
毎月のように新製品が登場しているSIMフリースマホ。
こんなにも新製品が登場すれば、一体どれを買うのが正解なのか分からなくなってしまいますよね。
そんなお悩みの人におすすめしたいのが、今回紹介する『arrows M03』です。
日本で販売されているSIMフリースマホには海外製の機種が多いですが、このarrows M03は日本製のスマホ。「どうせなら日本製が良い!」って方も多いことでしょう。
おサイフケータイや防水防塵、ワンセグ等に対応しているので、キャリアスマホから乗り換える場合もスムーズに移行できますよ。
▶︎▶︎参考記事:前々機種「arrows M01」もレビューしているので良ければご覧下さい
さて、こんな機能満載に見えるスマホですが、実際使ってみた時にどうなのか。正直不安になりますよね?
キャリアスマホに比べて著しく性能が悪く使いづらかったら、購入したくないものです。
そこで今回は、実際にarrows M03を購入してしばらく使ってみました。
mineoで販売されているグリーンモデルをSIMカードとセット購入しています。グリーンモデルはどんな感じなのかも含め、実際に使ってみてどうだったか気になる方はご覧ください。
(SIM単体契約よりも端末とセット購入の方がお得!初心者にピッタリなんですよ)
mineoでの申込みから、自宅への到着まで
申込みの流れは簡単だった
mineoの公式サイトから、申し込みを行いました。
↓↓↓
mineoの申込画面は非常に見やすくまとまって見えます。
格安SIMへの乗り換えが初めての人も、迷うことはないはずです。
初期状態だと端末安心保証にチェックが入っていますが、今回は保証を申し込まずに購入しました。
契約完了から自宅に届くまでは正直長い!
10月28日に申し込みを行い、出荷完了が11月2日、自宅に届いたのは11月3日でした。
審査完了のメールが来たらあとは勝手に送られてくるとネットに記載されていたのですが、今は違うようです。(←ここ注意ポイントだよ!)
2016年現在だと、mineoでSIMカードと端末をセット購入した場合は出荷時にメールが送られてきます。
ちなみに、メールには伝票番号も記載されています。
なお電話で問い合わせた時に聞いたのですが、SIMカード単品だと普通郵便で配送されるとのこと。SIMカードのみの契約だとポスト投函なので、気をつけてください。
mineoの端末とSIMカードのセットは、クロネコヤマトで配送されました。少し前まではゆうパックでの発送だったようなのですが、今は違うようです。
mineoから届いたSIMとスマホ
なんらかの事故があったとのことで、外箱が凹んでしまった状態で送られてきましたが、中身は無事でした。(事故って・・それどうなんだ?笑)
梱包はかなりシンプルで、プチプチなどは使われていません。
幸いスマホはしっかり動きましたが、今回以上に大きく箱が破損していたら壊れていたことでしょう。
なので、ちょっとこの梱包は良くないように思えます。
ご利用ガイドと保証サービスに関する解説の書類、そしてSIMカードがそのまま入っていて、その下にスマホ本体があります。
ご利用ガイドが付いているのは、格安スマホ初心者にとってスゴくありがたいことですよね。
手続きは簡単だけど、配送関連はちょっと微妙なところがあった
荷物到着までの感想ですが、土日を挟んことを考慮しても、届くまで時間が長いと思いました。
今回はデータ通信専用SIMを契約したので、2~3日位で届いてくれれば嬉しかったです。また梱包はシンプルで、コストダウンが見られますね。(事故はmineoさんは関係ない)
他の格安SIM全般はSIMカード1枚でもガッチリ梱包しているので、mineoスマホとセットでの発送における梱包はイマイチに感じました。すまぬ。
arrows M03の本体レビュー
外装は安っぽさがなく、キャリアと遜色ない
arrows M03のグリーンモデルはmineo限定色です。mineoでのセット購入以外に入手方法がありません。
グリーンという名前ですが、見たところほぼ青ですね。笑 Xperia Z3 Compactの同色に近い色合いです。高級感があり、キャリアのスマホと比べても違和感がありません。
縁はメタル製になっており少しひんやりします。
手に触れる部分が金属だと、高いものを扱っている感じがして嬉しいですよね。うん、見た目的には悪くないです!
裏面はつるつるですが、一昔前のXperiaなどと比べれば滑りづらい素材です。
前機種であるarrows M02との違いとして、microUSB端子がキャップレスの防水になったことが挙げられます。
arrows M02はキャップがあった代わりに、置くだけで充電ができるクレードルが付属していました。しかしM03はキャップレスとなって、クレードルが無くなったのです。
まぁ、どちらとも使いやすいので、ここはお好みになると思います。
本体の上部にはアンテナが内蔵されており、ワンセグを見ることができます。
以前レビューした507SHはアンテナをイヤホンジャックに挿す別パーツだったので、arrows M03のように内蔵アンテナは非常に便利に感じますね。
本体自体の満足度はとても高い!
買ってよかった!と思わされるデザインです。グリーンの色合いも綺麗ですし、これは大満足ですね。
デザインについては人によって好き嫌いあるものですが、店頭で手にとってこれは良い!と思う人は結構多いと思いますよ。私的にはドンピシャでした。
UQ mobileやイオンモバイルを扱っている店頭には、高確率で展示用のarrows M03があります。気になった方はチェックしてみてください。
▶︎▶︎参考記事:mineの公式サイトでarrows M03をチェック!
arrows M03を実際に使ってみての使用レビュー
標準のホーム画面は使いやすい
mineoのSIMを入れて起動したら、SIMカードは即座に認識しました。APN設定を行わなくても通信ができているので、予めAPN設定は本体に内蔵されているようです。
ホーム画面は独自の「LeafUI」と「NX!ホーム」が内蔵されています。
初期状態ではLeafUIが内蔵されているのですが、iPhoneのホーム画面のような感じで分かりやすく良いですね。
ただ、私は今まで使ってきたものの方が慣れているので、後からNova Launcherに変更しちゃいました。笑
プリインストールアプリにmineo独自のものがある
プリインストールアプリはこんな感じです。
独自アプリの数は、Zenfoneシリーズや楽天モバイルのスマホに比べると少なめですね。
mineoのアプリは4つ。
- 通信速度の変更や残量の確認ができる「mineoスイッチ」
- IP電話アプリの「LaLa Call」
- mineoマイページへのショートカット
- フリータンクや掲示板が使えるマイネ王へのショートカット
下の2つは起動するとブラウザで対象のサイトが開くものです。LaLa Callは契約した人に限られますが、他の3つはmineoユーザーなら度々使うものなので必要十分ですね。
無駄なアプリがインストールされていないのは、16GBしかストレージ容量がないarrows M03にとって大きなメリットとなります。
設定機能が充実している
キャリアのスマホなだけあってか、設定が充実しています。
画面上部から下にフリックすると出てくる設定メニューですが、
- ブルーライトカット
- 手袋をした状態で操作しやすくする「手袋タッチ」
- テザリング
- LTEとWi-Fiを同時に使って高速通信する「マルチコネクション」
など、多くのことを設定可能です。シンプルにまとまっており、無駄もなく非常に良いですね。
おサイフも防水も問題なく利用可能
電子マネーについては、iPhoneより便利
iPhone7と同様に、SuicaやiD、QUICPayは問題なく利用可能です。
さらにnanacoやWAON、Ponta、楽天Edyなどの電子マネーも使えるので、iPhoneよりもAndroid のおサイフケータイの方が便利ですよね。
防水はお風呂での利用も問題なしだった
防水機能も完璧です。私は普段からiPhone7を気にせずお風呂で使っていますが、arrows M03も問題なくお風呂で使えています。
iPhone7の防水性能はちょっと不安があるものの、arrows M03はmineoの商品紹介ページでも「お風呂やキッチンでの使用」との記載が。
iPhone7の半額以下で購入でき、iPhone7のウリであった「おサイフケータイ」や「防水」に対応しているところがarrows M03の魅力ですね。
本体の挙動は、流石に料金の高いスマホに劣る印象
例えばiPhone7とarrows M03でYouTubeアプリを同時に開くと、画面がすべて表示されるまでにarrows M03だと3秒程度かかります。
それがiPhone7だと2秒くらいで開くので、若干arrows M03の方が遅いです。
GoogleChromeの起動なども、アイコンを押してからワンクッション置いて画面が開きます。
また、スクロールをした時も”カクカク”している感があるのは否めないですね。
なので料金の高い(例:iPhone7とか)スマホと比べると、挙動は劣っている印象です。
特に問題なく使えていますし、気にならない人は全く気にならないと考えられますが、Xperiaなどキャリアで販売されているハイスペックな機種から乗り換えると少し違和感を覚えるでしょう。
デレステは3D標準だと動作がカクカクになる
スマホのスペックを測るにあたって使われることが多いアイドルマスターシンデレラガールズのスターライトステージ。試しにarrows M03でプレイしてみました。
結論から言いますと。
3D軽量がギリギリセーフで、3D標準だとプレイは無理でした。
3D軽量の難易度がノーマル状態では動きますが、3Dの標準に変更するとカクカクです。
デレステを高画質で快適にプレイしたい方には、arrows M03は向いていないことがわかります。
arrows M03とarrows M02なら、どちらを買うべき?
arrows M03の前機種である、arrows M02。mineoではarrows M02が税抜き24000円にまで値下げされていますし、他のMVNOではもっと安く買える場合もあります。
対してarrows M03は、mineoで税抜き31800円。7800円の差があることになりますね。普通ならarrows M03一択に思えるのですが、実際はそうとは限りません。
なぜなら、arrows M02とarrows M03はCPUが同じですし、ストレージ容量やメモリも同じなんです。
カメラ性能とワンセグ機能の有無、外装の違い、そしてOSを除けば、両者はほぼ同じであるため、安いarrows M02を購入した方がいい場合もあるでしょう。
arrows M02をおすすめするパターンは。
- 安くスマホを入手したい人
- arrows M02のデザインの方が気に入っている人
- 置くだけ充電機能を使いたい人
逆にarrows M03をおすすめするパターン。
- 新しいOSを使いたい人
- デザインが気に入っている人
- キャップレス防水に魅力を感じている人
- カメラ性能が高いほうが良い人
- ワンセグを使う人
このようになります。
基本的にはOSが新しいarrows M03を選んでおけば良いのですが、安さを求めるのならarrows M02でも良いと思います。特に後悔しない程、arrows M02もいいですよ。
なお、arrows M02を既に持っている人は、無理をしてarrows M03に乗り換える必要はありません。
今後CPU性能が上がった端末が登場したり、端末自体が壊れた場合に乗り換えるくらいでオッケーです。
まとめ:arrows M03は格安スマホ初心者におすすめ
arrows M03は挙動にイマイチな部分があるものの、全体的に見ると満足度が高い端末であると感じました。
私は507SHも所有しているのですが、おサイフケータイが使えたり、ワンセグのアンテナが内蔵されていたりする点で、arrows M03の方がどちらかというと好みです。
一番、arrows M03のスペックが厳しいと感じられたのは、デレステの3D標準におけるプレイ時でした。(使わない人は放って置いて大丈夫!)
・・が!コレも3Dのゲームをしないのであれば関係ありません。わずかにアプリの読み込みが遅い程度なので、キャリアのスマホから乗り換えても違和感なく使えるでしょう。
格安スマホへの乗り換えを検討している方は、ぜひともarrows M03を購入してみてはどうでしょうか。
またその際は当サイト一押し格安SIMである『mineo』でのセット購入をおすすめします!では。
▶︎▶︎参考記事:mineの公式サイトでarrows M03をチェック!
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