
格安SIMが次々に登場しています。
この春にドコモなどのキャリアから、格安SIMに乗り換えようと思っている人も多いでしょう。
スマホ代は結構高いもの。
大学生などになるにあたって、キャリアだとスマホ代の支払い金額は高すぎて厳しいですよね。
また家族でこれから子供がスマホを持つご家庭でも、子供用のSIMは格安SIMにして節約したいのでは?
そこで今回は、学生が使うのにオススメの格安SIMをランキング形式で紹介します。
スマホ代をできる限り節約しつつ、学生でも使いやすい格安SIMはどれかチェックしてみましょう。
とにかく月額料金が安いものばかり集めるのも可能ですが、今回は学生にとっての「使いやすさ」も考慮しつつ選んでいます。
第5位:DMMモバイル
月額料金を最小限に抑えたいなら、ドコモ回線の格安SIMであるDMMモバイルを契約するのがオススメですよ。
>>参考記事:DMMモバイルのスピードテストをやってみた!
DMMモバイルは、月額1500円で3GBプランを契約できる「業界最安値水準」の格安SIMです。
今回は第5位にしていますが、安さを最も重視するならDMMモバイルが1位ですね。
通信速度もお昼時以外であればほぼ問題ありません。
安いといってもサービスが悪いわけではなく、節約モードが使えたりシェアSIMを使えたりと、むしろ充実しています。
通信量が足りなくなった時に、1000MBを480円でチャージできるのも嬉しいですね。
ただしDMMモバイルは、20歳にならなければ契約できません。
そのため大学に入学したタイミングで自分名義で契約することはできないので、そこに注意です。
第4位:LINEモバイル
LINEモバイルは、ドコモ回線の格安SIMです。LINEをいつも使っている人にオススメですね。
>>参考記事:速度は下がった?LINEモバイルの速度を再び検証してみた(2017年3月編)
LINEモバイルでは、LINEについては速度制限がかかった時でも高速通信が可能です。
そしてLINEの通信量はパケットから消費されません。
また3GB以上のプラン(コミュニケーションフリープラン)では、TwitterやInstagram、Facebookが使い放題になります。
SNSを頻繁に使う、日常生活が充実しているタイプの人は、LINEモバイルを選ぶと良いでしょう。
通信速度もけっこう速く、快適に使えますよ。
LINEモバイルは18歳以上であれば自分名義で契約可能です。
ただし20歳未満は親権者の同意が必要となります。
またLINEモバイルは、LINE Payで月額料金を支払えるのも嬉しいですね。
クレジットカードを持っていなくても契約可能です。
第3位:楽天モバイル
こちらもドコモ回線の格安SIMである、楽天モバイル。
楽天モバイルはお昼や夜に通信速度が遅く、それに対しての対応もいまいちという大きなデメリットがあります。
しかし今回は、今回3位に選びました。
>>参考記事:楽天モバイルでスピードテストを行ってみた!
学生向けの格安SIMとしては、速度のいまいちさを考慮しても楽天モバイルがオススメできます。
理由をいくつか説明していきましょう。
安い大容量プランがあり、固定回線代わりにもできる
楽天モバイルには、20GBと30GBの大容量プランがあります。月額料金は、業界最安値クラスです。
20GB | 30GB | |
データSIM | 4050円 | 5450円 |
音声SIM | 5450円 | 6150円 |
楽天モバイルでは大容量プランを契約して、スマホからのテザリングでノートパソコンやタブレットなどをインターネットに接続できます。
これらの大容量プランを契約すれば、1ヶ月持たせられる人も多いでしょう。
一人暮らしを始めるけれど、ポケットWi-Fiや光回線の契約は面倒な場合がありますよね。
そんな時は、楽天モバイルで大容量プランを契約してみてはどうでしょうか。
最大30GBの制限があると不安かもしれません。
しかしポジティブに考えれば、30GBまでしか高速通信ができないためネットばかり見ていて無駄な1日を過ごす日々を少なくできるとも言えます。
楽天モバイルには店舗があるため、相談がしやすい
格安SIMの中でも店舗数が多い楽天モバイル。
都市部には正式な店舗がありますし、地方でも家電量販店などに専用窓口があります。
そのため何かわからないことがあっても、相談しやすいのが楽天モバイルのメリットです。
あまりスマホに詳しくない人でも、楽天モバイルならいくらか心配が減りますね。
SIMフリースマホを安く購入できる
新しいスマホを合わせて入手したい場合、楽天モバイルだと有利です。
ほぼ一年中なんらかの端末がセール販売されていて、他社よりも安くSIMフリースマホを購入できます。
SIMフリースマホがあれば、もし楽天モバイルから他の格安SIMに乗り換えた時でもそのまま端末を使える場合が多いです。
楽天モバイルで購入できる端末は基本的にドコモ回線ならどこでも通信OK、ワイモバイルでもほぼ使えます。
au回線の格安SIMへの乗り換えは、端末が対応しているか確認が必要ですね。
一括でも安く購入できますし、セール販売のスマホなら分割購入でも月々の支払い金額は安上がりです。
この点も楽天モバイルのメリットですね。
口座振替やデビットカードで契約できる
楽天モバイルの契約は、口座振替でもOKです。
さらに楽天銀行かスルガ銀行のデビットカードでも、支払いができます。
学生の場合クレジットカードを持っていないことも多いですよね。楽天モバイルなら気軽に契約できますよ。
第2位:UQモバイル
テレビCMが多いUQモバイルも、学生にオススメの格安SIMです。ただし注意点もあります。
メリットとデメリットを解説していきましょう。
>>参考記事:衝撃の爆速!「Try UQ mobile」でUQ mobileをレンタルしたのでレビューします
メリット:昼でも速度が速い
UQモバイルは12〜13時という格安SIMにとっては地獄の低速化が行われる混雑時でも、速度がそこまで落ちません。
一番遅いタイミングでも、下り5MbpsというYouTubeの動画視聴やネットサーフィンなら余裕でこなせる速度が出ます。
学生の場合、スマホを最も使う時間帯はお昼ではないでしょうか。
昼食を食べながら、ネットを見たり音楽を聴いたりしますよね。
今回紹介した、例えばDMMモバイルや楽天モバイルだとお昼だと動画は当然としてネットサーフィンもちょっと厳しいです。
しかしUQモバイルなら、問題ありません。
これは学生にとって特に重要なポイントなのではないでしょうか。
メリット:端末がたくさん販売されている
UQモバイルでは、セット購入できるSIMフリースマホがたくさん用意されています。
元々はほとんどスマホを販売していなかったUQモバイルですが、2016年夏頃より一気に端末数を楽天モバイルに並ぶレベルにまで増やしました。
ここでしか買えないP9lite PREMIUMなどもあるので、この点も大きなメリットですね。価格も安いです。
iPhoneSEも買えますよ。
デメリット:ぴったりプランやおしゃべりプランは高くつく
UQモバイルのデメリットが、月額料金です。
キャリアよりは安いものの、UQモバイルで現在メインとして展開しているぴったりプランやおしゃべりプランは他の格安SIMに比べて倍以上です。
テレビCMでは「月額1980円!」と言っていますが、それは1年目のみでなおかつ1GBプランの場合です。
学生だと1GBじゃ何もできませんよね。
動画を数時間見た程度でも、1GBは余裕で使い切れます。
最低でも3GBは欲しいところですが、3GBプランは月額3980円(1年目は2980円)です。
UQモバイルを選んだ場合、基本的にキャリアの半額程度にまでしか安くできないことに注意しましょう。
ただし半額でも安くなるのは嬉しいですね。
デメリット:通常の高速通信プランは3GBのみ
UQモバイルのぴったりプランやおしゃべりプランは、無料通話が付属しているサービスです。
実はUQモバイルには、無料通話がない普通のプランもあります。それがデータ高速プランです。
月額1680円と安いこのプラン。もしも通信量が3GBで間に合うなら、オススメですよ。
とはいえ3GB以外のプランがないため、契約する人はけっこう限られてくるのがデメリットです。
ちなみにデータ無制限プランもありますが、これは速度が500kbpsに制限されます。ちょっとイマイチ。
第1位:ワイモバイル
ソフトバンクの格安SIMであるワイモバイル。
こちらも非常にオススメできる格安SIMで、今回は1位に選びました。
>>参考記事:最強の格安SIM?Y!mobile(ワイモバイル)を契約してみた!
しかし1位ではあるものの、UQモバイルと同様に注意点もあります。メリットとデメリットをチェックしていきましょう。
メリット:通信速度が格安SIMの中でもトップ、昼でも爆速
ワイモバイルは、UQモバイル以上に速度が高速の格安SIMです。
昼でも夜でも一日中、ドコモなどと全く変わらないレベルの通信速度が出ます。
学生にとって、速度は重要でしょう。速度重視なら文句なしにワイモバイルがトップです。
メリット:10分かけ放題やキャリアメールが標準搭載
ワイモバイルでスマホを契約すると、10分かけ放題が可能です。これは有料オプションではありません。
さらにガラケーを使っている人との連絡に便利な、キャリアメールまで無料で使えます。
これらも大きなメリットですね。
Yahoo!をよく利用するなら、パケットの追加チャージがしやすい
Yahoo! JAPANを訪問したりヤフオクなどのサービスを使ったりすると、マイルが貯まります。
ある程度マイルを貯めると500MBや1GBなどのパケットチャージが可能になります。
私の場合はたまにヤフオクを使う程度ですが、毎月500MB〜2GBくらい無料チャージが可能になっていますね。
こちらもなかなか便利です。
デメリット:スマホの購入がほぼ必須
ワイモバイルはワイモバイル回線が使われています。
SIMロックを解除したキャリアのスマホを持っていない場合、契約時にスマホの購入が必須です。
ワイモバイルはソフトバンクの格安SIMですが、大人の事情によりSIMロックがかかったソフトバンクのスマホは使えません。
2015年5月よりSIMロック解除可能端末がキャリアに登場したため、2017年春の時点ではSIMフリー状態のスマホをまだ持っていない人も多いでしょう。
ワイモバイルを契約するなら、基本的にSIMフリーやワイモバイル製のスマホを購入しないといけないことには注意ですよ。
ややデメリット:月額料金がやはり高いが、サービスを考えると金額的にはそれほど問題ない
ワイモバイルは月額料金が高めです。
基本的にUQモバイルのぴったりプランと同じですね。(先に登場したのはワイモバイルですが…)
月額料金の高さはデメリットと言わざるを得ないのですが、UQモバイルのおしゃべりプランは5分かけ放題な一方でワイモバイルは10分です。
さらにキャリアメールもUQモバイルなら月額200円ですが、ワイモバイルでは無料です。
このようにサービス内容を考慮すると、ワイモバイルはけっこう安いです。
他の多くの格安SIMより高いのは事実ですが、快適に使えることを考えれば仕方ないのではないでしょうか。
値段分の価値はあるのがワイモバイルです。
第5位〜第1位までの、3GBプランの月額料金を比較!
紹介した5つの格安SIMの料金を比較してみましょう。
DMMモバイル | LINEモバイル |
楽天モバイル (3.1GBプラン) |
UQモバイル(データ高速プラン、ぴったりプラン) | ワイモバイル | |
月額料金 | 1500円 | 1690円 | 1600円 |
1680円 3980円(1年目は2980円) |
3980円(1年目は2980円) |
月額料金を比べてみると、やはりUQモバイルとワイモバイルは高いですね。
しかしサービス内容や通信速度を踏まえて考えれば、この料金差はやむを得ないでしょう。
学生が格安SIMを契約するときの注意点
学生が格安SIMを契約するにあたって、気をつけたいことがいくつかあります。チェックしてみましょう。
クレジットカード不要の格安SIMは限られる
学生が格安SIMを契約する場合、クレジットカードを持っていない場合は多いでしょう。
しかしクレジットカード不要の格安SIMは、あまり多くありません。
今回紹介した中では、LINEモバイルと楽天モバイル、ワイモバイルがクレジットカードなしで契約可能です。
参考にしてみてください。
20歳未満は契約できないものもある
DMMモバイルは20歳未満だと契約できません。
他の格安SIMの場合でも、それぞれ20歳未満への対応状況が異なっています。
この点も事前に確認しておきたいですね。
お昼や夜に通信速度が落ちる格安SIMが多い
今回2位、1位として紹介したUQモバイルとワイモバイル以外の格安SIMは、基本的にお昼や夜に回線が混雑すると考えてください。
回線が混雑すると、速度が落ちます。
速度が落ちると、ネットサーフィンがギリギリできるかできないかくらいにまで不便になります。
これを良しとするかどうかで、契約する格安SIMは変わってくるでしょう。
速度が落ちるのは嫌なら、UQモバイルかワイモバイルを選ぶべきですね。
まとめ:学生は自分の使い方をよく考えて契約先を選ぼう
最後に、5つの格安SIMがそれぞれどんな人向けかおさらいです。
・速度重視なら、ワイモバイルかUQモバイル
・価格重視なら、DMMモバイル
・LINEユーザーならLINEモバイル
・固定回線代わりにするなら、楽天モバイル
それぞれの格安SIMに、学生にとって嬉しいメリットがあります。
この中から、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
スマホ代を削減して、好きなことにお金を使ってみてはどうでしょうか。
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