
格安SIMの普及が始まってからしばらく経ちます。
今使っている格安SIMに不満がある人も増えてきているでしょう。
例えば最も多そうなのが、通信速度が遅いことへの不満ですね。
格安SIMは「格安」なので、デメリットもどうしても生じてしまうものです。
他には月額料金をもっと安くしたいとか、今使っているプランでは通信量が足りないといった不満もあるでしょう。
今回はこれらの不満を解消するべく、不満ごとにその不満を解消できる乗り換え先を提案します。
今使っている格安SIMがイマイチに感じている人は、参考にしてみてくださいね。
格安SIMの不満を解消できる、おすすめの乗り換え先解説!
まずは速度重視の人に、おすすめの乗り換え先を解説します。
速度を重視するとなると、どうしても月額料金は上がってしまいがちですね。
格安SIMには、お昼時や夕方~夜に速度が低下してしまうものが非常に多いです。
例えばIIJmioやOCNモバイルONE、mineo、楽天モバイルなどの大手は軒並み、このデメリットを抱えていますね。
人数が多くなると、キャリアの回線帯域の一部のみを借りている格安SIMではどうしても速度が遅くなりがちです。
しかし中には、速度がいつでも速いとされる格安SIMもあります。
候補を挙げていくので、チェックしてみてください。
ワイモバイルは、格安SIMの中で最も速度が速い
1GB | 3GB | 7GB |
2980円 | 3980円 | 5980円 |
格安SIMの中で最も速度が安定して高速、docomoなどのキャリアにもまったく引けを取らないのがワイモバイルです。
月額料金がIIJmioなど多くの格安SIMの2倍以上高額という大きなデメリットを抱えていますが、速度が遅い不満は100%解消されます。
ワイモバイルの速度が速い理由は単純明快です。
ワイモバイルはキャリアから回線を借りている「MVNO」ではなく自分の回線を持っている「MNO」なので、回線全体を使えるわけですね。
だからたくさんの人が使っても、速度が低下しないんです。
安くても快適に使えなければ意味がないと感じている人には、ワイモバイルが一番おすすめですね。
ワイモバイルは格安SIMの中ではほとんど最高値ですが、それでもキャリアでスマホを契約するよりは安上がりですよ。
UQモバイルは、3GBプランで良ければ安くて高速
1GB | 3GB | 7GB | データ高速プラン(3GB) |
2980円 | 3980円 | 5980円 | 1680円 |
UQモバイルはau回線の「MVNO」です。
しかしKDDI系列の会社なので速度が優遇されているようで、24時間いつでも比較的高速で通信できます。
>>参考記事:UQモバイルの『ぴったりプラン』と『おしゃべりプラン』を3ヶ月間使ってみた感想!
UQモバイルの料金プランは基本的にワイモバイルの丸パクリですが、データ高速プランという裏メニューのような存在のプランなら、月額1680円と安価です。
かけ放題や無料通話が必要ないなら、UQモバイルでデータ高速プランを契約してみてはどうでしょうか。
LINEモバイルはドコモ回線の中で最速だが、速度が遅くなったという話も見かける
1GB(LINEフリープラン) | 3GB | 5GB | 7GB | 10GB |
1200円 | 1690円 | 2220円 | 2880円 | 3220円 |
ドコモ回線の格安SIMであるLINEモバイル。
LINEモバイルは販売開始から長い期間、通信速度が速いと評判でした。
最近は速度が下がったという意見もまたそこから速くなったという意見も聞きます。
以前実際に計測してみましたが、確かにちょっと遅くなったもののまだまだ高速の部類でしょう。
>>参考記事:速度は下がった?LINEモバイルの速度を再び検証してみた(2017年3月編)
かけ放題が使える格安SIMに乗り換えたい人
ほとんど通話なんてしないと思ってかけ放題がない格安SIMに乗り換えたら、通話料金がかなり高額になってしまって焦った人もいるでしょう。
ここからはかけ放題が使える格安SIMのおすすめを紹介します。
IIJmio | IIJmio | BIGLOBE SIM | OCNモバイルONE | ワイモバイル |
誰とでも3分、家族と10分 | 誰とでも5分、家族と30分 | 3分かけ放題 | 10分かけ放題 | かけ放題 |
600円 | 830円 | 650円 | 850円 | 1000円 |
IIJmioなら5分かけ放題に加えて、家族と30分まで通話できる
IIJmioはドコモ回線とau回線を選べる格安SIMです。
・誰とでも3分、家族と10分かけ放題
・誰とでも5分、家族と30分かけ放題
この2種類を選べるのがメリットですね。
家族なら誰でも良いわけではなく、同じくIIJmioを契約した状態でなければ行けないことには注意です。
家族との通話は、結構長くなりがちですよね。用事を頼まれたら説明に時間がかかったりします。
家族で通話する機会が多いなら、IIJmioを選ぶのがおすすめです。
BIGLOBE SIMなら、3分かけ放題が安い
ドコモ回線のBIGLOBE SIMは、3分かけ放題が月額650円で使えます。
長電話をせず、ほとんど宅配便の再配達など手短な連絡にしか使わない人は、BIGLOBE SIMで契約すると良いでしょう。
OCNモバイルONEは10分かけ放題
ドコモ回線の格安SIMであるOCNモバイルONEは、月額850円で10分かけ放題が使えます。
5分かけ放題が主流な格安SIMですが、OCNモバイルONEはその倍通話できるわけですね。
安く長時間離すなら、OCNモバイルONEが一番おすすめです。
LINEモバイルなら、LINE内の無料通話が通信料無料
ドコモ回線の格安SIMであるLINEモバイル。LINEモバイルでは、LINEの無料通話の通信量が発生しません。
つまりLINE同士で通話するなら、完全無料で通話できるわけです。
友だちや家族との通話はほとんどLINEでしかしないなら、LINEモバイルと言う選択肢もありますよ。
なおLINEのアプリでは固定電話や携帯電話に発信もできますが、そちらは通話料金が発生するのでおすすめしません。
完全なかけ放題が使えるのはワイモバイル
制限が一切ないかけ放題を使いたいなら、ワイモバイルが一番良いですね。
ワイモバイルは月額1000円で、スーパーだれとでも定額を契約できます。
ただ一番安い1GBプランでも、スーパーだれとでも定額を足すと月額3980円とかなり高額になるのはイマイチです。
月額料金をとにかく安くしたい人
続いて月額料金が高いと感じていて、徹底的に安くしたい人におすすめの格安SIMを紹介します。
DMMモバイルが業界最安値
業界最安値を謳っているDMMモバイルが、安さ重視なら一番おすすめですね。
3GB1500円という月額料金は、文句なしに安いです。これより安い格安SIMはほとんどありません。
DMMモバイルはネットでしか契約できないのがデメリットですが、サービスは他の人気の格安SIMと遜色ありません。
安いからといって手を抜いていないのも、DMMモバイルの魅力ですね。
イオンモバイルも比較的安い
月額1580円で、4GBの音声SIMを契約できるのがイオンモバイルです。
>>参考記事:イオンの格安SIM『イオンモバイル』を契約してみたら爆速だった話
6GBくらいまでのプランは概ね安い料金設定なので、DMMモバイル以外に安い格安SIを契約するならイオンモバイルが良いでしょう。
イオンモバイルは店頭で契約できて、その際にSIMフリースマホをセット購入できるのも嬉しいですね。
大容量プランを安く契約したい人
最近需要が高まってきている大容量プラン。
大容量のプランを安く契約するならどこがいいか、簡単に解説します。
楽天モバイルなら、20GBや30GBプランが激安
ドコモ回線の格安SIMである楽天モバイルは、20GBプランや30GBプランの料金設定がとにかく安くてお得です。
音声SIMでこの通りの月額料金です。
20GBプラン | 30GBプラン |
4750円 | 6150円 |
楽天モバイルは速度の評判がイマイチなのでそこは注意したいですが、安く大容量プランを契約できるのは嬉しいですね。
>>参考記事:楽天モバイルでスピードテストを行ってみた!
U-mobile MAXなら25GBを3000円以内で契約できる
月額2880円のU-mobile MAXは、なんと25GBプランです。
これだけの大容量を3000円以内で契約できるのは、ちょっとすごすぎますね。
30GBプランとの5GBの差に問題ないなら、楽天モバイル以上におすすめの格安SIMです。
まだ当サイトではレビューしていないので、将来的にはレビューを行ってみたいですね。
家族で乗り換えるので、容量シェアをしたい人
ここからは家族全員で格安SIMに移行する場合に、容量シェアをしたい人向けの格安SIMを紹介します。
DMMモバイルなら、3人で容量シェアができる
DMMモバイルなら、3人までで容量シェアをできます。
最低8GB、最大20GBです。
>>参考記事:DMMモバイルのスピードテストをやってみた!
家族が3人以内なら、DMMモバイルを選ぶと良いでしょう。
BIGLOBE SIMなら、30GBを5人までで分け合える
BIGLOBE SIMでは、最大5人で30GBまでの通信量をシェアできます。
>>参考記事:Wi-FiルーターにBIGLOBE SIMを入れて運用してみたので、それのレビューを
OCNモバイルONEも同様ですが、シェアSIMの月額料金が安いので今回はBIGLOBE SIMをおすすめします。
IIJmioなら、10GBを最大10人で分け合える
IIJmioでは、10GBが最大の通信量ですが、人数は10人までに対応しています。
一人あたりが使える通信量が少なくなるので人を選びますが、6人以上でシェアしたいならIIJmioがおすすめですね。
怪しくない、信頼できる格安SIMを契約したい人
格安SIMにはピンからキリまであります。
中には、はっきり言って聞いたこともないようなよくわからない会社の格安SIMがあったり、契約内容が妙に複雑でユーザーを騙そうとしているものもあったりします。
そこで今契約している格安SIMがどうにも信頼性に欠けると思っている方におすすめの、信頼できる格安SIMを二つ紹介します。
格安SIMの老舗・OCNモバイルONEは信頼度が高い
OCNモバイルONEは比較的長い期間格安SIMを提供しています。
>>参考記事:ワイモバイルからMNP!OCNモバイルONEの大容量30GBプランに乗り換えてみた
テレビCMも見かけますし、老舗である安心感がありますよね。
速度面では昼や夜の速度低下がイマイチなのですが、安心して使える格安SIMという点では、OCNの知名度もありますし非常におすすめできます。
IIJmioも、格安SIMを長い期間提供している
IIJmioもOCNモバイルONEと同様に、長い期間格安SIMを提供しているMVNOです。
>>参考記事:速度は遅いけど快適に使える!ドコモ回線のIIJmioを、再びしばらく使ってみたよ
格安SIMの各社のプランはドンドン複雑になってきていますが、IIJmioはシンプルな3つのプランのみでずっと展開されています。
こちらも安心して契約できる、おすすめの格安SIMでしょう。
おまけ:契約は待った方が良い格安SIM
おまけとして、今から契約するのはちょっと待った方が良い格安SIMを二つ紹介します。
0simは速度が激遅と言われているのでおすすめできない
0simは月額料金0円から使えるのが評判です。
しかし速度が24時間激遅と言われていて、「タダより高いものはない」そのもの。
初期費用が3000円かかりますし、いくら月額0円とはいえ契約は控えた方が良さそうですね。
TONEモバイルは安いといいがたいサービス内容
何回か当サイトでもレビューしたTONEモバイルですが、こちらもおすすめはできません。
>>参考記事:[長期レビュー]TONEモバイルをしばらく使ってみた!通信速度的におすすめできないかも・・
SIMフリースマホのセット購入が必須ですし、速度も低速に固定されています。
お得に見えてあまりお得ではない格安SIMなので、ちょっと待った方が良いですね。
使い放題のようで3日につき300MBの通信量制限があるのも痛いです。
まとめ
速度が速い格安SIMは月額料金が高い場合が多く、月額料金が安い格安SIMは昼や夜に速度低下を起こしがち。
価格と速度、どちらも高品質なのはUQモバイルの「データ高速プラン+音声プラン」ですね。
3GBプランしかなないですし、かけ放題もないのは難点。
しかし安さと速度を両立させるならこれ一択でしょう。
なおドコモ回線なら、2017年4月時点ではLINEモバイルがオススメです。
かけ放題がある格安SIMで今最もおすすめなのは、OCNモバイルONEですね。
月額850円で10分かけ放題は魅力的です。
長い間解説してきましたが、乗り換え先は見つかりましたか?
「こんな格安SIMを探しているんですが・・・」という質問がありましたら、お気軽にご相談くださいね。
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