、主にiPhoneがnanoSIMの代表でしょう。
iPhone5よりも後に出たものは全てnanoSIMであり、それ以前に出されているもの(例えばiPhone4など)はmicroSIMとなります。
機能・目的は同じ!回線を使うためにある
大きさが上記のように違えど、この3種類のSIMカードの機能・目的は全く同じです。
そして冒頭で述べた通り、今までは大手キャリアのスマホにSIMロックが掛かっていたため、同一会社の端末でなければ入れ替えても機能しませんでした。
しかし最近ではSIMフリースマホが登場したり、SIMロックの解除が法律で定められたりと、回線をもっとフラットにそして自由に選ぶことができるようになりました。
そのためどこの回線を選ぶかを自分で選ぶことができ=自分のスマホに合うSIMカードの大きさを知っておく必要があるということです。
SIMカードのサイズ変更は可能なのか?
結論から言いますが、SIMカードのサイズ変更が可能です。
SIMのサイズを変更するというのは、機種変更(スマホ端末を換える)をした場合や何らかの事情で以前使っていた機種に戻す場合などでしょう
そして、SIMカードのサイズ変更は店頭持ち込みや郵送などにより、大手キャリア・MVNO(格安SIMを発行する会社)に変更してもらう方法と、自分で変更する方法があります。
ではそれぞれのやり方を見ていきましょう。
自分でSIMカードサイズを変更する場合
SIMのサイズを大きくする場合
nanoSIMからmicroSIM、microSIMから標準SIMのように小さいSIMから大きくしたい場合は、専用の変換アダプタ(普通に電気屋さんに売ってるもの)を付けるだけです。
変換アダプタも100~200円くらいで手に入りますので非常に簡単で楽です。ただしアダプタを付けてSIMスロット(SIMを入れる場所)に入れる時には注意が必要です。
少しでもずれてはめ込んでしまうと、次にスロットから出すときに引っかかって出せなくなってしまう可能性があるからです。慎重にやりましょうね!
SIMのサイズを小さくする場合
自分で小さくしたい場合は、「SIMカッター」という物を使います。穴あけパンチの要領でSIMかーどを小さく出来るのです。ICの部分も少し切り取ることになりますので、位置は慎重に合わせてくださいね。
ハサミやニッパーでも出来る方法を紹介しているサイトもありますが、割と難しく失敗する可能性が高いので、あまりお勧めできません。
なのでもしも自分で小さくしよう!という場合は必ずSIMカッターを使いましょう。
各企業(MVNOなど)に変更してもらう場合
この場合であれば、自分で変更するのと違い確実にその機種にあったSIMカードを手にする事が出来ますが、その分、事務費用が2000~4000円かかります。
また今まで使っていたSIMカードを返却しないと、損害金が発生してしまう事があるので、事前に各MVNOで調べておく必要がありますよ。
そして各MVNOのSIMサイズ変更対応は以下の通りとなっています。
SIM変更費用 | 損害金 | SIMカッターの使用 | 変更手続き中の通話・通信の利用 | |
---|---|---|---|---|
楽天モバイル | 4000円 | 3000円 | 可 | 不可 |
NifMo | 3000円 | 無し | 要確認 | 2〜3日出来なくなる |
UQmobile | 3000円 | 無し | 要確認 | SIMカード受け取り後に変更手続き |
IIJmio | 2000円 | 無し | 可 | 不可 |
DMMmobile | 3000円 | 2000円 | 不可 | 不可(使用した場合は2000円の損害金) |
U-mobile | 3000円 | サイズ変更の場合は無し | 不可 | 不可使用した場合は2000円の損害金) |
mineo | 3000円 | 無し | 要確認 | 1〜2分程で利用可能 |
OCNモバイルONE | 2250円(データ通信専用SIM) 3450円(音声通話付きSIM) | 無し | 可 | 可 |
このようにSIMサイズ変更手数料や損害金などは、各MVNOによってさまざまです。
MVNOによってはSIMサイズ変更のサービスがなかったり、そのサービスがあってもサイズが限られていたりする事があるので注意してください。
また料金変更や条件変更する場合もありますので、SIMサイズの変更が必要になった時点で、各MVNOに確認するのが安心ですね。
まだ端末が決まっていない場合は・・
何度も言っていますが格安SIMを契約する時にはSIMカードのサイズを選ばなければなりません。
基本的には使おうと思っている端末に対応したサイズを選べばいいのですが、まだどの端末にするかどの機種にするか悩んでいる場合であれば、nanoSIMを選んでおきましょう。
大きいSIMカードを小さくするのは大変ですが、小さいSIMカードを大きくするのは簡単だからです。またカットしないので、MVNOに返却する時の損害金も発生しません。
ですので、もし悩んでいる場合はnanoSIMを選んでください!
まとめ:最悪小さめ(主流のnano)で!
SIMカードは現在3種類の大きさがあり、各端末によって大きさが使い分けられています。そのため機種変更をする時に、SIMカードのサイズが違う場合が出てきまよね。
SIMカードのサイズを大きくする場合は、自分で行ってもさほど問題はありませんが、小さくする場合は自分で行うと失敗してしまう可能性が高くリスクが大きいでしょう!
この場合、MVNOにお願いすると事務費用などにより料金は高くなりますが、SIMカードを破損してしまうリスクがなくなります。(破損すればそれだけで損害金を払うハメに・・)
これらの事を考えると、契約時のSIMカードサイズをnanoSIMにしておく、そして万一サイズ変更(小さく)する場合は自分で行わずにMVNOにお願いするようにすると安心です。
そうしてください!では。
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