
ASUSが販売しているスマホ、Zenfoneシリーズ。日本においても、2015年に発売されたZenfone 2以降、様々なMVNOで販売されています。
格安スマホといえばZenfoneシリーズというイメージがある、という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、そんなZenfoneシリーズの中でも、最も価格が安いのがZenfone Goです。
楽天モバイルのセール時には、税抜価格が1万円を切った状態で販売されていました。そして私も、楽天モバイルのセールを利用してZenfone Goを購入しました。
▶︎▶︎参考記事:楽天モバイルはお得!?料金内容などをチェック!
Zenfoneシリーズとはいえ、ここまで値下がりするような端末ですと、動作が重かったりなにか不具合があったりということがあるのではないかと、ちょっと心配になってしまいますよね。
そこで、実際にしばらく使用してみたレビューをお届けしたいと思います。購入を検討している方は、この記事を読んで、Zenfone Goについて知っていただければ幸いです。
Zenfone Goを開封!
こちらがZenfone Goのパッケージです。ちなみに私は、スカイブルーを購入しました。
パッケージは、矢印を引っ張ることで開封できます。
本体以外の付属品は、こちらになります。
- USBケーブル
- イヤホン
- ACアダプター
- 説明書
シンプルな同梱物ではありますが、ACアダプターやUSBケーブルは、付いていた方がなにかと安心ですよね。
Zenfone Goは格安スマホデビュー向けの端末となっていますので、まだスマホを持っていないという人にもおすすめできるスペックです。
スマホの利用のために必須の同梱物が揃っているため、格安スマホを始めたい人は他に何も買う必要はありません。
さて、こちらがZenfone Go本体です。Zenfoneシリーズを購入したことがあるという方は、とくに違いがわからないかもしれません。
Zenfone 2と外見上はほとんど変わりありませんし、性能についてもZenfone 2の下位モデルと比較すれば、CPU以外はあまり変わりありません。
Zenfone Goの外見上の特徴はZenfoneシリーズと同じようなことが挙げられます。
- ナビゲーションバーが画面の下にあり、刻印で位置が示されている
- 画面サイズは5.5インチで、大きめ
- 本体裏側にボリュームキーがあり、電源は本体の上部に存在
こちらが本体の裏面です。カメラの真下には、ボリュームキーがあります。このボタンを押すことで、音量を調節することができるのです。
多くのスマホの場合は、本体の側面にボリュームボタンがありますよね。そのため、好みは分かれるかもしれません。
スマホを持ち替えずに音量を調節できるという点では素晴らしいですが、私の場合は、間違えてカメラに触ってしまうことがよくあります。
そのため、正直なところ側面に配置してある普通のスマホの方が、使いやすいと感じました。
本体裏面の下部には、「Zenfone」の刻印があり、その下にスピーカーがあります。
スピーカーが本体裏面にある関係上、表面にあるXperia等のスマホと比べると音は若干聞き取りづらいと感じました。しかし、特に音質が悪いわけではないので、必要十分であるとも考えられます。
こちらが本体上部です。
真ん中の銀色のボタンが電源ボタン、その横の丸い穴はイヤホン端子となっています。電源は特に押しづらいということはありません。
最近のスマホは本体側面に電源がある場合が多いので、上部にあるのはどうなの?と感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、特に私が使った限りでは支障はありません。
スマホの電源ボタンを日常において触る機会は、ロックを解除するときかロックしてポケットやカバンに入れるときですよね。
Zenfone Goの場合、画面のロック解除は画面を2回タップすることで行えます。そのため、電源ボタンはスマホをしまう際にしか触ることがありません。
つまり、どのみちスマホを手から放すタイミングでしか触りません。そして真ん中にボタンがあるため押し間違えるということはありませんので、むしろこの点については使いやすいと感じました。
こちらは、本体下部です。
microUSB端子があるのみで、シンプルにまとまっていますね。
実際にZenfone Goを使ってみての感想
プリインストールアプリの数が多すぎる!
Zenfone Goを起動してホーム画面が表示されたとき、驚いたのは楽天関連のアプリの数です。
どうやら、楽天モバイルで販売されているZenfone Goは特殊な仕様となっているようで、あらかじめ大量の楽天製アプリがインストール済みとなっていました。
すぐにほとんど全てアンインストールしてしまったため画像は残っていませんが、楽天モバイルで購入する際はこの点に注意が必要ですね。
そして、Zenfone Goにおいて驚かされたポイントはもう一点あります。
Zenfone GoにはASUS製のプリインストールアプリもたくさん入っているのです。メリットとしては、アプリを特に追加しなくてもある程度のことはできるということが挙げられます。
始めてスマホデビューしたので、アプリのインストールの仕方は数日後に来る息子に聞かないとわからないというお年寄りの方でも、ある程度は利用できるということです。
また、変換ソフトのATOKが利用できるという点も見逃せません。普通に購入すれば、このアプリは1500円程度です。
デメリットとしては、アプリが多すぎて端末のストレージ容量が圧迫されていること、そしてASUS製アプリについてはアンインストールできないということが挙げられます。
例えば天気アプリについては、Yahoo!の天気アプリを利用したいということがあるかもしれません。もちろんインストール可能ですが、始めから入っている「天候」アプリはアンインストール不可能です。
ちなみに、「天候」アプリは50MBです。
インストール済みアプリは消せないうえに容量が大きなものが多いため、ストレージ容量16GBのZenfone Goにおいては、アプリを追加できる量が大幅に減ってしまいますので、そこそこ困ります。
テーマアプリはなかなか良い!
こちらの画像は、「テーマ」アプリを開いた画面のスクリーンショットです。Zenfone Goでは、テーマを変更することでアイコンや壁紙、ロック画面を変化させることができます。
テーマには無料のものと有料のものがありますが、無料でも十分たくさんの種類の中から選べます。気分を変えたいとき、テーマを変更すると楽しいですよ。
画面上から引き出せるコントロールセンターは、見やすく多機能!
画面の上から指をスライドさせると、コントロールセンターが表示されます。
画面サイズが大きいこともあってかアイコンは大きめで、マークが記載されているため、どれがどういった機能なのかがわかりやすいです。基本的な設定は全てここから行うことができます。
APN設定などは、画面右上の歯車マークから行うことができました。
実際に利用してみて感じたこと
Zenfone Goはメモリ2GBという並程度の端末ということになっています。ネット上ではよく「コストパフォーマンスが良い」ということが言われていますが、確かにその通りです。
「なんでこれが定価たった2万円なの?」と、利用してみると思ってしまうのではないでしょうか。外装についてはZenfone 2と全くといっていいほど変わりないため、高級感があります。
そして中身についても、動作にもたつきを感じた場面は一切ありませんでした。動作が軽快ということで知られているiPhoneにも、まったく引けを取っていません。
格安SIMユーザーとしては、2枚までSIMカードを入れておけるという点も魅力的に感じられましたね。
例えば片側に低速回線使い放題の「ロケットモバイル 神プラン」、もう片側には0SIMを入れて、切り替えながら安価にスマホを運用することができます。
この構成だと、月額料金は最低298円のみで、500MBまでの高速通信と使い放題の低速回線が利用できますよ。
Zenfone Goはどういった人におすすめ?
Zenfone Goは、次のような人におすすめの格安スマホです。
- 初めてスマホを購入する
- 画面の大きいスマホを、安い価格で入手したい
- ゲームはあまり遊ばない
一通り付属品が揃っているため、これさえあれば始められるということで、初めてスマホを購入する方にはZenfone Goがおすすめです。
USBケーブルとACアダプターが付属しているという点は、100円ショップでそれぞれ購入してしまえば済む話ではありますが、それでも魅力的ではないでしょうか。
USBケーブルには種類がたくさんありますので、まだスマホを触ったことがないという場合はどれを購入すればいいのかよくわからないかもしれませんよね。
Zenfone Goを購入すれば全て付属していますので、どういった形かがわかります。
Zenfone Goは5.5インチですので、スマホとしてはかなりの大型サイズです。
画面の大きいスマホは価格が高くなりがちですが、Zenfone Goは定価でも2万円程度と安価であるため、気軽に購入できます。解像度もHDですので、きれいな映像で動画を楽しめますね。
ストレージ容量が圧迫されていますし、CPUはあまり高性能なものを積んでいるわけではないZenfone Go。そのため、大容量であったりスペックが要求されたりするタイプのゲームを遊ぶことは難しいという事実があります。
とにかくゲームで遊びたい!という場合は、他のスマホを選びましょう。Zenfoneシリーズならば、Zenfone 2がおすすめです。
まとめ:予想を覆し、使えるスマホだった
廉価モデルとはいえ人気スマホのZenfoneということもあり、ある程度はしっかり動くのではないかと思っていましたが、実際に利用してみると予想以上に快適に利用できる端末であると感じました。
私は約3万円のスマホであるarrows M02や、およそ6万円のiPhone SEも持っているのですが、特にそれらに動作で劣ると感じた場面はありませんでした。
安かろう悪かろうということはけっしてないZenfone Go。購入を検討していた方は、ぜひ実際に購入してみることをおすすめします。
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