
格安SIMは必ずしもSIMフリースマホでしか使えないわけではありません。
ドコモ回線を使っている格安SIM(例:mineo)はドコモ端末で使えますし、au回線のもの(例:UQ mobile)ならau端末で使える場合があります。
そこで今回はキャリア端末である『Xperia XZ』を、mineoのDプラン(ドコモ回線)にて使用してみた感想・レビューをお届けします。
基本的にキャリアでしか買えないXperia XZですが、どんな端末なのか?そして格安SIMでも問題なく使えるのか?気になる方は要チェックです。
SIMフリースマホとキャリアスマホについて深くふかーく書いていきますね。
では、レッツゴー!
Xperia XZを開封!レビューするよ
外箱は非常にコンパクトですね。
良い!個人的に好きです。
そして中身もとにかくシンプル。
なんとワンセグ用アンテナと説明書、保証書しか入っていません。うんうん、このシンプルさ個人的にはすっごく好きだよ。
・・と、言いつつ。
しかし!シンプル過ぎるが故に、通常入っていることが多いケーブルやACアダプターが付属されていないのは残念なことです。
面倒なことに、Xperia XZはUSB Type-Cを採用しています。
これ100円ショップ等で売られていないタイプで入手困難なんですよ。(電気屋さんには売ってる)なので、なおさらこの点はマイナスですね。
スマホ本体は手触りが良い
付属品に難があったXperia XZですが、高級端末だけあって手触りは凄く良いです。
実はこの端末8万円以上するんですけど、それだけあって高級感がヤバいです。自腹は少し痛かったですが、まぁ、この感触を伝えることができてよかったです。笑
Zenfone 3やhonor 8など、キャリア端末以外のSIMフリースマホも結構高級感がありますが、やはり値段の差だけ格上感を感じますね。
検証のためだけに買ったスマホですが、無駄にならず良かったです。
しかし、個人的に背面下部にある分割線はイマイチ。
シンプルならシンプルを突き通してほしいです。まぁ十分シンプルなんですが。
Xperia XZの使用感をレビュー
プリインストールアプリが多い
Android PayからTweetingsまでの4つを除いたものが、スマホを購入時の始めから入っているプリインストールアプリとなります。
2ページで済んでいるのでまだいいように思えますが、フォルダにいくつものアプリが入っているためやっぱりプリインストールアプリは多い方ですね。
また、消せないアプリも何個かあるため、この点は不便です。
ストレージ容量が32GBなので容量に余裕はありますが、使わないアプリがたくさんあって消せないのはやっぱりイマイチだなと感じます。
CPUは高性能、メモリ3GBで動作は快適!しかし使った感覚は・・
Xperia XZのCPUはSnapdragon 820となります。これは日本のスマホの中で最高レベルのCPUです。
しかしメモリはZenfone 3と同じ3GBなんですが、これってXperia XZの半額で買えるhonor 8と同じなんですね。なので「どうせなら4GBまで上げろよ!」って感じです。笑
>>参考記事:個人的に好きなZenfone 3の紹介!レビュー
>>参考記事:楽天モバイルで買える高機能スマホ!honor 8のレビュー
とはいえ3GBでもメモリは十分大容量なので、動作に不満を覚える場面はありません。
ゲームなど特別に重い処理をする場合は(私はゲームをやらないので憶測になりますが)、honor 8と同じような動作の快適度になるでしょうね。
どんな感じになるのか知りたい方は上の記事を読んでください。ここでは長くなるので割愛します。
指紋認証は快適!しかしhonor 8やZenfone 3の方が上
Xperia XZのロック解除時の指紋認証は、右側面にあるボタンを押すことで行えます。
位置は悪くないのですが、「押す」動作が必要なのは個人的にマイナスポイントです。「触れるだけ」ってのが指紋認証の良いところではないでしょうか?
その点、Zenfone 3やhonor 8は触れるだけで指紋認証されるので、わざわざ力を加える必要がありません。また認証時の一呼吸もないのです。
つまり反応の精度が良いんですね。・・って考えていたらXperia XZよりもhonor 8やZenfone 3の方が(コスパ的に)良いように思えてきましたね。笑
画面はとても鮮やかな発色
しかし!(←一体どっちやねーんww)
スマホ画面のことを考えるとやっぱXperia XZだなぁっと思ったりもします。笑 というのもXperia XZの液晶画面は、とても色鮮やかでめちゃくちゃ綺麗なんです。
ここは流石高級端末といったところでしょう。フルHD液晶は動画再生にも最適です。指紋認証は少々アレ(?)という感じでしたが、ここは値段だけの価値があります。
ハイレゾ音声も再生できる&AirPodsも使える
また、ほとんど使っていませんが、ハイレゾ音源を再生できるのも一つの魅力です。
Xperiaシリーズには『ミュージック』という専用アプリが用意されているので、その時に活躍しますよ。(他の端末ではjetAudio Plusですが、Xperia XZでは標準のミュージックアプリを使ってます)
ちなみに先日発売されたAirPodsも問題なく使用できます。
ただしiPhoneで行える「耳からイヤホンを外したら音楽停止」などの機能は使えません。(実際やってみたけど無理だった)
おサイフケータイ機能があり、Android Payも利用可能
Xperia XZの日本版では、おサイフケータイが使えます。
私はiPhone 7をメイン端末にしており、そちらでSuicaやiDを使っているのですが、Xperia XZを使う時はnanacoと楽天Edyを使っています。
そして2016年12月に突如スタートしたAndroid Payも、Xperia XZで利用可能です。
やってみたんですが、Android Payから楽天Edyを登録することで400円分の電子マネーがもらえました。なので、ぜひやってみてくださいww
海外モデルだとおサイフケータイが使えないので、おサイフ機能を使いたい人にもXperia XZは良いですよね。
>>参考記事:iPhone7も便利なのでレビューを紹介しとく
防水対応なので、お風呂でも使える
元々Xperiaシリーズは防水対応なので当然のことなのですが、一応言っておきます。Xperia XZも防水機能がバッチリ搭載されており風呂場でも使えますよ。
とはいえiPhoneも今や防水に対応していますよね。なので、そこまで大きなアドバンテージになっているとは思えないかもしれません。
しかし、Zenfone 3やhonor 8などSIMフリースマホには防水非対応の端末が多いんですね。
もちろん「arrows M02」や「M03」など、SIMフリースマホでありながら対応しているものもありますが、端末性能(スペック)が結構低めとなります。
つまり高性能かつ防水やおサイフケータイに対応しているのは、キャリアスマホの特権と言えるのです。
ワンセグはアンテナが必須だが、高画質でテレビがいらなくなるレベル
例えば、arrows M03は本体にアンテナが内蔵されているのですが、Xperia XZには内臓されておりません。付属品のアンテナを刺さないと(テレビが)見れません。
この点、正直内臓型に比べると、アンテナを持ち歩かないといけない分、手間がかかり面倒なのでマイナスです。
しかし、フルセグに対応しており録画予約も可能なので機能面で言うとズバ抜けています。
フルセグ時の画質は地デジに引けを取らないレベルであり、画面サイズが5.2インチと大きいので、文字の認識もバッチしです。
個人的にですが、一人暮らしの方はテレビじゃなくてXperia XZでは良いのではないでしょうか?(と、思えるくらい良いよってことです)
バッテリー持ちは普通
バッテリーは、だいたい1日で無くなりますね。なので一般的です。
しかしarrows M03やhonor 8、Zenfone 3らへんが結構長持ちするので、そこと比較するとバッテリー持ちは悪い方と言えるのではないでしょうか。
外でたくさん使う場合は、モバイルバッテリーを用意した方が良いですね。
文句なしの高性能だが、意外とSIMフリースマホとの差はない
一旦まとめます。まず格安SIMに乗り換える前に“キャリアで”端末を購入したい場合に「Xperia XZ」は間違い無くおすすめです。
文句なしに高性能ですし、価格は高いですが、値段分の価値はあると思います。
ただ最近のSIMフリースマホはレベルが高いので、そっちの方が『コスパが良い』ってことも十分あり得ます。通常、性能でキャリアが勝つものなんですが、その分値段がグッと安いですからね。
また肝心のスペックもそこまで大差ないレベルです。
例えば「Zenfone 3」と比較しましょう。
どちらが高性能かと言われれば、もちろんXperia XZに軍配が上がりますが、多くの人はZenfone 3で満足できちゃうんですよね。おそらく。
- おサイフケータイ
- 防水防塵
- ワンセグ
この3点がXperia XZの付加価値ですが、あなたはどうですか?使いますか?
もし使わないのであれば、無理に高いXperia XZを選ばずにZenfone 3やhonor 8などを購入した方が費用を抑えられるので良いですよ。
ただ間違っても私はXperia XZがダメだと言ってるんじゃないですよ。むしろ、めちゃくちゃおすすめしたい派の人間です。
ただ7万円という値段を考えた時、失敗は許されないじゃないですか?だから後悔しないためにも少しでも嫌な部分があれば少し立ち止まってほしいのです。
Xperia XZをmineo(格安SIM)のSIMで利用
さて、ここからはXperia XZの格安SIM運用における感想をお届けします。キャリア端末なので、本当に格安SIMが使えるのか実際に試さないといけません。
また今回スマホに入れた格安SIMは当サイトおすすめNO.1の『mineo(マイネオ)』となります。おすすめなのでmineoについてもぜひ知ってくださいね。
>>参考記事:mineoをしばらく使ってみたのだが・・レビューする
APN設定をすれば、SIMロックアリでも普通に使えた
私は今回、白ロムのXperia XZをネットで購入したのですが、docomoのSIMロックが掛かっていました。しかしAPN設定をすることで問題なく通信ができたので報告しときます。
なお、もしも中古でXperia XZを購入するなら、購入者が端末代金を支払い済みのものを選びましょう。残債を支払い終えていないものを赤ロムって言うんですけどコレは大分厄介です。
この場合、いきなり通信ができなくなるなどの問題が起こるかもしれません。気をつけて下さいね。
>>参考記事:赤ロムだと?私が中古スマホで大失敗した話
ドコモ関連アプリからの通知がイラっとする
このことはdocomo製Xperia XZを格安SIMで利用する際の最大の欠点と言えます。何かと言うと、ドコモのアプリから頻繁に通知が表示されるのです。
「設定をしてください」というものなんですが、様々なドコモ関連アプリが通知を送ってきます。来たら消せばいいだけの話ですが、大分イラッとしますよ。笑
まとめ:Xperia XZは高いだけある!格安SIMでもOK
やはりキャリアのスマホは、料金が高いだけあってしっかりしていますね。
とはいえSIMフリースマホも、ネットで名前をよく見かける端末ならば基本的に問題なく動作するので、ここら辺はどこまでを求めるのかによって判断が変わってくるでしょう。
一概にどちらが良い!ってことは言いにくく、個別的に判断するべきなのです。(よかったら「お問い合わせ」で聞いてください)
そして検証の一つであったキャリア端末Xperia XZは格安SIMでも使えるのか?ですが、無事難なく使えることがわかりました。
つまり端末こそは高い(初期費用がかかる)ですが、月々の費用を約1000円ちょっとの最小限に抑えることが可能です。
なので高額のきちんとしたスマホを安い固定費で持つことができ、個人的にはスゴくおすすめしたいスマホの持ち方ですね。
>>参考記事:月1000円台でスマホを持ちたい場合に選ぶべき格安SIM
という感じでレビューを終わります。
あなたも一度Xperia XZを使ってみてはいかがでしょうか。ではでは。
あっ良いお年を!(この記事は2016年の12月29日、大分年末に書いています)
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