
VAIOの3台目のスマホで、Android OSを搭載しているVAIO Phone Aが人気とのこと。
そこで実際使ってみたらどうなのか、今回ヨドバシカメラで買って調べてみました!
価格は26000円ほどとなかなか安かったですね。
ただ結論から言いますと…そこまで良くはなかったかな、と。
というわけで早速ですが、開封から使用レビューまで行なっていきたいと思います。
VAIO Phone Aを開封してみる
それでは早速、開封から行なっていきますね。
こちらが外箱です。
このロゴを見ると、落ち着きますね。VAIO Phoneの魅力の半分以上はこのロゴにあると言っても、過言ではないでしょう。
中身は簡単な説明書とUSBケーブル、ACアダプターです。
最近はACアダプターなどがついていない機種も多くなってきているので、付属しているのは嬉しいですね。
ただ、安っぽくて微妙な感じはあります。
VAIOといえど2万円台のスマホなので、周辺機器の質感などはそれ相応といったところでしょうか。
VAIO Phone A本体をチェック!
続いて、本体を見ていきましょう。
本体は側面と背面がアルミ製ですね。
手触りはなかなか良いと思います。
また背面にVAIOのロゴがあるのも良いですね。
カバーはつけないか、透明なカバーがオススメです。私はカバーをつけませんでした。
ただ、あまり高級感はないかな、という印象。
スピーカーが背面にあるのもちょっと古い感じですし、この背面上下のアンテナ部分と思われる部分も色が違っていて。
全体的に、ちょっと昔のスマホに思えます。
microUSB端子なのが残念
あまり最新感がないVAIO Phone Aのデザイン。実際端末本体はVAIO Phone Bizのままなので、それはそうなんですが…。
仕様の中でも残念に思ったのが、今時端子がmicroUSBなことですね。
novaとかZenfone3とか、最近のスマホはもうUSB Type-Cに変わってきているわけですよ。
廃れつつあるmicroUSBがまだ使われているのは、やっぱりイマイチです。
電源ボタンの位置が悪い
VAIO Phone Aは5.5インチの大画面で、本体も大きいんです。
そのためあまり上の方を持つことってないと思うんですが、電源ボタンは本体右側面のてっぺんにあるんですよ。
背面に指紋認証センサーがあってそっちでロックを解除できるなら、問題ないんですけどね。
あいにく指紋認証はないので、起動に毎回一手間かかります。
次にVAIO Phoneが出るときは、ここを改善してほしいです。
SIMトレイを開けるのにピンが必要なのも難点
私のように頻繁に色々なSIMに入れ替えることって、普通の人はないと思うんですが…。
とりあえず、私の意見として聞いてください。
SIMトレイを開けるのに、XperiaとかSH-M04はピンが不要なんですよね。
VAIO Phone AはiPhoneやnovaのように、ピンが必須です。
ピンが必須だと、わざわざ外箱を探してきてピンを用意したり、よく入れ替えるなら自分でピンを別に購入したりしないといけなくて面倒なんですよね。
ピン不要でSIMトレイが開けられればもっと良かったです。
またVAIO Phone AのSIMトレイ、妙に深いです。
iPhoneなどであれば普通にトレイを引き出せるピンでも、入りきらなくてダメでした。
あと2枚のSIMを挿せるのは良いですが、片側がmicroSDスロットと共用なのもちょっと残念。
VAIO Phone Aの仕様や使い心地についてレビューしてみる
続いて、本体仕様や使ってみて思ったことをレビューします。
ストレージ容量16GBは少なすぎる!
10.26GBしか保存領域が確保されていないので、アプリはそんなに入れられないです。
ゲームのテストとしてデレステをインストールしたんですが、プレイできる状態にしただけで696MBも消費してしまいました。
その他に最低限のアプリをインストールしたら、もう1.37GBまで消費してしまっています。
せめて倍の32GBストレージ容量があれば、もうちょっと良かったんですけどね…。
デレステはまあまあ快適に動いたので、ゲームは十分遊べる
設定とかとくにいじっていない状態で、一曲プレイしてみました。
やや引っかかりを感じる部分などありましたが、とりあえず遊べますね。
ただ先ほど説明した通り、ストレージ容量が少ないので。
入れられるCGキャラが動くタイプのゲームは2〜3本が限界じゃないでしょうか。
カメラ性能は高くないと感じた
カメラで写真を撮ってみました。
iPhone7Plusなどのカメラに慣れてしまうと、どうしても見劣りします。
使えないわけではないんですが、期待はしない方がよさそう。
プリインストールアプリが少ない
VAIO Phone Aに最初から入っているアプリの数は、かなり少ないです。
ほぼGoogle製のアプリのみで、あとはFMラジオのアプリが入っているくらい。
ただやっぱりストレージ容量が16GBなので、Googleアプリだけでもけっこう容量を圧迫してしまっているんですよね…。
画面サイズは大きめで、片手での操作は無理
5.5インチ画面なので、やっぱり大きいんですよね。
片手での操作は無理でしょう。
ただ、大きいわりに本体サイズ自体はコンパクトにまとまっているので、持ちづらいことはないですね。
シンプルすぎてあまり面白くない
余計な機能がなく、シンプルにまとまっていること自体は良いんですが、、
本当にただシンプルなだけの端末って、あまり面白くないですね。
VAIO Phone AはVAIOのネームバリューそのものが魅力であり、それ以上のものはとくにない印象です。
VAIOが心底好きな人以外には、「なんだか地味なスマホ」という感想しか出てこないのではないでしょうか。
性能は価格を考慮すると全体的に高いんですが、ストレージ容量が16GBなことが足を引っ張ってしまっていますね。
ここが32GBなら満足度は20%くらい上がったと思います。
SH-M04やnovaと比べてどうなの?
最後に、現在手元にあるSH-M04やnovaと比較してみますね。
>>参考記事:手頃な価格で高機能!大人気機種・SH-M04をレビューしてみた
>>参考記事:ファーウェイのnovaを購入して、メインスマホとして使ってみたけどやはり良かった
本体を並べてみました。
見ての通り、5.5インチサイズのVAIO Phone Aが一番大きいですね。
持ちやすさは、流石にこの中ではVAIO Phone Aが一番イマイチです。
価格の安さではVAIO Phone Aが群を抜いている
novaもSH-M04も、価格が高いんですよね。それぞれ3万円台です。
VAIO Phone Aは2万円台で買えて、1万円くらい安上がりです。
それを考えると、VAIO Phone Aのコスパはかなり高いと感じました。
使っていて楽しいのはnovaやSH-M04
novaは指紋認証があったり、デザインが良かったりします。
SH-M04はおサイフや防水、エモパーがあります。
VAIO Phone Aにはとくに何もないので、楽しさではnovaやSH-M04の方が上ですね。
画面の綺麗さではnovaが圧倒的
VAIO Phone Aの画面は、発色がなんかイマイチに思えるんですよね。ここは価格なりな印象。
またVAIO Phone A、自動で明るさが場の明るさに合わせて変わる機能が初期状態でオンになっていて、最初びっくりするほど暗かったです。
設定アプリで設定を変更したら直りましたが。
SH-M04もnovaの画面には敵わない印象ですので、画面の綺麗なスマホを使いたいならnovaがオススメです。
ただそのnovaも、iPhone7などに比べると画面がイマイチですね。
ゲームが一番快適に遊べるのはnova
価格やCPUが違いますし当然ですが、ゲームが快適に遊べるのはnovaですね。
VAIO Phone AとSH-M04はそれほど変わらない印象でした。
多機能なのはSH-M04
おサイフケータイや防水機能があるのはSH-M04だけです。
機能重視なら、SH-M04でしょう。
予算があるならnovaやSH-M04の方が良い
値段が1万円違いますし当然ですが、novaやSH-M04の方が良かったです。
予算があるなら、VAIO Phone Aよりもこれら2機種がオススメですね。
まとめ:安いし普通に使えるけど、面白みに欠ける
VAIO Phone A、安くて普通に使えるスマホでしたが…面白くはなかったですね。
100点満点中65点くらいでしょうか。
価格を考えればかなり良いと思います。
でもなんだかパッとしないんですよね〜。
VAIO Phone Aは、
・安い5.5インチスマホが欲しい人
・価格の割に性能が高いスマホが欲しい人
・あまりアプリはたくさん入れない人
こんな人にオススメです。
個人的にはnovaやSH-M04の方が良いと思います。
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