
インターリンクLTEの格安SIMは、まだまだ知名度が低いので聞いた事がない・・・と言う人も多いでしょう。
インターリンクLTE SIMは、NTTドコモの回線を利用したMVNOですので、使用できる端末はドコモ回線に対応したスマホとなります。
今現在、ドコモのスマホを使っている人であれば、そのまま乗り換える事が出来るので楽チンですよ。
そしてインターリンクLTEの最大の特徴は、何といっても固定IPアドレスが付いてくる点です。
詳しい事は後ほどお話しますが、固定IPアドレスが付いてくる格安SIMはほとんど無いので、必要な人には重宝する格安SIMとなりますよ。
インターリンクLTE SIMの料金プランやその他にかかる料金
まず料金プランですが、5つのプランがあります。
- SMS機能付きSIM・・・月額140円の追加で変更可能
- 初期費用・・・3000円
- プラン変更事務手数料・・・1500円(ただし変更は月に1回まで)
- SIMカード再発行、サイズ変更手数料・・・1回につき3000円
- 24時間速度制限解除クーポン・・・1枚500円(1か月の購入上限はありません)
基本の主な料金はこのようになります。
料金プランの128Kbpsで使い放題と言うのは、金額は安いですがその代わり通信速度が他のプランより遅くなります。(これは大分遅いよ!)
通信速度128KbpsというのはLINEやメールのやりとり、Twitterの更新、閲覧くらい(画像はダメ)であれば、まぁできなくもないですが、webサイトの閲覧や動画の視聴となると時間が掛かります。
常にWi-Fi環境が整っているのであれば、料金も安いので良いのですが、外出先などで使うという場合はあまりおすすめできません。
また、128Kbpsで使い放題プラン以外のプランには通信制限が設けられています。月に決められた通信量を超えるとそれ以降は200Kbpsに制限されてしまうのです。
また直近3日間の通信料が一定量を超えると、次の日の1:00~25:00までは200Kbpsに制限されます。
その基準とは・・。
- 1GB/3GB→366MB使うと×
- 7GB→1.2GB使うと×
- 10GB→1.5GB使うと×
となっています。
3日間でこれらのデータ量を消費してしまうと、一時的に通信速度制限が掛かってしまいますので気を付けましょう。
では、次はインターリンクLTE SIMが行っているサービスを詳しく見ていきます。
初期費用がタダ(0円)になる場合がある!?
インターリンクLTEの格安SIMを初めて契約する場合、通常、初期費用が3000円発生します。
しかしこの初期費用がタダになる場合があると言うのです。
それはどのような場合かというと、インターリンクを10年以上契約している場合です。
対象となるのは以下のサービスとなります。
【インターネット接続サービス】
- ZOOT NEXT for フレッツ光
- ZOOT NEXT for フレッツADSL
- ZOOT NEXT for フレッツISDN
- ZOOT for フレッツ光
- ZOOT for フレッツADSL
- ZOOT for フレッツISDN
- MOOTサービス
- よくばりメール
- モバイルアクセス
- ダイヤルアップクラシック
- インターリンクLTE SIM
【VPN接続サービス】
- マイIP・マイIPソフトイーサ版
- セカイVPN
- グループ専用VPNサーバー
【DNSサービス】
- おまかせDNS
- インスタントDNS
【レンタルサーバーサービス】
- えらべるメール&Web
- マイサーバー1000
- マイドメイン1000
- ハウジング
【ドメイン取得サービス】
- ゴンベエドメイン
- ドメイン転送
【有料アプリケーションサービス】
- Answer Station
- 走れメロス 遺言メールサービス
インターリンクLTE SIMを新たに契約しようとお考えの方は、上記サービスの契約の有無と契約していた場合は、契約年数を調べてみましょう。
もしかしたら初期費用がタダになるかもしれませんよ!
インターリンクLTE SIMの最大の特徴!固定IPアドレス
冒頭でもお話ししたように、インターリンクLTEの格安SIMを契約すると、SIMカード1枚につき固定IPアドレスが1つサービスで付いてきます。
そもそも固定IPアドレスって何?という方もいらっしゃると思うので、軽く説明しておきますね。
通常、スマホやパソコンなどでダイヤルアップ接続をする時は、その時に使用出来るアドレスを、その都度、自動的に割り当てられるようになっています。
しかし固定IPアドレスを持っていることで、毎回、同じアドレスによって接続する事が出来ちゃうのです。
え?まだ難しいって・・??
これで何が変わるのかと言うとね。外出先の他の機器からでもそのIPアドレスを使って接続することができるので、自分のパソコンやスマホに接続できるようになります。
例えば、家のパソコンで作成したデータを会社のパソコンで見る事ができ、プレゼンの時なんかに役立ちますよね。
つまり、USBなどのデータ保存機器が無くても大丈夫ですし、保存し忘れやデータが消えてしまった等という心配もなくなります。
また仕事で使う場合は、社内ネットワークやサーバーへのセキュリティ面でも安心です。
とは言っても、このような機能は仕事で使う事が多く、実際のところ一般的な個人使用のスマホにはあまり必要ありません。
固定IPアドレスが必要ないとなると、他の格安スマホより料金は高くなるので違う格安SIMにしときましょう。
高速データ通信のON/OFF切り替えが自分で出来る
インターリンクLTE SIMでは自分で高速データ通信のON/OFFを切り替えが出来るのも特徴ですね。
高速データ通信が必要のない時はOFFにして、必要になればONにすることで、データ通信量の節約に繋がります。
行い方は簡単で、『インターリンクマイメニュー』にログインして切り替えが可能です。
ただし128Kbpsで使い放題プランは、高速データ通信が設けられていないのでON/OFFの切り替えは対応していません。まぁ当たり前ですね。
注意して!音声通話機能付きプランはありません
料金プラン表を見ていただいてもわかるように、インターリンクLTE SIMには音声通話機能付きプランがありません。基本的にスマホを持っている人は、電話を掛けることがあると思います。
もちろんLINEなどのアプリを使えば電話を掛けることが出来ますが、通常の電話機能で掛けたくても掛けられないのです。電話の機能が無くなると困ると言う方は、こちらのSIMは使わない方が良いでしょう。
なので、どちらかと言うと「サブ端末にSIMを入れたい!」といった場合に使えるSIMだと思ってください。さすがにメインでコレを使うのはねぇ・・。
まとめ:固定IPアドレスは面白い
1枚のSIMカードにつき、1つの固定IPアドレスが付いてくるというインターリンクLTE SIM。
個人で通常用途でスマホを持つ目的であれば、固定IPアドレスはほとんど必要ありませんし、音声通話機能付きプランもないので、おすすめは出来ません。
固定IPアドレスがいらないのであれば、このSIMはただのデータ通信専用のSIMという扱いになっちゃいますしww 他の格安SIMに比べると料金も高いので、やめときましょう。
ただね、今のところ固定IPアドレスが付いてくる格安SIMは、この『インターリンクLTE SIM』だけなんです!その点はすっごく魅力的だと個人的に思いますね。
法人で契約したいという方など、どうですか?以上です。
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