
格安SIMのレビューをたくさん行っていますが、格安SIMの通信速度は常時変化し続けているものです。
過去にレビューした格安SIMもそこから数ヶ月経てば、速度の傾向がガラッと変わっていたりするんですよ。
以前紹介したLINEモバイル。かなり速いスピードが出ていましたよね。
▶︎▶︎参考記事:速報!LINEモバイルをSIMフリーのiPhone7で使ってみたので、そのレビューをします
しかし当時はまだLINEモバイルが始まってから日が経っていなかったので、まだまだユーザー数が多くなかったからこそあんな高速が出たんでしょう。
最近、LINEモバイルの通信速度が下がってきたと耳にする機会も増えてきました。
そこで今回は、2017年3月時点ではどのくらいLINEモバイルで速度が出るのか検証してみます。(公開が4月になってしまいました、すみません…)
この春にLINEモバイルに乗り換えようと思っている方は、参考にしてみてください。
LINEモバイルの通信速度を再び計測してみた
というわけで早速本題に入っていきます。
1日かけて、LINEモバイルのスピードテストをしてみました。
スピードテスト結果:確かに速度は下がっている
こちらがスピードテストをしてみた結果です!
これが午前からお昼までの速度計測結果ですね。
11時53分の下り速度は相変わらずキャリア並みですが、それ以外は確かに速度が下がっています。
以前計測した時は、24時間キャリア並みのスピードでした。
しかし2017年3月は、お昼にかけて極端に速度が下がっていますね。
こちらが午後の計測結果です。
午後については、以前よりは低いものの常時高速と言ってよいでしょう。UQモバイルより速いです。
確かに速度は下がっているけど、十分快適であることに間違いない
実際に計測してみましたが、確かに速度は下がりましたね。
しかしそれでも、LINEモバイルは高速な格安SIMだと言えるでしょう。
昼12時台に下り3Mbpsも出ている格安SIMなんて、ほとんどないですよ。
せいぜい2Mbps出れば良いくらいで、0.5〜1Mbpsくらいが一般的です。
UQモバイルやワイモバイルのようなほぼキャリアの格安SIMは例外とすると、LINEモバイルは高速な格安SIMベスト3に入ります。
むしろ1日全体を見ればUQモバイルよりもLINEモバイルの方が速いんじゃないでしょうか。UQモバイルは下り10Mbps台で安定している印象です。
もし今後もっと速度が下がったら、お勧めできなくなる
LINEモバイルはまだまだ世間に名前が浸透していない印象です。
テレビCMや家電量販店で存在感をアピールしているUQモバイルやワイモバイル、楽天モバイル、最近ではmineoもですが、これらに比べるとLINEモバイルはまだまだ隠れた格安SIMですよね。
しかしそれでも速度が下がってきているということは、今後は100%今より速度が下がるでしょう。
もし速度がさらに下がってピーク時に下り1Mbpsを下回るようになってくると、LINEモバイルはお勧めしづらくなってきますね。
高速通信を失ったLINEモバイルのメリットは、
・LINEに登録して年齢認証ができる
・SNSがカウントフリーで高速通信し放題
この2点だけになるからです。
ついに3月から、ネット以外でも契約できるようになったLINEモバイル。
こうなってくると、速度も落ちる可能性が上がります。今後はどうなるでしょうか。
LINEモバイルをこの春に契約するなら、どのプランにするべき?
速度がやや下がってきていますが、LINEモバイルは2017年3月時点ではまだまだお勧めできます。
この春にキャリアや他のMVNOからLINEモバイルへ乗り換える人に向けて、プランについて解説していきたいと思います。
LINEフリープランはLINE中心の人におすすめ
こちらがLINEフリープランの料金表です。
データSIM | SMS対応SIM | 音声SIM |
500円 | 620円 | 1200円 |
1GBプランのLINEフリープランは、LINEの通信においてパケットが消費されないしくみです。
スマホですることといえばLINEくらい。そんな人におすすめですね。
通話はほぼ親しい人としかしないなら、データSIMがおすすめです。自分の子供に持たせるのも良いですね。
LINEの友達以外とも音声通話するなら、090番号の音声通話ができる音声SIMを契約しましょう。
コミュニケーションフリープランは、SNSをよく使う人におすすめ
コミュニケーションフリープランの料金表がこちら。
SMS対応SIM | 音声SIM | |
3GB | 1110円 | 1690円 |
5GB | 1640円 | 2220円 |
7GB | 2300円 | 2880円 |
10GB | 2640円 | 3220円 |
コミュニケーションフリープランは、
・LINE
これらの公式アプリを利用した際に通信量を消費しないのが特徴です。
SNSアプリをよく使う人は、コミュニケーションフリープランが良いでしょう。
しかし言い換えれば、SNSをそれほど使わないならLINEモバイルでコミュニケーションフリープランを契約するメリットは薄いわけです。
SNSを使わない人は他の格安SIMを契約した方が、月額料金が安上がりですよ。
MUSIC+プランは、LINE MUSICの通信量がカウントされないのが嬉しい
こちらがMUSIC+プランの料金表です。
SMS対応SIM | 音声SIM | |
3GB | 1810円 | 2390円 |
5GB | 2140円 | 2720円 |
7GB | 2700円 | 3280円 |
10GB | 2940円 | 3520円 |
MUSIC+プランはコミュニケーションフリープランのサービスに加えて、LINE MUSICの通信量がカウントされないしくみです。
このプラン、LINE MUSICの月額料金は別にかかる仕様なのがちょっと残念なんですよね。
ただし実はかなり嬉しいプランだと、契約してしばらく使ってみて思いました。
レビューがこちらです。
▶︎▶︎参考記事:LINEモバイルのMUSIC+プラン、カウントフリーでお得!肝心のLINE MUSICは?
迷ったらコミュニケーションフリープランにしておくのがベスト
3つのプランを解説しました。
これらのうちどれを選ぶのが良いかですが、
・LINEフリープランは1GBしかないので、普通に使っているとすぐ速度制限にかかるかも
・MUSIC+プランは、LINE MUSICを使っていない人には意味がない
ということで、迷ったらコミュニケーションフリープランがおすすめですね。
3GBか5GBあたりが、容量的にはちょうどいいでしょう。
もしも足りなかったら、後からプラン変更もできます。
ちなみにLINEモバイルの公式サイトでは、各通信量でどのくらいメールやブラウザのページ表示、動画再生ができるかについて解説されていますよ。
公式サイトもチェックしてみましょう。
まとめ:速度は下がっていたけど、まだまだ爆速
LINEモバイルの速度は、確かに下がっています。
しかし昼に下り3Mbps以上出ていると考えると、十分高速と言って良いでしょう。
でもこれからどんどん速度は下がってもおかしくないです。
速度の評判だけを見てLINEモバイルに飛びつくのは、危険かもしれません。
LINEモバイルの音声SIMは13ヶ月契約なので、契約してからすぐに遅くなったらもう目も当てられませんよね。
契約の際は、このリスクを踏まえましょう。
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