
au回線の格安SIM、あまり多くありませんよね。
テレビCMでよく見かけるUQ mobileとmineo以外では、FiimoとIIJmioくらいです。
>>参考記事:UQモバイルの『ぴったりプラン』と『おしゃべりプラン』を3ヶ月間使ってみた感想!
>>参考記事:au回線を使う『Fiimo』を契約してみたのでレビューする
auやau系格安SIMを現在契約している方は、IIJmioのタイプAも気になっているのではないでしょうか。
新しいau回線の格安SIMなので、あまり情報もないですよね。
今回はIIJmioのタイプAを実際に契約してしばらく使ってみた感想をお届けします。
結論だけ先にちょっと言いますが、速度はかなり速かったです。
現時点では、速度重視の人にもお勧めできますよ。
IIJmioのタイプAを、データSIMで契約してみた!
それでは早速、開封から始めていきましょう。
今回は、Amazonで販売されているウェルカムパックで、SMS対応SIMを契約しました。
IIJmioのタイプAは標準・micro、nano全てのサイズにできるマルチSIMが採用されているため、種類はこれだけ。
UQ mobileもマルチSIMだったので、VoLTE対応のau回線系格安SIMは全てマルチSIMのようですね。
SIMカードの種類は現在nanoサイズが主流ですが、たまにmicroSIMが使われていることもありますよね。
SIMカードのサイズはわかりづらいので、ドコモ回線の格安SIMでもマルチSIMが採用されるようになって欲しいです。
使用した端末はiPhone7のSIMフリーモデル
当サイトによく登場する、iPhone7のSIMフリーモデルで今回テストを行っています。
>>参考記事:SIMフリーのiPhone7を、Y!mobileのSIMカードで使ってみたのでレビュー
au回線のVoLTEに対応している端末で手元にあるのが、これだけだったんですよね。
もしも最新のiPhone7をIIJmioのタイプAで使う場合どうなのか知りたい方には、参考になると思います。
IIJmio・タイプAの使用レビュー
早速ですが、IIJmio・タイプAの使用レビューを始めたいと思います。
通信速度は文句なしに高速だった
誰もが気になる、通信速度。IIJmioのタイプAは、通信速度がかなり速かったですね。
おそらくですが、Y!mobileやUQ mobileに次いで速いです。
格安SIMベスト5には間違いなく入ってきますね。
それでは何回か測ってみたスピードテスト結果をご覧ください。
どうでしょうか。明らかに高速ですよね?
特に注意したいのがお昼時の通信速度です。ほとんど速度が下がっていません。
普通の格安SIMなら、お昼は下り1Mbps程度にまで下がってしまうものですよね。
このサイトでも今までたくさんの格安SIMをレビューしてきましたが、どれもお昼時の通信速度が下がりがちでした。
IIJmioのタイプAは、全然下がっていないです。脅威ですね。
IIJmioのタイプAがここまで高速である理由はいくつか考えられます。
まず一つ目に言えるのは、始まってからそこまで日数が経過していないことです。
もしかしたら、IIJmioにau回線が増えていること自体知らなかった人もけっこういるのではないでしょうか。
もう一つの理由が、IIJmioではSIMカードをVoLTE対応SIMしか選べないことですね。
auスマホの中でも一部の端末しか、IIJmioのタイプAでは使えないわけです。
今後VoLTE対応スマホを持っているauユーザーがIIJmioに乗り換えることは間違いなく増えてきますし、いずれ速度は下がるでしょう。
かつて隆盛を誇ったLINEモバイルだって、最近では速度が落ちてきています。
>>参考記事:速度は下がった?LINEモバイルの速度を再び検証してみた(2017年3月編)
現時点では、IIJmioのタイプAは文句なしの高速です。
速度が速いau回線の格安SIMを契約するなら、UQ mobileかIIJmioのどちらかになるでしょう。
アプリはやはり、ちょっと使いづらい
IIJmioではみおぽんというアプリを展開しているのですが、このアプリはやはりちょっと使いづらいですね。
このように細かく通信量が表示されるのは便利なのですが、1回線しか契約していない場合スペースが空いているのが気になります。
またクーポン(高速通信)をオン・オフで切り替える時、一度ボタンを押した後に下の「適用」を押さなければいけないのも二度手間です。
そしてiPhone7だと画面が縦に長いので、上の端に近いボタンと一番下のボタンを往復するのは大変です。
アプリは今後、改善していってもらいたいと思いました。
VoLTE対応SIMしか提供されていないので、使える端末が少ないのは不満
IIJmioのタイプAはVoLTE対応SIMのみが提供されています。
結果として、市場に出回っているauスマホも大部分がIIJmioタイプAで使えないんです。
私が持っている端末だとiPhone7やnovaが使えるくらいで、他の端末では使えません。
>>参考記事:ファーウェイのnovaを購入して、メインスマホとして使ってみたけどやはり良かった
VoLTE対応スマホは2015年ごろから登場しています。
そこから2年が経過する今年あたりからは、IIJmioへの乗り換えが行えるauユーザーも増えてくるでしょう。
iPhone7だとテザリングができないのが不満
iPhone7でIIJmioのタイプAを使う場合、大きな欠点があります。
それはテザリングができないことです。
iOSでテザリングができるのはiPadの一部のみで、iPhoneではテザリングはできない仕様みたいですね。
IIJmioで専用のiPhoneが販売されているならまだ分かるのですが、販売されてもいないのにテザリングできない仕様なのは実に残念です。
iPhoneはY!mobileもテザリングできませんでしたし、ドコモ以外の回線を使っている格安SIMには不利ですね。
IIJmio・タイプAはどんな人におすすめ?
ここからは、IIJmio・タイプAを使っていて感じた、どんな人にオススメか、そのユーザー層を解説します。
VoLTE対応のauやSIMフリースマホを持っている
IIJmioはVoLTE対応のスマホでしか使えないので、auのVoLTEに対応したスマホを持っているのが大前提です。
言い換えれば、auVoLTE対応スマホを持っているなら乗り換え先の候補としてオススメできますね。
通信速度は現時点においてとても速いですし、おそらくかなり満足できますよ。
auで持っているスマホがVoLTE非対応でも、新しくVoLTE対応のSIMフリースマホを買えばそちらで通信や通話ができます。
今使っている端末が古くなってきているなら、これを機会に買い換えるのもいいですね。
速度重視の人(2017年4月現在)
au回線の格安SIMは他にもあるわけですが、UQ mobile以外で速度の速い格安SIMを契約したいならIIJmioでしょう。
mineoのau回線は、速度については特に良い評判を聞きません。
IIJmioのタイプAは、「現時点では」速度重視の人がとても満足できますよ。
6GBや10GBで契約したい人
UQ mobileは通常プランが3GBプランしかないという欠点がありますが、IIJmioは6GBや10GBのプランもあります。
au回線系格安SIMで3GB以上通信したい、なおかつ月額料金を抑えたい人は、IIJmioのタイプAがオススメですね。
シェアSIMを使いたい
IIJmioは、最大10枚のシェアSIMを使えるのが便利なMVNOです。
タイプAでもシェアSIMは普通に使えるので、家族で乗り換えたり複数の端末を運用したりする場合はIIJmioがオススメでしょう。
ちなみにシェアSIMをドコモ回線にすることもできますよ。
反対にメインはドコモのSIM、シェアSIMをauのSIMにすることも可能です。
まとめ:VoLTE対応端末があるならおすすめできる
VoLTE対応の端末があるなら、IIJmioのタイプAはお勧めできると思いました。
なんと言っても速度が速いです。速度が速いことは、格安SIMの中でも一番重要なポイントでしょう。
もし今後速度が下がったとしても、IIJmioは格安SIMの大手なので安心して使えるのはメリットです。
契約を考えていた方は、今なら「行ってよし」ですよ。
コメントはまだありません。