
格安SIMを使うためには、もちろん端末が必要ですよね。
その場合、通常スマートフォンを使うのが一般的ですが、その他にタブレットPCやノートパソコンなども格安SIMにて運用することができます。
そんな中、『モバイルルーター』でも格安SIMを使って運用可能なのですが、ご存知でしょうか。
モバイルルーターというのは動く固定回線のようなもので、各端末(スマホやタブレット)を同時に(制限はある)、そして簡単にインターネットに繋ぐことができるものです。
当ブログでも以前『Aircard 785』というモバイルルーターを紹介しましたよね。そのときの記事は下記となるので気になる方はどうぞ。
>>参考記事:格安SIMでAircard 785を運用してみた!さっそくレビュー
そして今回はAircard 785よりも、さらに高額端末となる『MR05LN』というモバイルルーターをレビューしようと思います。
昨年末にAmazonにてセール販売されていたので、それ以来気になっている方も多いはず。では、早速レビューしちゃいましょう〜!
MR05LNを購入した理由
まず購入した理由ですが、一言で言えば好奇心です。笑
MR04LNという、一つ前の世代のものがセール販売されていたのですが、当時は気になっていたものの購入までには至りませんでした。
そして今回同じような値段で最新モデルの『MR05LN』がセール販売されたことにより、買うことにしたのです。
また同じくモバイルルーターである『Aircard 785』と以下の点で違うことも購入の決めてとなりました。
- SIMカードを2枚挿せる
- nanoSIMに対応している
- クレードルがセットになっている
上記がまぁまぁ魅力的に思えたのです。
MR05LNの使用レビュー
MR05LN開封・外観レビュー
外箱は、Aircardよりも大きいです。
まぁクレードル付きと考えると、当然と言えば当然ですがね。
本体とクレードル以外の付属品は、こんな感じですよ。
LANケーブルが付いてくるのでパソコンなどとすぐに接続できますし、充電についてもmicroUSBケーブルやACアダプターがあるので抜かりなし!
Xperia XZのように、最近はケーブルやACアダプターが付いていない端末もありますので、付いてくるだけでも嬉しいです。
ただし家にはたくさんケーブルやACアダプターがあるので、このまま箱にしまっておくことにします。(売るときに高値がつく)
こちらがMR05LN本体です。
本体はとてもコンパクトですね。一昔前のスマホくらいの大きさくらいでしょう。
iPhoneやAircardと比べてみると、このくらいのサイズ差になります。
Aircardより細い代わりにちょっと背が高いです。厚さはiPhoneと比べると圧倒的に分厚いですが、それでも持ち運びに困るほどではありません。
クレードルは裏側にLANケーブルを挿せます。
充電のためのmicroUSB端子もありますね。
クレードルと本体をドッキングさせるとこうなりますよ。
なかなか様になっているのではないでしょうか。
MR05LNの使用感と感じたメリット
端末単体でAPN設定ができるのはとても便利
Aircardでは、パソコンなどから設定メニューを表示しないとAPN設定ができませんでした。これはとても不便な作業です。
はっきり言ってこの設定が面倒くさすぎて、最初にAPN設定したDTI SIMでしかAircardは使っていません。
ところがMR05LNは、なんとSIMカードを入れることでAPN設定も端末から行えます。画面にスマホのようなキーボードが出てくるので、そこで入力できるんです。
これだけでも、AircardよりMR05LNを選ぶ理由になるでしょう。快適に使えることは大事ですよね。
画面にパスワードやSSIDが表示されないのは安心
Aircardの場合、画面に常時SSIDとパスワードが表示されています。これ、ちょっとセキュリティ的に危ないですよね。
その点、MR05LNなら特にそんなことがないので安心です。
接続設定が簡単に行える
「WPS」や「らくらく無線スタート」に対応しているので、長いパスワードをいちいち入力しなくともボタンを押せばすぐにスマホやパソコンと接続できます。
なので今まで接続したことがない端末でも安心です。
SIMカードを2枚挿して切り替えられるのは良い
例えば私の場合、nuroモバイルの2GB契約のSIMとFREETEL SIMを切り替えながら使っています。
nuroモバイルの通信量がなくなったらFREETEL SIMに切り替えることで、通信を続けられるわけです。←これ、めっちゃ便利
特に電源を切ってSIMを入れ替えたり、その後で設定し直したりする必要がなく、その場ですぐに切り替えられるのが良い!
バッテリーはそこそこ持つ
1日に付きせいぜい2時間程度の使用ですが、バッテリー持ちは良いと思います。数日間であれば充電しなくても全然持ちますからね。
もっと使う人なら1日で無くなってしまうかもしれませんが、数時間程度なら何日か持ちますよ。ただしAircardと比べると、劣っている印象です。
ちなみに、私の場合はFREETEL SIMやnuroモバイル、ぷららモバイルLTEなどのSIMで運用してましたよ。皆さんもご参考ください。
>>参考記事:通信速度の疑惑が持たれているFREETELを契約してみた
>>参考記事:イマイチ認知度がない『nuroモバイル』をレビュー
クレードルはいざという時に役立つが、普段は特に出番なし
クレードルがあることによって、有線LANでパソコンに接続できるのですが、無線が使えない機器を持っていないので今のところこの機能を使っていません。
そして有線LAN接続なら最大1000Mbpsで通信できるようになるのですが、格安SIMでこの速度はあり得ないですからねー。
ただし自宅の固定回線などを飛ばす無線LANルーターとしても使えるので、ホテルに有線LANしかない場合などは、クレードルとMR05LNが役立つでしょう。
なので、いざという時に役立つクレードル!といった感じです。
MR05LNの気になった点とデメリット
タッチパネルの反応が悪すぎる
最近のスマホに慣れていると、MR05LNでのAPN設定はかなり苦痛に感じられました。とくに手汗のひどい人は辛いです。
メニュー画面から設定項目を呼び出そうとした時点で、既に画面がガタガタとゆれます。汗で誤動作してしまうんでしょうね。
なんとかAPN設定を呼び出せても、そこから入力に時間が掛かり誤動作も多いので、これはすぐさま改善して欲しいところです。
本体がテカテカしていて指紋などが目立つ
これは個人的に嫌な点ですが、黒いボディでツヤツヤしている分、結構指紋が目立つんですよね。高級感を出したいのでしょうが、なんかなぁ。
しかし、たかだかモバイルルーターなので、そこまでデザインを気にする必要はありません。個人的にどう思うか?でしょう。
まとめ:予算次第ではMR05LNがおすすめ!
Aircardもなかなか良いモバイルルーターでしたが、やはりその2倍くらいの価格で普段販売されているだけあり、MR05LNは素晴らしいです。
特に単体でAPN設定ができるのは良かったですね。
もしも予算が2万円なら、Aircardよりもこちらを選んだ方が良いでしょう。
ただしモバイルルーターに2万円も支払うのはちょっと・・・と感じる方も少なくありませんよね。そういう方はAircardでオッケー!
私も今回12000円程度だったから購入を決められましたが、もし通常価格の2万円だったらおそらく買っていません。
そもそも、スマホでテザリングをすればモバイルルーターと同じことはできてしまうわけですから。(仕事でスマホデザリングはやめとこう!)
モバイルルーターを用意するメリットは
- スマホのバッテリーを節約することができる
- スマホとは別にデータ通信用の回線を用意したい場合に役立つ
- スマホのテザリングよりもたくさんの端末と同時接続ができる
上記のような場合です。
これらのメリットに魅力を感じるならモバイルルーターを購入しましょう。
そしてAircardもMR05LNも、基本的にはできることに変わりがありません。データ通信です。
MR05LNが優れているのは、
- 単体でAPN設定ができる快適さ
- セキュリティ面での安全
- クレードルが使える
- SIMの2枚挿しが可能
主にこの4つですね。
これらに魅力を感じるならMR05LN。ただ格安SIMで通信できればいいならAircard 785を購入するという基準でいかがでしょう?では。
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