
格安SIMのアドバイザー・良介です。今回は、ちょっと変わった格安SIMの使い方について解説しますね。
格安SIMの使い道としては、
・メインスマホで音声SIMを使う
・サブスマホでデータSIMや音声SIMを利用
・タブレットに挿して単体で通信する
・SIMフリーのノートパソコンに入れて通信
・モバイルWi-Fiルーターに入れてポケットWi-Fiにする
・ゲーム機に入れる
というように、色々なものがあるわけです。
しかしですね、もう一つ使い道があるんですよ。それが「データ通信端末」です。
データ通信端末とは、パソコンに挿して設定をすることでパソコンをインターネットに接続させられる便利な端末です。
そして耳寄り情報なんですが、古いデータ通信端末って中古ショップで今かなり安く買えるんですよ。
今回テストに使ったL-05A。こちらは、完品を2000円で購入できました。
おそらくヤフオクなどを駆使すれば、もっと安く買えます。
MacBook Proの2016年モデルとL-05Aを組み合わせて、しばらくノマドワーカーとして色々作業してみました。
今回は、使用してみて感じたデータ通信端末のメリットやデメリットについて解説します。
またパソコンをネットに繋げる方法といえば、他にスマホからのテザリングが挙げられますよね。
こちらとの比較も行なっています。併せてチェックしてみてくださいね。
L-05Aを購入してみた!
まずは簡単な端末レビューから。
L-05Aは、ドコモから発売されたデータ通信端末です。かなり小型で、持ち運びに優れています。
隣に置いたのはAirPodsです。AirPodsより薄く、縦に長いですね。
本体にUSB端子が搭載されているので、直接パソコンに挿せます!
ただし私が使っているMacBook ProはUSB Type-C専用なので、直接パソコンに挿せないんですよ…。
というわけで、変換アダプタを噛ませてます。
変換アダプタも小型のものがあるので、持ち運びで邪魔になったりはしないですよ。
主に使っているのはDMMモバイルのSIM
ドコモのデータ通信端末なので、使えるのはドコモ回線の格安SIMです。
ちょうどDMMモバイルの2GB契約のデータSIMが手元にあったので、そちらを使っています。
>>参考記事:DMMモバイルのスピードテストをやってみた!
通信速度については、2017年5月時点だとお昼以外はとくに問題ないですね。
注意!L-05Aは3G通信のみに対応している
実際使っていて速度が遅いと感じた場面はないので、それほど心配はいらないと思います。しかし注意したいのが、L-05Aの場合3G通信にしか対応していないこと。
LTEじゃないので、最高速度はけっこう遅めです。
3G通信ですが、ネットサーフィンやGoogleドキュメントを使った記事の執筆、YouTubeでの軽い動画再生くらいまでなら全然違和感なくできていますよ。
ただどうしても気になるなら、LTEに対応した他の端末を入手した方が良いでしょう。
でもLTEでも3Gでも、格安SIMじゃ正直そんなに速度は変わらないですよ。
データ通信端末をしばらく使ってみた感想!
データ通信端末をしばらく使ってみたので、ここからはその感想をお話ししていきますね。
古いデータ通信端末だと、接続がけっこう手間
毎回使うたびに思うんですが、接続が面倒ですね。
そもそもこのL-05Aの場合、Macの最新OSに接続設定のソフトが対応していないんですよね…。
そのためMac標準のネットワーク項目から手動で設定が必要。この時点でもう、初心者には勧められないです。
またL-05Aを接続するUSB端子は毎回同じ場所にしないといけないのも、かなり不便なんですよ…。
一度通信を始めてしまえばかなり快適
設定を終えてしまえば、あとは普通にテザリングの時と変わらずにネットができます。
なお速度は端末に入れている格安SIMに左右されるので、DMMモバイルの場合お昼12〜13時はめっちゃ遅くなります。
LINEモバイルあたりのSIMを入れて使えば、おそらくいつでも快適ですね。
>>参考記事:速度は下がった?LINEモバイルの速度を再び検証してみた(2017年3月編)
MacBook Proとの組み合わせでは横に出っ張ってちょっと邪魔
変換アダプタが間に挟まるため、Mac Book Proとの組み合わせだと横にかなり出っ張ります…。
これはちょっとイマイチですね。ただ通常のUSB端子に対応しているノートパソコンなら、おそらくこの出っ張り問題は起こらないです。
データ通信端末VSテザリング!どっちが便利?
ここからは、データ通信端末とテザリングを比較しながらどっちが便利かを決めます。
データ通信端末のメリット①:バッテリーがないので気軽に使える
テザリングはスマホのバッテリーをガンガン消費しますが、データ通信端末ではバッテリーの消費がありません。
これは大きなメリットですね。スマホのバッテリーが外出先で無くなると、けっこう大変ですし。
データ通信端末はノートパソコンから電源を取るので、問題なし!
ノートパソコンのバッテリー消費が心配なら、ACアダプターや交換用のバッテリーを用意すればいいですしね。
データ通信端末のメリット②:通信するSIMがスマホと別なので、使いすぎてもそれほど支障はない
データ通信端末の場合は、端末にSIMカードを入れて使うので使いすぎても支障がないです。
スマホが速度制限にかかるわけではないですからね。
これもちょっとした点ではありますが、メリットに数えられるのではないでしょうか。
データ通信端末のデメリット①:やはり接続までの設定が面倒くさい
先ほど説明した通り、データ通信端末って設定が面倒なんですよ。
テザリングなら、スマホでテザリングをオンにすれば設定ほぼ終わりですからね。
あとはノートパソコンなどから同じ名前のWi-Fiを見つけて、パスワードを入れるだけです。
データ通信端末のデメリット②:小型とはいえ端末がスマホと別
データ通信端末は小型なのでバッグなどに入れても邪魔にはならないんですが、端末がスマホと別なのは少々手間に感じられる場合があるでしょう。
スマホからのテザリングなら余分な荷物が増えないので、やっぱりより手軽です。
テザリングのメリット①:回線が一つにまとまるので契約がごちゃごちゃしない
テザリングを使いすぎるとスマホで速度制限にかかってしまう難点はありますが、回線が一つにまとまり契約もごちゃごちゃしないのはメリットとして挙げられますね。
持ち歩く端末もスマホのみにまとまりますし、なにかと便利です。
契約もスマホで使うSIMカード1枚のみにまとめられるので、支払いなどでこんがらがったりはしません。
テザリングのメリット②:複数の端末を同時に接続できる
L-05Aの場合接続したノートパソコンしかネットに接続できないんですが、スマホのテザリングなら複数台を同時に接続できる場合も多いです。
端末を色々持ち歩くなら、テザリングの方が良いでしょう。また端末の数がかなり多いなら、SIMフリーのモバイルルーターもオススメですね。
テザリングのデメリット:スマホのバッテリー消費への対策
テザリングのデメリットは、やはりスマホのバッテリー消費でしょう。
テザリングも長時間使っていると、スマホのバッテリーが切れます。
一日中外出先でテザリングする場合などは、スマホのバッテリー消費への対策を行わなければいけません。
例えば、モバイルバッテリーを持ち歩くとか…。
ただモバイルバッテリーを持ち歩くとなると、むしろデータ通信端末よりもかさばったりしますよね。
バッテリー消費は、テザリングのデメリットです。
まとめ:オススメはテザリング
テザリングにもバッテリー消費などのデメリットがあるのでけっこう悩みましたが、私はテザリングをオススメしたいですね。
やっぱりテザリングの方が、より気軽にできるから便利です。スマホ1台で通信はすべて完結しますからね。
データ通信端末には安く売られているものもあるので、自分に合っていると思ったらこちらもオススメですが、迷ったら普通にスマホからテザリングするのがオススメです。
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