
今回はP10のレビューを行います。P10はファーウェイが販売しているSIMフリースマホで、
・P10
・P10 Plus
・P10 lite
同時発売されたこれら3種類の中では真ん中のスペックにあたりますね。最高スペックなのはP10 Plusです。
P10とP10 Plusは画面サイズと色、あとは若干カメラ性能に違いがある程度で、実際そこまで大きな違いは無いように思えます。
「上・中・下」というよりは「下・上の下・上の上」って感じですかね。
P10は6万円台でなかなかに高額。多くの人にとって、気軽に買える端末ではないでしょう。
キャリアのハイスペック端末のように実質0円みたいな派手な値引きもされていないので、じっくり検討してから購入を決めるのが普通ですね。
今まさにP10を購入するべきか迷っている人のために、P10を2週間ほど使ってみた感想をお届けします。
P10 liteと使用感の違いがあるのかについても軽く説明しますので、参考にしてみてください。
なお私はスマホを毎日結構長い時間(累計8時間くらいでしょうか)使いますが、用途はネットや動画、通販アプリなど軽いもの。
ゲームアプリをバリバリ遊んだり高度な動画編集をスマホで行ったりといった超ヘビーユーザーではありません。
その点について踏まえたうえで、レビューをご覧ください。
P10 PlusではなくP10を選んだ理由
今回私はサイトでレビューするのとはまったく関係なく、普通に欲しくてP10を購入しています。
P10 Plusという選択肢もあるんですが、私はP10を選びました。
本来ならば最高スペックであるP10 Plusに行くべきかな?とも考えたんですが…P10 Plusの8万円弱という価格は流石に出しづらかったんですよね。
またP10にはダズリングブルーという私の好きな青系のカラーがあるものの、P10 Plusには黄緑色と銅色しかなかったんですよ。
あと画面サイズ。P10は5.1インチですが、P10 Plusは5.5インチ。普段持ち歩くにあたって、5.5インチってやっぱりかさばるんですよね。
とくに執筆時点では7月。夏真っ盛りなので、ポケットがパンパンだと暑い!
・予算の限界
・カラーリングの好み
・持ち運びやすさ
これら3点について考慮した結果、P10 Plusは今回スルーしてP10を購入しています。
気にはなっているのでもし機会があったらP10 Plusもレビューしたいんですが、やっぱり価格が問題ですね…。
P10の開封レビュー
まずは開封から始めていきますよ。
ファーウェイのスマホやタブレットは外箱が変わっていますが、今回はかなり驚かされました。
まず最初の状態。意味深な分割がありますよね。
これを開くと…
本体がドーン!
P10 liteは本体が縦に入っていましたがP10はiPhone風に横に入っていて、さらに箱が開くギミックにもこだわられています。
箱なんて1回開けたらおしまいの人も多いわけですが、そんな箱にもしっかりとしたこだわりを見せているのはファーウェイ端末の良さだと思います。
続いて端末前面です。よく見ると確認できると思いますが、実は最初から液晶保護シートが貼ってある状態でした。
よほどしっかりした液晶保護シートが必要でなければ、別に買わなくてOKです。
ちなみに背面カバーも付属するので、こちらも基本的には買う必要なしです。
そしてこちらが背面です。
写真では映しづらいんですが、実はP10の青いモデルって背面の処理が特殊なんですよ。
製図用のシャープペンシルには、持つ部分が金属製でざらざらしているものもありますよね。
アレをもっと細かくした感じです。
この背面の手触りをヨドバシカメラで触っていて、「このスマホめっちゃ欲しい!」と思ってしまいました。
またhonor 8の時も思いましたが、iPhoneには青いモデルがないのでその点でもやっぱり魅力的ですね。
P10本体についてのレビュー
続いて、P10を触っていて思った色々なことを述べていきますね。
指紋認証センサーが「FREETELボタン」っぽいけど、P10の方が使いやすい
以前、FREETELのSAMURAI REIを当サイトで紹介しました。
>>参考記事:3万円で買えるスマホ!『SAMURAI REI(麗)』は実際どうなの?
REIにはFREETELボタンというボタンが本体前面に付いていて、指紋認証以外にホームボタンやタスクボタンの機能も備えていました。
FREETELボタンも私はそこそこ気に入っていたんですが、P10の本体前面にある指紋認証センサーはより使いやすいように思えます。
指紋認証はP10の方が反応が良いように思えますし、FREETELボタンは物理的に押すシステムでしたがこちらはタッチなのでもっと操作がしやすいです。
ただ一点気になるのは、タスク一覧を開く際の横に指をスライドさせる動作だけはやりづらいことです。
ちなみに、指紋認証センサーをホームボタンなどの代わりに使うのが面倒なら設定アプリから普通のナビゲーションバーを表示させることもできますよ。
デザイン、iPhoneに似てる
ファーウェイのスマートフォンに対して毎回のようにこう言っているような気もしますが、ちょっとiPhoneに似ていますね。
側面とかアンテナラインとか端子の位置とか、色々と似てます。
今回選んでいる「ダズリングブルー」は背面がザラザラですが、ヨドバシカメラの店頭でちょっと見た限りでは他のカラーだと背面の処理もiPhoneっぽかったです。
ただイヤホン端子があるのはむしろiPhone 7より便利ですし、他にもカメラが飛び出していなかったり…部分的にはiPhoneを超えていますね。
画面サイズ「5.1インチ」はとくに気にならない
スペック表をP10 liteと比較してみると、P10 liteはよくある5.2インチ画面なのに対してP10は5.1インチと若干画面サイズが小さいんですよね。
でも両方とも触ってみた限りでは、私としては違いがよくわからなかったです。
画面サイズが小さいからP10 liteの方が良いかな?と思っている人は、とくに0.1インチの違いについて気にする必要はないと思いますよ。
とはいえどうしても気になるなら、念のため家電量販店などで確認してみた方が良いですね。
スピーカーの音ははっきり言って良くなかった
本体について一番ダメな点を挙げるなら、スピーカーですね。
スピーカーは断然、iPhoneの方が音質が良いです。
P10で動画や音楽を全力で楽しみたいなら、イヤホンや外付けスピーカーを用意するのがおすすめです。
ちなみにP10本体にもイヤホンは付いてきますよ。
P10をしばらく使ってみてのレビュー<主にスペック面について>
P10は6万円近い高額な端末なので、スペックの満足度はどうなのかちょっと不安もあるでしょう。
結論から言いますと、文句なしにスペックは高いです。でも無理にP10を選ぶ必要性は薄いと感じました。
ストレージ容量64GBはボリューム満点、でもmicroSDがあるならここまでなくても大丈夫かも
P10のストレージ容量は、64GBです。私はこの数字を見て、血湧き肉躍りましたね。
それまで使っていたのはストレージ容量わずか16GBのarrows M03やiPhone 7の32GBモデルですが、はっきり言ってどっちも容量がカツカツでした。
一方今回入手したP10は、本体だけで64GBに加えてmicroSDカードも増設できるのでとにかくたくさんのデータを保存できます!
ただね、私の用途では32GB+microSDでも十分だったかなと思いました。
iPhoneはmicroSDが使えないので32GBだと足りなくなってしまったのですが…。
Androidだと画像とか動画みたいな大きなデータはmicroSDに保存できるので、本体のストレージ容量は32GBもあればけっこう間に合います。
大容量でmicroSDカードにデータを保存できないゲームアプリをたくさん本体にインストールするような人なら64GBの方が絶対良いでしょう。
しかしそうでなければ、オーバースペックになるかもしれません。
CPU性能やメモリ容量の違いは、P10 liteとあまり差がわからなかった
私がスマホですることは、ネットサーフィンや音楽の再生、動画の視聴が中心です。
この程度の使い方だと、CPUがハイスペックだったりメモリが4GBの大容量だったりすることに対してあまり意味がないかもしれないです。
と言うのも実はですね、P10 liteも同時に使ってみたんですがそんなに差がわからなかったんですよ…。
P10 liteの方が明らかに快適!という場面はありませんでしたが、P10の方が快適に思えた場面もとくに見当たらなかったんですよね。
P10で撮影した写真を紹介!
P10の購入を検討するにあたって、一番気になるのはカメラ性能ではないでしょうか。
P10はライカ製のレンズを搭載していて、しかもデュアルレンズ!
ファーウェイのスマホは全体的にカメラ性能がウリですが、その中でも最強クラスなのがP10のカメラです。
一応スペック上は若干P10 Plusの方がF値などの点で優れているみたいですが、雑誌のスマホのカメラを比較する記事ではP10の方が点数が高かったりもするんですよね。
写真については見てもらった方が早いということで、実際に撮ってきました。昼食です。
サイズは縮小していますが、それ以外は無加工です。ポートレートモードで撮影しています。
写真の技術はともかく、なかなか美味しそうに撮れていますよね。
背景もしっかりぼけています。
私よりも写真の撮り方が上手い人なら、さらに綺麗な写真が撮れること間違いなしです!
P10のカメラ性能は、やはり高いという結論に至りました。
P10に限らずですが最近のスマホのカメラは非常に性能が高くて、もう長い間ミラーレス一眼を放置してしまっていました。この前ついに売り払ってしまいましたよ。
もはやマニアでもなければ、スマホのカメラでも十分な時代が来ているように思えます。
ちなみにP10はモノクロセンサーを搭載しているということで、どれくらい白黒写真が綺麗に撮れるのかも試してみました。
こんな感じです。確かに、どことなく色の濃淡に深みはあるように思えます。
なお写真を見てもわかるとおり、モノクロモードでも背景ボケは設定できますよ。
P10、格安SIMとセット購入するならどこ?
最後に、P10が販売されているMVNOと価格について表にまとめつつどこで買うべきかを私なりに考えてみたので説明していきますね。
ちなみに私は、未使用品を中古ショップで購入してLINEモバイルのSIMカードで使っています。近所で売ってたので、調べずに買っちゃいました。
MVNO名 | 税抜価格 | 過去のレビュー |
LINEモバイル | 65800円 | >>参考記事:速度は下がった?LINEモバイルの速度を再び検証してみた(2017年3月編) |
DMMモバイル |
55800円(7月31日まで) 65800円(8月1日以降) |
>>参考記事:DMMモバイルのスピードテストをやってみた! |
OCNモバイルONE | 58800円 | >>参考記事:OCNモバイルONEをメイン回線としてしばらく使ってみた結論・休日のスピードテスト結果 |
mineo | 59400円 | >>参考記事:mineoの通信速度って本当に速いのか?ガッツリ暴露しちゃいます |
楽天モバイル |
58800円(通話SIM選択時) 65800円(データSIM選択時) |
>>参考記事:楽天モバイルでスピードテストを行ってみた! |
IIJmio | 57800円 | >>参考記事:速度は遅いけど快適に使える!ドコモ回線のIIJmioを、再びしばらく使ってみたよ |
様々なMVNOでの販売価格を見ていくと、LINEモバイルの販売価格が意外にかなり高いことがわかります。
音声SIMを7月31日までに「夏のキャンペーン」を適用して契約すると2000円ほどLINE Payでキャッシュバックされますが、それでもけっこう高めですね。
LINEモバイルでP10を使いたい場合は、家電量販店や中古ショップなどで購入した方が良さそうに思えます。
端末保証も、LINEモバイルなら持ち込み端末に付けられるので大丈夫です。
キャンペーン期間内なら、DMMモバイルで買うのが一番。キャンペーン関係なしに考えると、IIJmioがおすすめです。
DMMモバイルでキャンペーン期間中に購入すれば、初期費用無料キャンペーンも適用されるのでさらに3000円ほど安くなりますよ。
なお各MVNOのスピードテストなどのレビューを以前投稿しています。表に載せているのでこちらもチェックしつつ、検討してみてください。
まとめ:P10はカメラ性能重視の人に特にオススメ
P10はメモリ4GB・ストレージ容量64GBなどスペックも高いですが、私はスペック以上にカメラ性能が気に入りました。
使いこなせるならiPhone 7のカメラ以上に便利なのが、P10のカメラだと感じましたね。
私はそこまでカメラが得意ではないので100%使いこなすことはできませんが、得意な人ならこれ以上無いくらい便利に使えるでしょう。
iPhoneのカメラより、明らかに設定できる項目が多いですし。
撮影した写真にウォーターマークを付けられたり、夜間撮影専用モードがあったりします。
価格は6万円と高いので、無理にP10を選ぶ必要はないでしょう。
P10 liteと迷っているなら、カメラ性能を求めないのであればP10 liteでもおそらく十分満足できます。
しかしカメラ性能重視なら、断然P10がオススメですね。
そしてP10は様々なMVNOでセット購入できますが、価格重視ならDMMモバイル(7月31日まで)かIIJmioが良いでしょう。
ちなみにP10はau回線向けの端末ではないので、端末だけ購入して好きな格安SIMで使いたい人はご注意を。
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