
LINEモバイルに新しく登場したものの、そこまで話題になっていないMUSIC+プラン。
「シンプルさがウリだと思いきや、なんだか中途半端なのが増えた…」そう思いませんでしたか?
元々、LINEモバイルには2つのプランしかなく、それがまたシンプルでよかったのですが、一体なにを思ったのでしょうか。
>>参考記事:速報!LINEモバイルをSIMフリーのiPhone7で使ってみたので、そのレビューをします
『MUSIC+プラン』はLINE MUSICが使い放題になるという特徴を持っていますが、それがイマイチ利用者にハマってないんでしょうね。
ただ実際に使ってみないことには、本当のところは分からないですし、ここは格安SIMアドバイザーとしてLINEの『MUSIC+プラン』をレビューしようと思います。
試しに契約して使ってみたので、契約を考えている方は一度ご参考ください。
アリナシをバッサリ判断していきますよ。
MUSIC+プランへの変更はマイページからすぐに行える
MUSIC+プランへの切り替えは、マイページからすぐに行えます。
その月の末日までに申し込むことで、翌々月からプランが適用されるのですが、慌てて末日前にプラン変更を申し込み、何とか間に合いました。
翌月の1日にMUSIC+プランに切り替わったのでギリギリセーフ!あぁ、よかった。
MUSIC+プランを使ってみた!
というわけで、MUSIC+プランを使ってみました。
確かに通信量がカウントされない
LINE MUSICのウリは音質を自由に設定できる点です。
低音質なら通信量が節約でき、高音質なら音が綺麗な代わりに大容量になるわけですが、どうせカウントフリーになるなら、高音質で聴きたいですよね?
そこで高音質の設定で1時間ほど音楽を聴いてみました。
さて、通信量は本当にカウントされていないのでしょうか。まずはLINE MUSICを使用した場合にどれくらいデータ通信が消費されるのかチェックしてみます。
1時間で147MB!!
思いの外、音楽を聴くのってデータ通信量の消費が多いんですね。
通常のプランであれば、通信制限を恐れ、高音質で聴くことは難しそうです。
そしてカウントフリーが適用されているのか計算するために、全体の通信量も一応チェックしておきましょう。・・・644MBですね。
ということは、644MB-147MB=497MB。
使用通信量が、これ(497MB)以上少なくなっていれば本当に通信量のカウントがフリーになっていることが分かります。
さて、結果はどうなったでしょうか。
・・・450MB!はい、大丈夫ですね。
キチンと通信量がカウントフリーになっています。あっちなみにですが、カウントフリーというのは通信量が消費されないというものです。
- LINE MUSIC
- LINE
MUSIC+プランの場合、LINE MUSICに加え、以上の4つのSNSがカウントフリー対象になっており、いくら使ってもデータ通信量が消費されません。
だから通信制限にもなりにくいのです。
カウントフリーは少し不安な点がある
ただ、カウントフリーは自動で通信量を削減してくれるシステムです。
なのでLINEから確認しないことには、本当に通信量がカウントされていないのかどうか分かりません。(会社を信じろ!と言われればそれまでだが)
他の格安SIMでは『低速モード』なるものがあり、実際に自分で切り替えるので、間違いなく節約できているとわかります。
その点、カウントフリーは少し不安を感じました。(低速モードは通信速度を下げる代わりに、データ通信量を消費しないというシステム)
まぁ実際に試してみたところ、ちゃんとカウントフリーが適用されていましたし、たぶん大丈夫なんですがね。
なんとなく心配に思ってしまうのです。
LINE MUSICはアリ?ナシ?個人的な意見
MUSIC+プランの目玉はやはり『LINE MUSIC』なわけですが、こいつはどうなんですかね?この目玉がダメだったら契約する価値はほぼありませんもんよね。
ってことで個人的意見を言わせていただきます。
まずLINE MUSICの前に『Apple Music』や『Spotify』など色々な音楽定額配信サービスがありますよね。それらを差し置いてLINE MUSICを選ぶのか。
ここが非常に重要なところでしょう。
この点、アリナシでバッサリ伝えていきますよ。
端末1台でしか使えないのは厳しすぎない?
まず思ったんですが、LINE MUSICって1台でしか使えないんです。
他のApple MusicやGooglePlay Music、Spotifyなどではこんなに厳しい制限はありません。
月額料金は他社と変わらないのに、制限がガチガチなのはいただけないですね。
まぁ、私が職業柄複数台スマホを持っているだけで、こっちが珍しいのは分かっていますよ。
ただ何だかケチ臭くないですか?
古い曲は多くないので、若者向け
LINE MUSICは、新しい曲についてはけっこう充実している印象があります。
またクラシックも多いです!
しかし私の場合、古い邦楽とかアニソンもよく聴くんですよね…。
この点、古い曲は、あまり充実していませんでした。残念。
例えばこれ。野猿で調べてみたんですけど、0件。
う〜ん…。当時は人気だったグループなのにまさか1曲もないとはね…(笑)
これもまた私の用途が特殊なのが悪いと言われればその通りです。
また実際、本当に必要な曲はどのみち自分で持っているものなので、困ってはいません。
とはいえ若くない世代だったり、音楽の趣味が変わっていたりする人にはおすすめできないですよね。うん。
学生は安く使える!嬉しい
学生がLINE MUSICを使う場合、なんと月額600円で使えます!一般の人は960円ですから、360円安く使うことができるんですね。
どうせなら1コインに挑戦してほしいですが、まぁ600円でも十分でしょう。これなら多少曲数が少なくても許せる金額だと思います。
カバー版多すぎ!原曲がない
LINE MUSICで曲を調べてみると分かるのですが、カバー版だけやたらと充実しており、本家の原曲がないことが多いです。
とりあえず誰でも一部を歌えるくらいには有名なアニソン、「翔べ!ガンダム」で調べたら、こんなにもカバー版がありました!
しかし本物の曲はゼロ。これって、どうなんでしょうか…。
総評:学生の若者ならOKだけど、それ以外は他の方が良いかも
LINE MUSICの総評になりますが、学生なら安いので、契約しても良いと思いますよ。ただ、学生以外であるならば、正直勧められません。
音楽って人によってけっこう趣味が異なるものじゃないですか。なので一部の方にとっては好きな歌が入っており良いサービスなのかもしれませんが、僕個人的にはね。
また、全体的に見ても薄々な感じが否めないので、今後の発展に期待しつつ、今は様子を見ることが一番いいでしょう。
おまけ:おすすめの音楽アプリは?
LINE MUSIC、Spotify、Apple Musicで有料会員になっている私が、それ以外も含めておすすめの音楽アプリを二つ教えちゃいます。
GooglePlay Musicは挙動がダメだけど、無料で自分の持っている曲をクラウドから再生できる
結局、音楽の定額配信サービスってコンテンツ(曲数など)に限界があると思うんですよ。
いくら最新のものをどんどん追加しても私みたいに古い曲が好きな人の希望まで満たしていたら大変なことになります。
なので色々な媒体からつまみ食いし、それを一括管理&聴くことができれば良いのですが、そう思ったことはありませんか?
実はね、『GooglePlay Music』というサービスでは、それができちゃうんです。(LINE Musicでは無理!)
クラウド上に自分の持っている音楽をアップロードして、ストリーミング再生できるサービスなんですが、本体やSDカードのストレージを消費しないので大変便利です。
(ただし、データ通信量は消費するので注意してください)
パソコンからクラウド上に持っている曲をアップロードすることで、いつでもどこでもその曲を聴くことが可能ですし、最大10台まで対応します。
それも月額料金がかからず無料なんですよねー。
少し挙動に不満がありますが、そこは皆さんで判断してください。
(勝手に、再生が一時停止になったり、再生がいつまで経っても始まらなかったりすることがある)
あっ!あともう一つ気になるところがありました。
それが、『曲の検索のしづらさ』です。
曲名・タイトルが思い出せず、途中までの何文字しか覚えていない時ってあるじゃないですか。それだけを入れてヒットすればいいのですが、全くなんですよね。
その点、お得の検索システムを使って改善してほしいところです。
Apple Musicは月額料金がかかるけど、持っている曲をやはりクラウド再生可能
もう一つ『Apple Music』という音楽サービスを紹介します。
これも始めに言いますがLINE MUSICより良いサービスですね。笑 まず料金なんですが、月額980円で、学生ならなんと480円!となります。
Apple Musicは自分のライブラリをクラウドに保存することができ、野外等で聴くことが可能なんですが、これって要するに、先ほど紹介したGooglePlay Musicと同じ機能が使えるということです。
「手持ち音楽ストリーミング再生機能」が有料という点に少し不満ですが、挙動がGooglePlay Musicに比べて良いんですよ。
また曲の検索精度も良いですし、覚えている部分だけ入れれば、ちゃんと出てきます。この点は非常にグッド!
さらにマイケル・ジャクソンから村下孝蔵まで。有料会員であれば本当様々な歌手の歌が数百万曲配信されています。
なので自分の手持ちと合わせれば、全てを網羅することも可能でしょう。
なお、一つだけ明確なデメリットがあるので注意。
それが音質の自動設定仕様(データ通信を節約できない)です。これには正直残念。
ここさえクリアできれば、めちゃくちゃ使えるサービスだと思うので、ぜひ使ってみてくださいね。(Apple Musicは、Androidでも使えます)
まとめ:LINE MUSICがなぁ・・・。
LINE MUSICの通信量がカウントフリーになるMUSIC+プラン。
このプランに加入するのなら、LINE MUSICを契約することは必須になってくると思われます。
ただ、肝心の『LINE MUSIC』がね…。やっぱり微妙。
ラインナップに満足できるならおすすめですけど、満足できないならコミュニケーションフリープランでオッケーです。
コミュニケーションフリープランで多めの容量を契約て、他の音楽サービスを使うのが一番ベストかもしれません。ではでは。
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