
ノマドワーカーとは、喫茶店などを渡り歩きながら仕事をする人のことを言います。例えば原稿を書いたり、プログラムを打ったり。あるいは画像や動画を編集する人もいますね。
そんなノマドワーカーには、インターネット環境が必須ですよね。
しかし喫茶店などでは必ずしも公衆Wi-Fiが使えるわけではありません。自分で自由にネットをするなら、自前のネット環境を用意しなければいけないものです。
そこで、ノマドワーカーとして喫茶店などに通いながら働いた経験のある私が、今回はノマドワーカー向けのおすすめ格安SIMをいくつか紹介していきます。
しかしノマドワーカーなら、WiMAXやワイモバイルのポケットWi-Fiを契約した方が使い放題だし良いんじゃないの?と思った人もいるかもしれませんね。
>>参考記事:モバイルルーターのレビューもありますよ!
そのためなぜ格安SIMで仕事をするべきなのかについても、メリットだけでなくデメリットも合わせて紹介します。
では、さっそくいきましょう!
ノマドワーカー向け格安SIM・ベスト3を発表!
それではまず初めに、ノマドワーカー向けの格安SIMを3つ発表しますね。
もちろんコレ以外にも格安SIMはありますし、これ以外に自分にあったSIMを見つけた場合はそっちを選んだ方がいいですよ。
もし「何もわからなーい!」って場合は、ぜひとも今から紹介する格安SIMを考慮してみてください。
第3位:DMMモバイル
では第3位から紹介しましょう。3位は「DMMモバイル」です。(パチパチ!)
格安SIMの基本であるドコモ回線の格安SIMとなりますね。
仕事用で格安SIMを契約するとなれば、やはり”安定性”が必要ですよね。そんな中、ドコモ回線は全国広いエリアで繋がるので安心。
中でもDMMモバイルは、料金が安くて通信速度も特に問題ないのが魅力の格安SIMになります。
またプランが豊富に用意されており、通信量を自由自在にカスタマイズできるのが良いです。1GBから20GBまで揃っているので、限りなく理想に近いプランを選べます。
ちなみに、3枚のSIMカードを使えるシェアコースなるものがあり、1枚を音声SIMで契約してメインのスマホ用、残りをデータSIMにして仕事用にするなど使い分けることが可能。
このように通信量を共有できる点もノマドワーカーに最適な格安SIMと言えるのではないでしょうか。
>>参考記事:DMMモバイルのレビューはこちら!おすすめです
第2位:mineo
続いて2位の紹介!ノマドワーカーに最適な格安SIM2位は「mineo」です。(わーい!)
理由は、格安SIMの王道中の王道であり最も安心感が得られる格安SIMだからですね。
安さではDMMモバイルに負けますし、プラン数も最大で10GBとちょっと少ないのが難点ですが、アプリが使いやすい・同じくドコモ回線を扱っている。
これらがノマドワーカーに最適と言えます。
またユーザー同士の助け合いによって成り立っているフリータンクなるものがあり、契約通信量よりも少し多めに使用できるかもしれません。
これもお得!
CMをバンバン放送していて非常に人気がありますし、迷ったらmineo!って感じです。
同じような系列に「楽天モバイル」がありますが、ここと迷ったら必ずmineoにしておきましょう。通信速度が全然違いますし、なにせ信用度が桁違い。
>>参考記事:楽天モバイルの通信速度の結果がおかしい?なにこれ??
またmineoは関西電力系の会社が運営しているので、その点でもスゴく安心できます。
ちなみに先ほど紹介したDMMモバイルは動画配信サイト(大人向け)として有名なので、人に話すとちょっといかがわしいものだと思われる危険性はありますよ。笑
>>参考記事:王道のmineoを長期間使ってみた!レビュー
第1位:エキサイトモバイル
そしてそして栄えある第1位は「エキサイトモバイル」です。(わー!やったぁ!!おめでとう)
理由は、ズバリ『最適料金プラン』の存在でしょう。
SIMカード1枚での契約なら最大10GB、3枚コースなら15GBまで通信可能なエキサイトモバイルですが、格安SIMには少ない従量課金制のプランがあります。
フリーランスの場合、仕事が一定量決まっているわけではなく、その分月の通信量も分かりづらいですよね。これを解消してくれるのがエキサイトモバイルなんです!
とっさに大容量のデータを送信しなければいけない時など、そんな時に通信速度制限に掛かっていては送れません。
そういった”もしもの時”に対応してくれる点が、1位に選ばれた一番のポイントと言えますね。
>>参考記事:ノマドワーカーに最もおすすめした「エキサイトモバイル」を試してみた
ノマドワーカーは、ポケットWi-Fiより格安SIMを契約するべき!
続いて、喫茶店などでの仕事用に格安SIMを契約するメリットを解説します。
WiMAXは、すぐ圏外になって使えない
以前当サイトでもWiMAXを紹介しました。
WiMAXは基本的に便利ですが、喫茶店での利用には向いていないと最近感じ始めました。なぜかというと、席によっては圏外になってしまうからです。
WiMAXは屋内での通信を苦手としているんですね。広い喫茶店の場合、建物の中心付近の席に案内されることもありますよね。
そんな時にWiMAXだと、圏外になってしまい仕事ができなくなるのです(あくまで可能性が高いという話)。何度も何度も経験しているので…。
人によっては、WiMAXやポケットWi-Fiのような大容量が不要
私は主にGoogleドキュメントやWordPressでの原稿執筆と、その際の調べ物、そして原稿で使うためスマホで撮った写真をクラウドストレージへ転送するのにWiMAXを使っています。
これらの用途だと、大体1時間に50〜100MBくらいの通信量になっていました。
1回につき2〜4時間程度滞在するので、合計は100〜400MBですね。これが週に3〜5日間あります。
仮に1日4時間で400MB×5日使ったとして、それを4週間繰り返すと合計8000MB程度、およそ8GBになりますよね。つまり私の用途なら、10GBもあれば間に合うわけです。
WiMAXやポケットWi-Fiは、使い放題のプランで月額4380円が相場です。10GB程度しか使わないのに、これは割高ではないでしょうか。
仮にIIJmioで10GBプランを契約したら、データSIMだと月額2560円。差額は1820円になります。
>>参考記事:ちなみにIIJmioのレビュー記事もありますよ!どうぞ
つまり私のような使い方をしている方は、WiMAXやポケットWi-Fiよりも『格安SIM』を契約した方が明らかにお得なのです。
大容量プランを契約することにより、荷物を少なくできる
WiMAXやポケットWi-Fiは、専用の端末を持ち歩かなければいけません。
この点、デザリングを想定し格安SIMの10GBや15GBといった大容量プランを契約しておけば、スマホ1台にメインのSIMとノマドワーキング用、両方の契約をまとめることができます。
つまり専用端末を持ち歩く必要がない分、移動が楽。荷物が少なくなりますよ!
ただし一点注意!
スマホで長時間テザリングした場合、その分バッテリーを消費するので、メリットばかりではありません。帰り道でバッテリーが切れてしまう…なんて可能性もありますよ。
喫茶店の無料Wi-Fiは基本的に低速で使いづらい
喫茶店で仕事をするなら、無料Wi-Fiを使えばいいんじゃないの?と思ったかもしれません。
しかし私の経験からすると、喫茶店の無料Wi-Fiは使えたもんじゃありません。
色々な喫茶店で無料Wi-Fiを使ってみましたが、印象としてはスターバックスだとそこそこ高速、タリーズは遅めに感じますね。
ドトールも速度は悪くないのですが、対応している店が限られていますし設定が手間です。
またコメダ珈琲店はWi-Fi設定がどうもウマくいきませんでした。
なので基本的には無料Wi-Fiを使うより、自分で格安SIMを用意した方が快適に仕事ができますし、仕事ならば必須だと思います。
ノマドワーカーが格安SIMを使うデメリットは?
今度は反対に、気をつけたいデメリットについても解説します。
お昼頃に速度が低速化する
格安SIMのほとんどは、お昼になると速度が低速になります。(一般的に)
UQモバイルやワイモバイルなら例外として昼も高速なのですが、これらは月額料金がちょっと高いですし、iPhoneでテザリングできないデメリットもあります。
>>参考記事:超高速で有名なUQmobileを契約してみた!レビュー
もし格安SIMをノマドワーカーが使うなら、12〜13時は食事タイムにして仕事を中断するか、その時間帯は店に無料Wi-Fiがあるならそちらを利用すると良いですね。
ただし先ほども言いましたが、無料Wi-Fiは速度が非常に遅いです。なので結局低速に悩まされる恐れも多いでしょう。笑
格安SIMによっては、1〜3日程度の通信量に上限がある
これは私も引っかかったことがあります。nuroモバイルにて通信をしていたら、速度の上限を超えてしまったため突然速度が遅くなりました。
nuroモバイル以外には、NifMoやTONEモバイル、DTI SIMなども通信量に上限があると言われていますね。
>>参考記事:ついでに「nuroモバイル」のレビューもどうですか??
契約している通信量を使い切ると、速度制限にかかる
格安SIMは自分で使う通信量を決めて契約するシステムなので、もし契約している分を使い切ったら速度制限にかかってしまうことにも注意しましょう。
当たり前のことですし、これに関してはポケットWi-Fiにも通づるものなので、一番は自分がどれくらい通信しているかを知っておくことです。
>>参考記事:どれくらいの通信量が必要なの?各サービスで消費する通信量
ノマドワーカーが格安SIMを使うのにおすすめの端末は?
最後に、ノマドワーカーが仕事で使うのにおすすめのSIMフリー端末をいくつか紹介します。
Aterm MR05LN
Aterm MR05LNは、モバイルルーターになります。このサイトでも以前紹介しましたね。
>>参考記事:モバイルルーター『Aterm MR05LN』をレビュー
紹介後もずっと使っているのですが、バッテリー持ちがよく半日以上は使えます。
また2枚同時にSIMカードを入れられる点も良いですよね。この点、複数枚SIMを契約している人にもおすすめです。
本体サイズは小さく、持ち運びは容易。またクレードルが付属しており(一部付属していない)、有線LANを使うことも可能です。
毎日外出して仕事をする人は、ぜひAterm MR05LNの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
g06
仕事で通信するための端末が欲しいけれど、モバイルルーターはイマイチ乗り気がしない人におすすめなのが、OCNモバイルONEで販売されているg06です。
これはSIMフリースマホなんですが、画面サイズ4インチと小型なのが特徴ですね。
バッテリー容量があまり多くないデメリットを抱えてはいますが、テザリングが可能なのでサブスマホとしてもモバイルルーター代わりとしても活用できます。
もちろんLTEで通信可能なので高速通信できますよ。
>>参考記事:OCNモバイルONEのレビュー記事はこちらです
Zenfone Max
こちらは型落ちの端末になりますが、バッテリー容量が現役機のZenfone 3 Maxより多いんです。
5000mAhの大容量バッテリーなので長時間のテザリングができますし、メインで使っているスマホのバッテリーが切れそうになったら給電だってできますよね。便利!
メインスマホ+モバイルバッテリー
メインで使っているSIMのデータ通信量を今より大きくし、テザリングを使ってパソコンなどに接続する方法もアリっちゃアリです!
しかし先ほど述べたようにバッテリー消費が不安ですよね。ずっと稼働させることになるので、モバイルバッテリー等ないと厳しいかもしれません。
この方法は「ガッツリ外に出て作業しない人向け」になりますので、ガッツリお外でやりたい人にはおすすめできませんよ。
まとめ:時代はポケットWi-Fiではなく、格安SIMだ!
ポケットWi-Fiが長年外出先での仕事用に活躍していたわけですが、もうその時代は古いかもしれません。これからは『格安SIMの時代』ではないでしょうか。
仕事で使う用に格安SIMを契約し、モバイルルーターやスマホでパソコン等と接続してみてはいかがでしょうか。
お昼時の速度低下にだけ要注意ですが、原稿執筆やネットサーフィンの用途であれば、格安SIMでもあまりWiMAXなどと変わらない体感速度で通信ができます。
特にドコモ回線なら、喫茶店の中でもアンテナはバッチリ立ちますし、無料Wi-Fiよりも高速で、なかなか便利に使えますよ!ご参考ください。では。
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