
『格安SIM』という言葉を最近よく聞くようになりましたが、格安って言うけれど一体どれくらいなのか。本当に安いのか等の疑問を持つ方は多いでしょう。
今日はその格安SIMの一般的な基礎知識に加え、その格安SIM(MVNO)の中の一つ。ぷららモバイルLTEについてご紹介させていただきます。
ではまず格安SIMの特徴ですが・・。
格安SIMは大手携帯キャリアの料金体系に比べ、非常に安い(約8000円程変わる)のが特徴であり、そうであって品質に問題があるわけではありません。
大手キャリアの回線をそのまま借りているところがほとんどなので通信安定性が悪いといったことはないのです。詳しくは下記記事にて格安SIMの詳細をご覧下さい。
▶︎▶︎参考記事:格安SIMって何?大手キャリア(au/softbank/docomo)は古いのか
ちなみに格安SIMは『MNP(乗り換え)』にも対応していますので、現在お使いの電話番号をそのまま利用できます。電話(通話)が使えるということですね。
※MNP・・・モバイル・ナンバー・ポータビリティの略。携帯電話番号を変えずに、他キャリアへ乗り換える事
しかし格安SIMの弱点として、広く一般的に通話料金が高いです。
今回お話する『ぷららモバイルLTE』も例外ではなく通話定額プランがありません。なので通話料金が通常通り30秒20円かかり、通話が多い人には向いていないことが分かります。
しかし格安SIMの全てが通話に適していないワケではなく、例えば、『BIGLOBE SIM』なんかは通話料を抑えることができる工夫がなされているので、ぜひとも参考にしてください。
▶︎▶︎参考記事:通話が多い人に適した格安SIM『BIGLOBE SIM』をチェック
また、その他の格安SIMにおいても通話対策がどのように行われているのかを比較した記事がありますので、よく通話をするという方は下記をご覧下さい。
▶︎▶︎参考記事:格安SIMでも通話がお得?各格安SIMの通話系オプションを比較してみた
ぷららモバイルLTEについて
ぷららモバイルLTEは、NTTぷららが提供している格安SIMサービスです。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、NTTぷららはインターネットサービスプロバイダーになります。
このNTTぷららが格安SIMのサービスとして、ぷららモバイルLTEを提供しています。NTTコミュニケーションのグループ会社と言う事で、信頼性も高いです。
ぷららモバイルLTEの料金体系
では料金が安いと言われますが、どのくらい安いのか料金体系を見てみます。格安SIMのSIMカードは2種類あり、一つはデータ通信のみのSIMカード、もう一つは音声通話とデータ通信が出来るSIMカード。
データ通信量 | 最大通信速度 | 月額利用料金 | |
---|---|---|---|
定額無制限プラン(データ) | 制限なし | 3Mbps | 2980円 |
定額無制限プラン(音声) | 制限なし | 3Mbps | 3760円 |
定額7GBプラン(データ) | 7GB | 150Mbps | 2036円 |
定額7GBプラン(音声) | 7GB | 150Mbps | 2792円 |
定額ライトプラン(データ) | 110MB(一日あたり) | 150Mbps | 972円 |
定額ライトプラン(音声) | 110MB(一日あたり) | 150Mbps | 1728円 |
二段階定額プラン | 110MB(一日あたり) | 150Mbps | 390~2250円 30.5MBまで390円 30.5MB以上2250円 |
基本料金以外に掛かる費用
- SMS機能 162円/月
- 手数料一般
- 開通手数料:3,240円(SIMカード発行費用を含みます)
- SIMカード再発行費用:3,240円
- 最低利用期間(データ通信専用SIM) 解約手数料は設定なし(解約月は日割り適用なし)
- 最低利用料金(音声通話機能付きSIM) 6ヵ月以内に解約で8000円
上記の通り、データ通信専用SIMの場合は解約料を取られませんが、音声通話機能付きSIMの場合には8000円の手数料が取られるのでご注意ください。
またご利用開始月の翌月を1ヶ月目とし、解約月は、月額利用料全額が掛かります。
料金プランに特典が!
各料金プランには特典が付いてきます。例えば、ひかりTV エントリープランやネットバリアベーシックが無料で利用できちゃいます。(どういったものか?それは下記でご確認ください)
料金体系を見る限り、通話以外に関してはかなり安いプランになっています。大手キャリアの利用料金と比べるとその差は歴然としていますよね。
但し、定額無制限のプラン(3Mbps)は、通信速度が大きく抑えられてしまっているので、動画や音楽の視聴をしたりする方にはオススメ出来ません。
▶︎▶︎参考記事:快適にスマホが使える通信速度ってどれくらい?
現在ご利用中の端末の毎月の通信量や普段どのような事を端末を使ってやっているのかを確認し、料金プランに照らし合わせて、最適なプランを選ぶ事をおすすめします。
ぷららモバイルLTEは通話を多くする方にはおすすめできませんが、インターネット通信がメインの方には大手キャリアよりはおすすめできますよ。
また最低利用期間の縛りが、大手携帯キャリアよりかなり緩くなっているものいいですね。データ通信のみのSIMカードは縛りがありません。
通話機能付きでも6ヶ月となっています。
ぷららモバイルLTEを利用する上での注意点
端末がぷららモバイルLTEに対応しているか?
ぷららモバイルLTEのプランを契約しようとした時に自分が持っている端末が利用出来るのかを確認する必要があります。全ての端末が対応している訳ではありませんので注意して下さい。
対応端末に関しては、ぷららモバイルLTEのホームページで確認出来ます。
携帯キャリアメールは使えなくなる
格安SIMに変更すると、携帯キャリアのメールアドレス、メールソフトは使えなくなります。([email protected]等)この為、GmailやHotmail等のフリーメールを別途取得する必要があるのです。
*SMS(電話番号を利用したメッセージ)は使える*
なので携帯キャリアメールをどうしても使いたいという方は、残念ながら、格安SIMへの切り替えには向いていません。(各MVNOでキャリアアドレスが用意されていることはある)
私的にはLINEなどのアプリでのメッセージに加えて、フリーメール(Gmailなど)の使用で十分、いやキャリアメール以上の便利さだと思いますよ。
11/21追記:半年くらい前の記事で情報が古くなってしまっているので追記です。どうも、明美っす♡
さて、携帯キャリアメールが使えなくなる・・と書かれています(というか、私が書いた)が、そもそもコチラはぷららモバイルだから!ということではなく格安SIM全般に言えることです。
なんか誤解させるような表現をしてごめんなさいね。
んで、そんなキャリアメールを使いたい人にはおすすめできない格安SIMですが、2016年11月21日現在においては少しばかり状況が変わってきました。
というのも、キャリアメールに対応した格安SIMが登場したのです。
上記の2つです。両方とも良い点・悪い点があるのですが、キャリアメールを使いたいし、料金も今より下げたいんだ!という方にはぜひとも検討してみてほしいです。
私的にはUQmobileがおすすめです!プラン数が少ないという弱点があるものの、SIMの生命線である”通信”は最強クラス。また、料金も最安クラスですよ。
各MVNO(格安SIM)と比べて
ここまでは大まかに格安SIMとしてのメリット・デメリットをぷららモバイルLTEに照らし合わせて紹介してきました。ここからは人気格安SIM(mineoなど)と具体的に比べてみます。
まず料金体系やプランですが、ハッキリ言っておすすめできません。理由は複数あるプランにどれも需要がない点です。
まずデータ通信専用・音声機能付きともに無制限または7GBと、そんなにデータ容量要らないでしょ!と思えるような数値です。(一般的に個人でスマホを使う場合)
そして1日110MBの定額ライトプラン(1728円)や二段階定額プラン(390〜2250円)は、月換算で約3.3GBとだいたい小ヘビーユーザー並のデータ容量ですが、これも分かりにくい・・。
なぜ1日で何GB!と決めてしまうのかという点が納得いきません。笑
これだったら1ヵ月で3.3GBと決めてほしいですね。そうじゃないと、特別今日だけ動画を見よう!といった数日だけの贅沢ができないですし、その月でデータ使い切るといったことが不可能です。
これだったらmineo(3GB=1600円)や楽天モバイル(3.1GB=1600円)の方が圧倒的に得と言えます。
▶︎▶︎参考記事:楽天モバイルの詳細をチェック!
次に通信速度ですが、とりあえず最大3Mbpsの定額無制限プランは比較対象がいないのでやめておきましょう。(口コミをそのまま信じるのはどうかと思いますが”悪い”です)
そして、その他プランの最大通信速度は150Mbpsです。これは決して遅いとは言いませんが、他のMVNO(格安SIM)と比べると若干遅いでしょう。
楽天モバイルは最大225Mbpsですし、顧客満足度NO.1のmineoは公式発表こそされていないものの、体感速度が相当速いです。(私がmienoを使っています)
▶︎▶︎参考記事:今だけ限定!3ヵ月割引のmineoの詳細チェック
それに比べてぷららモバイルLTEの体感速度の悪評は有名です。そういった悪評をそのまま信じるつもりはないですが、少しばかり気になるものですよ・・。
今度、実際に契約するので体感速度に関してはお待ちください。
まとめ:大手キャリアよりは”マシ”ですが・・
ぷららモバイルLTEは大手携帯キャリアの利用料金に比べ、低価格で提供されていることが分かりました。また通話料金は掛かるものの音声機能付きSIMがあるので通話は可能です。
通信速度はプランによって違いはありますが、極端に遅いということはありません。(体感速度を後日紹介します)
しかし各MVNO(格安SIM)と比べると、そこまで魅力的なサービスに思えないのも事実です。最後、どのMVNO(格安SIM)に決めるのは皆様なのでじっくり吟味して決めましょう。
11/21追記:ぷららモバイルのレビューがまだでした。すまぬ
記事の公開から既に半年近く経過しているので、いい加減レビュー記事を書けよ!という話です。すんません。
来月の12月の後半までには何とか。つまり、今年中には何とか。レビュー記事を完成させますので、今しばらくお待ちください。ただ、これはあくまで噂ですが・・期待しないでね?♡
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