
IIJmioは株式会社インターネットイニシアティブジャパン(略称IIJ)によるMVNO(格安SIM)事業となります。
格安SIMによって個人の方にも一躍有名になりましたが、IIJmioは元々インターネットサービスプロバイダの会社として広く知られていました。
コチラは古くから運営されており、官公庁や法人を顧客に圧倒的なシェアを誇ります。
また日本初の商用インターネットサービスプロバイダ(ISP)を開始したISP事業者でもあるんですよ。
おすすめポイント
- 長年の実績と高い信頼性
- 申し込み不要の通話割引サービス
- 最安値ではないが低価格な料金
- 最大10枚のSIMで共有できるファミリーシェアプラン
注意点
- 解約手数料が高い
- 選べる容量(プラン)が少ない
11/14追記:こんにちは。良介です。
情報が大分古くなってきたので追記を行いにきました。どうぞ、よろしくです。まず、この記事を書いた当初はまだIIJmioを検証し切れておらず、レビュー記事が完成しておりませんでした。
しかし、11/14現在には「IIJmioを使ってみたので、通信速度などを徹底レビュー!」という記事があがっています。コチラは料金などの基本情報を詳しく載せていないので、使い心地等を知りたい方がご覧下さい。
また、もっと基本的なことを知りたい場合はこのまま読み進めましょう。では。
IIJmioの主な料金
月額基本料金
プラン名 | 容量 | 月額料金 |
---|---|---|
データ通信専用SIM(ミニマムスタートプラン) | 3GB | 900円 |
音声通話付きSIM(ミニマムスタートプラン) | 3GB | 1,600円 |
データ通信専用SIM(ライトスタートプラン) | 5GB | 1,520円 |
音声通話付きSIM(ライトスタートプラン) | 5GB | 2,220円 |
データ通信専用SIM(ファミリーシェアプラン) | 10GB | 2,560円 |
音声通話付きSIM(ファミリーシェアプラン) | 10GB | 3,260円 |
IIJmioのプランは全て定額プランとなり、3GBのミニマムスタートプラン、5GBのライトスタートプラン、10GBのファミリーシェアプランの3種類のみです。
そして、ファミリーシェアプランは新規契約時に最大で3枚のSIMカードを発行でき、プランの容量を共有することができます。
新規契約時以外も、後から最大で合計10枚までSIMカードを追加できますが、その場合は1枚につき2,000円の手数料と、4枚目以降のSIMカードは1枚につき月額400円の利用料が発生するため注意が必要です。
また、SIMカードを追加しても合計容量が増えないので、SIMカードが増えれば増えるほど個々に使用できる容量は当然少なくなりますよ。
ファミリーシェアプランは2,560円の月額料金に、SMS機能付きSIM1枚につき140円、音声通話機能付きSIM1枚につき700円となります。
そして各機能は1枚ごとに追加料金が掛かり、その合計が月々のお支払い料金です。
例えばね・・。
ファミリーシェアプランで新規契約時にSIMカードを3枚、後からSIMカードを3枚追加した場合で考えよう!
構成:データ専用SIMを2枚、SMS機能付きSIMを1枚音声通話機能付きSIMを3枚
- 2,560円(ファミリーシェアプラン月額料金)
- SMS機能付きSIM1枚:140円
- 音声通話機能付きSIM3枚:700円×3
- 4枚目以降の追加SIMカード利用料:400円×3
この場合の月々の料金は6,000円となります。
▶︎▶︎参考記事:IIJmio高速モバイル/D 音声通話機能付きSIM ファミリーシェアプラン
通話料金
通常通話料
プラン名 | 通話料 |
---|---|
全プラン共通 | 20円/30秒 |
ファミリー通話割引適用時 | 16円/30秒 |
みおふぉんダイアル
サービス名 | 月額料金 | 通話料 |
---|---|---|
みおふぉんダイアル | 0円 | 10円/30秒 |
みおふぉんダイアル+ファミリー通話割引 | 0円 | 8円/30秒 |
通話料は他の格安SIMと変わらない料金ですが、「みおふぉんダイアル」というアプリを利用して通話した際に料金が割引されるというサービスがあります。
またファミリー通話割引というものもあり、同一名義で複数契約しているSIMがある場合に、そのSIM同士での通話が20%引きとなります。
「みおふぉんダイアル」は音声通話付きSIMを契約しているユーザーであれば、別途申し込みの必要なく利用可能できる割引です。
コチラは月額料金が一切かからず、「みおふぉんダイアルアプリ」経由で通話を開始するだけで通話料が半額となるので、上手く利用したいところです。
さらに、これらのファミリー通話割引と「みおふぉんダイアル」の併用も可能で、その場合は30秒で8円と非常に安い価格で通話が可能となります。
最低利用期間(←注意が必要)
最低利用期間・解約手数料
プラン名 | 最低利用期間 | 解約手数料 |
---|---|---|
全プラン共通(データ専用SIM) | なし | 0円 |
全プラン共通(音声通話付きSIM) | あり(12ヶ月) | 12,000円~0円 利用1ヶ月ごとに-1,000円 |
データ専用SIMは解約手数料はかかりませんが、音声通話付きSIMの場合は解約手数料が12,000円かかり、1ヶ月利用するごとに1,000円安くなっていきます。実質的に12ヶ月の最低利用期間がある状態です。
解約手数料が非常に高額なため、音声通話付きSIMを利用する場合は最低でも半年程度の継続利用が目安となるでしょう。
まとめ:複数人での使用・大容量を求める方に!
IIJmioは今までの経営実績、サービス提供のノウハウから信頼できるMVNO事業者の一つです。速度は決して他社に比べて優れているわけではありませんが、安定した通信速度で提供されています。
しかし、IIJmioは人気の格安SIMなため、朝や昼夜の混雑時には他の格安SIMと同じく速度の大幅な低下が見られます。
IIJmioの場合は設備増強を繰り返し行っていますが、さらなるユーザーの増加もあるため、速度が回復しては落ちてという状況が繰り返されています。
とはいえ、一部の格安SIMのように一切通信ができなくなるほど速度が落ちることはありませんので、その面では混雑時も安定したサービス提供がされている格安SIMの一つです。
また、業界内でまだまだ数の少ない、複数のSIMで容量を分け合える機能の付いたファミリーシェアプランも魅力の一つです。
通話も専用のアプリこそ必要ですが、わざわざ申し込みをしなくても、月額料金なしでいつでも使用可能な通話割引サービスがありますので、他の格安SIMに比べてお得に利用することができます。
料金は業界最安値とまではいきませんが、比較的低価格の料金設定となっています。安定した通信品質と低価格の両方の条件を満たしたバランスのよい格安SIMです。
デメリットもあるから申込みに見てね
選択できるプランが3GB、5GB、10GBの3プランしかないため、選択肢が少なく、月に1GB程度しか利用しないユーザーには価格的にはあまり魅力がありません。
解約手数料も非常に高いため、音声通話付きSIMを契約する場合は気軽にMNP転出や解約できないことを念頭に置いておく必要があります。
IIJmioが登場した当初はあまり格安SIMも多くなく、その中でも非常に低価格で魅力的な格安SIMでした。最近ではIIJmioよりも安い格安SIMは珍しくなく、プランの容量が細かく設定されている場合も多いです。
最安値を求める方にはあまりおすすめできませんが、価格と品質のバランスを求める方にはおすすめの格安SIMです。
スマホを使っていない方はサプライサービスもあり?
格安SIMは今現在、スマホを普段使わない人にも広がりつつあります。というか本来であればそういった人にこそおすすめなのが格安SIMです。
あまり使用していないのに大手キャリアから多大な金額を取られ続けるのはどうかと思うでしょう。つまりそういった人にこそ上手に利用して節約してほしいのです。
ただそういった人の場合、あまりIT関連に詳しくなくガラケーからいきなりスマホ。それも格安SIMに乗り換える!という人も多くいるでしょう。
若干ハードルが高いようですが、その数はどんどん増えるでしょうし、実はそこまで難しいことではないということも認識されていくはずです。
そしてそんな人におすすめなのがIIJmioのサプライサービスです。『サプライズサービス』ではなく『サプライサービス』ですからね!笑
このサプライサービスは格安SIMやスマホ初心者の方のために作られたサービスで格安スマホと格安SIM(IIJmio)を同時に契約できちゃう!といったものです。
格安SIMって大手キャリアと違って基本的にネットワーク設定などを自分でしないといけないですし、simフリー端末だとなおさら設定が面倒くさいです。
そういった点から格安SIMに乗り換えることをためらっていた・・という方はぜひともIIJmioのサプライサービスを活用してみてください。
スマホの種類も豊富で、最近人気の格安SIM『ハーウェイ』を揃えているなど初心者向けのサービスといっても一切の妥協を許していません。
▶︎▶︎参考記事:格安スマホ『ハーウェイ』ってどういうの?優子のおすすめを紹介
料金もスマホ端末とセットで月額2980円〜と、大手キャリア(だいたい月8000円くらい)と比べると大幅に安くなりますよ。この機会にどうぞ!
迷っている方はプリペイドSIMからでもOK
最後に、これでもまだまだ信用ならん!と思っている方はプリペイドSIMからご利用してみてはいかがでしょうか。プリペイドSIMとはある期間をお試し感覚でSIMを使えるというものです。
ちなみにmineoなどの他のSIMにもあるもの(全部の格安SIMにあるわけではない)なので、比較してみたい!実際にネットに繋がるのかやってみたいという方におすすめです。
料金は3ヵ月丸々使えて3791円となります。ただ使えるデータ通信容量は2GBなので、実際にコレを使い続けることは普通に考えて厳しいです。なのでお試しでね、やってみてください。
▶︎▶︎参考記事:2GBってどれくらい?一体何に何GB使っているの?
▶︎▶︎参考記事:IIJmio データ通信専用SIM 3GB 900円
11/14追記:DMM mobileとも比べてみました
冒頭で登場した11/14の良介です。どうも。
もう少しだけ追記させてください。先ほどIIJmioのレビュー記事を追加で紹介させていただきましたが、同系列で業界最安値クラスであるDMM mobileとの比較レビュー記事も、そう言えば先日アップしていましたww
スッカリ忘れていたのですが、割りかしこの2つの格安SIMを比較する方が多かったことから、実際に通信速度や料金を試してみたのです。なので良かったらご覧下さい!どうぞ。
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