
キャリアから格安SIMに乗り換える時や今まで使っていた端末が壊れた時には、新しい端末を購入しますよね。
今までiPhoneを使っていたならまたSIMフリーのiPhoneを購入すればいいでしょう。
しかしAndroid派の人は、SIMフリーのAndroidスマホの性能が気になりますよね。
割引で安く手に入るため忘れがちですが、XperiaやGalaxyは本来10万円近い高級スマホ。
一方、Zenfone3やhonor 8は3~4万円台で購入できます。更に安い、1万円くらいのものも多いですね。
ここまで価格が違うと、性能もダメなのではないかと不安になってしまうでしょう。
そこでこの記事では、キャリアスマホと格安スマホの性能はどのくらい違うのかを解説します。
ちなみに今回キャリアスマホの代表として選んだのは、Xperia XZです。(2016年に書いた記事なんで、ちょっと古くて済みません…)
なお今回紹介する機種の多くは、以前に当サイトでレビューもしています。
参考記事としてリンクを貼ってあるので、チェックしてみてくださいね。
Zenfone3とXperia XZのスペックを比較!
まずは2016年に発売された格安スマホの代表的存在であるZenfone3と、Xperia XZのスペックや機能を比較してみましょう。
>>参考記事:Zenfone3を購入したので使い心地をレビュー!arrows M03とも徹底比較したよ
>>参考記事:Xperia XZをレビューするついでに格安SIMの「mineo」で使えるかを検証!
Zenfone3 | Xperia XZ | |
CPU | Snapdragon 625 | Snapdragon 820 |
メモリ | 3GB | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB | 32GB |
バッテリー容量 | 2650mAh | 2900mAh |
画面 | 5.2インチ、1920×1080 | 5.2インチ、1920×1080 |
価格 (税込) |
42984円 (DMM mobileなど、2016年11月時点) |
81648円 (ドコモ) |
いかがでしょうか。
ちなみにZenfone3の価格は楽天モバイルなどでセール中なら3万円くらいです。
2倍程度の価格差があることを考えると、Zenfone3はかなり健闘していますよね。
CPUとバッテリー容量が大きな違いでしょうか。
CPU性能にはけっこう差があるけど、あまり気にならないかも
CPUの差については、かなり大きいです。
Zenfone3のCPUであるSnapdragon 625はミドルスペックのものですが、Xperia XZのSnapdragon 820は高性能なものです。
そのため例えば「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」のような3Dキャラクターが動くタイプのゲームをプレイするなら、Xperia XZの方がより良いですね。
ただしどちらでもこのゲームを遊んでみましたが、そこまで大きな差があるわけではなかったです。
あくまで「より」良いのがXperia XZ。
そのため普通の人には、Zenfone3でも全然問題はないですよ。
細かい機能をチェック!
スペック以外の機能についてもチェックしてみましょう。
Xperia XZもZenfone3も、ハイレゾ音源の再生に対応しています。この点は互角ですね。
カメラ性能はどちらも高めですが、流石にXperia XZの方が高性能であると考えられます。
Xperia XZにしかない機能としてはワンセグ、おサイフケータイ、防水防塵といったものが挙げられます。
高いスマホだけあって、充実していますね。
結論としては、Xperia XZの方が当然優れているけどZenfone3も十分健闘しています。
むしろ価格を考えると、Zenfone3の方がコスパが高くてより良いスマホであるとも考えられますね。
高級機対決!ファーウェイのP9VSXperia XZ
続いて格安スマホの中でも価格が高いP9と、Xperia XZを比較してみましょう。
P9 | Xperia XZ | |
CPU | Kirin 955 | Snapdragon 820 |
メモリ | 3GB | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB | 32GB |
バッテリー容量 |
3000mAh | 2900mAh |
画面 | 5.2インチ、1920×1080 | 5.2インチ、1920×1080 |
価格 |
64584円 (楽天モバイル) |
81648円 (ドコモ) |
Zenfone3と比べると価格差がかなり狭まっていますが、それでもまだ15000円以上P9の方が安いですね。
この2機種の性能を比べると、スペックだけならかなり近いです。
しかしCPUは、やはりXperia XZの方が優れています。Kirinってゲームに弱いですしね。
P9にはやはり防水やワンセグ、おサイフケータイといった機能がありません。
しかし、カメラについてはかなり高性能なカメラを備えています。
P9はライカ製のダブルレンズを搭載していて、かなりきれいな写真を撮ることができますよ。
Xperia XZはレンズが一つ。
ただしこちらもセンサーを3つ用意していて性能は高いので、悪くはないです。
総評としてはやはりXperia XZの方が高性能と考えられますが、価格を抑えつつハイスペックな端末を購入したいなら、P9もおすすめです。
あと私が思うに、カメラ重視ならP9の方が良いですね。
1万円対8万円!Priori3 LTEとXperia XZを比較!
最後に、1万円台で購入できるFREETELの激安スマホ「Priori3 LTE」とXperia XZを比較してみましょう。
Priori3 LTE |
Xperia XZ |
|
CPU | MT6735M | Snapdragon 820 |
メモリ | 1GB | 3GB |
ストレージ容量 | 8GB | 32GB |
バッテリー容量 | 2100mAh | 2900mAh |
画面 | 4.5インチ、854×480 | 5.2インチ、1920×1080 |
価格 |
13824円 (FREETEL) |
81648円 (ドコモ) |
さすがに性能の差は歴然。
Priori3 LTEではXperia XZに手も足も出ません。
しかしPriori3 LTEも、使い方次第では十分使えるスマホなんです。
(2017年4月現在、フリーテルそのものがだいぶ炎上気味なのはアレですが)
Priori3 LTEはメモリが1GBしかなくストレージ容量も8GBしかないので、とりあえずゲームには向いていません。
しかし、LINEやTwitter、メール、ブラウザを使う程度であれば特に問題ないでしょう。
画面解像度が低いので動画の再生にあまり優れていませんが、暇つぶしに少しYouTubeを見るくらいであれば大丈夫です。
以前この端末を持っていましたが、わりと普通に見られましたよ。
・ガラケーがあるからスマホはほとんど使わないけれど、とりあえず1台持っておきたい
・スマホでゲームはせず、電話やメール、SNSといった用途がメイン
・性能は気にしないので、価格の安いスマホが欲しい
これらに当てはまる人は、Priori3 LTEがおすすめですよ。
まとめ:スペックでは劣るが、格安スマホも普通に使える
キャリアで販売されているハイスペックなスマホは、たしかに性能が素晴らしいです。
しかし本当にこんなに高いスペックのスマホは必要でしょうか?
大抵のアプリはZenfone3などのような安いスマホでも、問題なく動作します。
ゲームを熱心にプレイする人はハイスペック端末がおすすめですが、そうでなければ格安スマホでも十分でしょう。
ゲームも、実際Zenfone3くらいの性能があればけっこうなんとかなります。
防水防塵やワンセグなどの機能が必要な場合もご安心ください。
格安スマホでこれらの機能に対応したスマホが普通に販売されています。
例えばarrows M03は、防水防塵やワンセグ、おサイフケータイに対応していますよ。
>>参考記事:SIMフリーのおサイフケータイ対応スマホ『arrows M03』をmineoで契約してみた!
格安スマホに乗り換えて、快適なスマホライフを送ってみてはどうでしょうか。
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