
すっかり夏ですね。夏はスマホの季節です!
お盆休みもありますし、夏は子供から大人までスマホを買い換えやすいタイミングではないでしょうか。
というわけで今回は、大人気のLINEモバイルにおいて2017年7月現在販売されているSIMフリースマホを紹介します。
LINEモバイルはスマホの玄人から初心者まで、幅広い層にメリットが多い格安SIMです。
なにしろ速度が速いし、カウントフリー機能もなかなか便利です。
>>参考記事:速度は下がった?LINEモバイルの速度を再び検証してみた(2017年3月編)
この夏、LINEモバイルに乗り換えて格安スマホデビューしてみるのも良いでしょう。
また既に格安SIMを使っている人も、そろそろLINEモバイルを検討してみてはどうでしょうか。
LINEモバイルで販売されているSIMフリースマホを解説!
私も長い間使い続けているLINEモバイル。
LINEモバイルの端末ラインナップは、「端末が1~3万円くらいの安い価格帯のものが多くて、ちょっと偏っている」と以前は思っていました。
実際、しばらく前はそうだったんです。
でもここ数か月の間にラインナップが追加され、状況が変わりました。
2017年7月にLINEモバイルで販売されている端末は、1万円台から7万円ほどまでの十分幅広い価格帯で展開されています。
まずはラインナップと料金をご覧ください。価格順にまとめました。
GRAND X LTE | 12480円 |
Blade E01 | 13800円 |
nova lite | 19900円 |
VAIO Phone A | 21800円 |
MediaPad T2 7.0 Pro | 24800円 |
arrows M03 | 27800円 |
Zenfone 3 | 35800円 |
P10 | 65800円 |
税込みで約4万円のZenfone 3と7万円ほどのP10の間にけっこうな金額差はありますが、
エントリースペック:GRAND X LTE、Blade E01
ミドルスペック:nova lite、VAIO Phone A、arrows M03、Zenfone 3
ハイスペック:P10
というように、下から上までのスペックの端末がまんべんなく取りそろえられているわけです。
LINEモバイルでは安くてスペックが低いスマホが欲しい人、中くらいのモデルが欲しい人、そしてハイスペック端末を使いこなしたい人それぞれの望みが叶えられます。
ミドルスペック端末も一見ここにラインナップが偏っているように見えますが、
・arrows M03はおサイフや防水、ワンセグ対応
・nova liteは価格が激安
・VAIO Phone Aは日本メーカーが手がけていて、画面サイズが大きい
・Zenfone 3はミドルスペック端末の中で最もスペックが高い
というようにそれぞれ棲み分けができています。無駄がないラインナップですね。
それではいよいよ、各端末の解説を進めていきたいと思います。
過去にレビューした端末が多いので、レビューがあるものにはそのリンクも貼っておきますね。合わせて参考にしてみてください。
GRAND X LTEは激安かつOSが新しい
まず紹介するのはGRAND X LTEです。これはサブスマホや子ども向けとしての用途に最適なスマホですね。
残念ながら使ったことがないので、GRAND X LTEの説明についてはスペックを見ての推測となります。
スペックはこんな感じです。
税抜価格 |
12,480円 |
カラー |
シルバー、ブラック |
OS |
Android 7.0 |
CPU |
MT6737(1.25GHzクアッドコア) |
メモリ |
1GB |
ストレージ容量 |
8GB |
バッテリー容量 |
2,400mAh |
画面 |
5インチ、1,280×720 |
カメラ |
アウトカメラ:800万画素 インカメラ:500万画素 |
重さ |
167.2g |
microSD |
最大32GB |
要するにGRAND X LTE、スペックは低いんですがその分価格もかなり抑えられています。
安いので、手が出しやすいですね。
ちなみにLINEモバイルではシルバーとブラックモデルが販売されているんですが、Amazonではゴールドやローズゴールドも買えます。
好みのカラーがAmazonにしかないなら、Amazonで買ってLINEモバイルはSIMカードのみで契約しましょう。
スペック的に大人や高校生以上がメインスマホとして使うのは、正直ムリです。
サブスマホとして使うか、中学生以下の子供に持たせるならアリですかね。
LINEモバイルということでまずLINEを入れたら、あとは最低限のアプリを入れればもうストレージ容量8GBは満杯になってしまうでしょう。
スペック的にも、最新の人気ゲームアプリを快適に遊べるかはかなり微妙なところですね。
CPU性能やメモリ容量がイマイチですし…。
価格が安いのは良いですが、使っていて妥協を強いられることになる端末であると感じました。
でもやっぱり、使ってみなければ最終的な判断はできません!
今後入手することができたら、実際に使ってみてレビューしたいと思います。
Blade E01は、正直今からかう必要性が薄い
Blade E01は、以前レビューしています。こちらの記事も参考にしてみてください。
>>参考記事:LINEモバイルで買える『Blade E01』は超安いけど大丈夫なの?検証してみた
Blade E01のスペックはこちらの表の通りです。
税抜価格 |
13,800円 |
カラー |
ブラック、ホワイト |
OS |
Android 5.1 |
CPU |
MT6735P |
メモリ |
1GB |
ストレージ容量 |
8GB |
バッテリー容量 |
2,200mAh |
画面 |
5インチ、1,280×720 |
カメラ |
アウトカメラ:800万画素 インカメラ:500万画素 |
重さ |
155g |
microSD |
最大32GB |
Blade E01は実際に以前レビューしましたが、やっぱりスペック的に通常利用はけっこう厳しかったですね。
メインスマホとして使うのには限界がありました。
スマホでは本当に必要最低限のことしかしない人や、サブスマホ、子供にとりあえず持たせておくといった用途にオススメです。
ただ今からAndroid 5.1のBlade E01を買う意味は、もはやないです。
Android 7.0搭載のGRAND X LTEがもっと安いので、GRAND X LTEを買いましょう。
nova liteはストレージ容量が難点だが、スペックは価格を考えると高い
定価が2万円を切っているnova lite。人気が高い端末ですね。
安いのに指紋認証機能まで備えているnova lite。
当サイトでも以前レビューしているんですが…実はそんなに褒めていないんですよ。
>>参考記事:楽天モバイルで、nova liteを店頭購入!コスパは高いけど…おすすめできない!
まずはスペック表をご覧ください。
税抜価格 |
19,900円 |
カラー |
ゴールド、ホワイト、ブラック |
OS |
Android7.0 |
CPU |
Kirin 655 |
メモリ |
3GB |
ストレージ容量 |
16GB |
バッテリー容量 |
3,000mAh |
画面サイズ |
5.2インチ、1,920×1,080 |
カメラ |
アウトカメラ:1,200万画素 メインカメラ:800万画素 |
重さ |
147g |
microSD |
最大128GB |
スペック的には、GRAND X LTEやBlade E01から1万円もプラスしていないのに圧倒的な差があります。
特にCPUがミドルスペッククラスだったり、メモリが3GBも搭載されていたりするのは嬉しいですね。
ただ、以前買ってレビューした際はどうも挙動などに「安かろう悪かろう」なイメージがつきまとっていたんですよ。
もちろん実際に価格は安いわけですが。
あと個人的に気になるのが、ストレージ容量が16GBなことなんですよね。
16GB、8GBよりは多いですがまだまだ足りない!
悪い端末ではないnova liteですが、私としてはもう少し予算を足してさらに上のスペックの端末を買った方が良いと思っています。
例えばP10 liteは、nova liteに感じた挙動のイマイチな感じとかストレージ容量の少なさといったデメリットが解消されています。
>>参考記事:最強コスパのSIMフリースマホが登場?P10 liteを購入してみたのでレビューします
ただP10 liteはLINEモバイルで売っていないので、Amazonなど別で購入するしかないんですよね。
このあと紹介する、LINEモバイルで販売されている他のスマホもチェックしてから考えてみてください。
VAIO Phone Aは大画面で安い、弱点はストレージ容量
VAIO Phone Aは、価格が安いのに対して性能はなかなか高い端末でした。
>>参考記事:人気のVAIO Phone Aを実際にしばらく使ってみたのでレビューします
スペックはこんな感じ。価格の安さを考えると、全体的にスペックは良いです。
税抜価格 |
21,800円 |
カラー |
シルバーのみ |
OS |
Android 6.0.1 |
CPU |
Snapdragon 617 |
メモリ |
3GB |
ストレージ容量 |
16GB |
バッテリー容量 |
2,800mAh |
画面 |
5.5インチ、フルHD |
カメラ |
アウトカメラ:1,300万画素 インカメラ:500万画素 |
重さ |
167g |
microSD |
最大64GB |
画面サイズが大きいことも、特徴ですね。大画面で性能も高め、なおかつ安いと三拍子揃っています。
ただ唯一にしてけっこう大きいデメリットが、「ストレージ容量16GB」。
nova liteの項目でも言いましたが、ちょっと少ないかな、と。
ストレージ容量に妥協でき、なおかつ大画面のスマホが欲しいと考えている人にはVAIO Phone Aをオススメしたいですね。
MediaPad T2 7.0 Proは唯一のタブレット
LINEモバイルで販売されている唯一のタブレットが、MediaPad T2 7.0 Proです。
こちらはレビュー記事がないので、スペックを見ながら推測する形になりますね。
スペックはこちら。ミドルスペッククラスの端末ですね。
税抜価格 |
24,800円 |
カラー |
ホワイト、ゴールド |
OS |
Android 5.1 |
CPU |
Snapdragon 615 |
メモリ |
2GB |
ストレージ容量 |
16GB |
バッテリー容量 |
4,360mAh |
画面 |
7インチ、1,920×1,080 |
カメラ |
アウトカメラ:1,300万画素 インカメラ:500万画素 |
重さ |
250g |
microSD |
最大128GB |
ストレージ容量が16GBなので、人によっては足りない場合もあるでしょう。
スペックは全体的に、軽い用途なら必要十分といったところでしょうか。
安価でありながら画面がフルHDなのは嬉しいですね。
動画を見るのにも十分な解像度でしょう。
電話もできるのでスマートフォン的な感じで持ち運ぶこともできますが、サイズが大きいのでちょっと無理があるかも。
考えられる用途は、
・データSIMを契約して、ガラケーとの2台持ちをする
・音声SIMを入れて仕事用の電話などを受ける
・ゲームや動画用に、普通にタブレットとして単体で使う
こんな感じでしょうか。
価格が安いわりにそこそこの性能を備えているので、上手く使いこなせれば満足度は高そうです。
いずれ機会があったら、レビューしてみたいと思います。
ちなみに以前同じファーウェイのタブレットであるMediaPad M3をレビューしました。
LINEモバイルでは販売されていませんが、なかなか満足度が高い端末でしたよ。タブレットが欲しい方は、こちらも検討してみてください。
>>参考記事:楽天モバイルで販売中!MediaPad M3のLTEモデルを買ってみたのでレビュー
arrows M03やM04はおサイフケータイや防水、ワンセグ対応
7月11日時点で既に、LINEモバイルで後継機のarrows M04が発売されることが発表済みなんですが…。
arrows M03もまだ販売されているので、arrows M04との違いも含めて紹介しますね。
ちなみに以前のレビューはこちら。
>>参考記事:SIMフリーのおサイフケータイ対応スマホ『arrows M03』をmineoで契約してみた!
arrows M03は、
- おサイフケータイ
- 防水・防塵
- ワンセグ
これらの機能が兼ね備えられたSIMフリースマホです。
なかなかここまで機能が揃っているSIMフリースマホはありませんし、LINEモバイル内ではどの機能もarrows M03にしか搭載されていません。
おサイフや防水などが必要なら、arrows M03一択ですね。
arrows M03のスペックはこんな感じ。
税抜価格 |
27,800円 |
カラー |
ブラック、ホワイト |
OS |
Android 6.0 |
CPU |
Snapdragon 410 |
メモリ |
2GB |
ストレージ容量 |
16GB |
バッテリー容量 |
2,580mAh |
画面 |
5インチ、1,280×720 |
カメラ |
アウトカメラ:1,310万画素 インカメラ:500万画素 |
重さ |
141g |
microSD |
最大200GB |
arrows M03を私は気に入っているんですが、スペックについては正直イマイチ!
メモリ2GBにストレージ容量16GB、CPUはSnapdragon 410って…どれも一世代前って感じなんですよね。
しかしまあ、一応普通に使える最低限のスペックは保たれています。
ゲームも、そこそこできます。私が試した限りでは、デレステはちゃんと動いてました。
そして後継機のarrows M04ですが…スペックはほぼM03と同じなんですよ。
OSがAndroid 7.1になって、若干外装が変わってハンドソープで洗えるようになっただけ。
arrows M04の価格は4万円弱といわれているので、OSとハンドソープで洗えることに興味がなければarrows M03を安く買った方が良いかと。
Zenfone 3はスペック十分、しかし時期が悪い
arrows M03に後継機が出ましたが、発売からそろそろ一年経つZenfone 3も後継機が出る可能性は大いにあります。
時期が悪いので今から買うのはあまりオススメできませんが…紹介しておきますね。
>>参考記事:Zenfone3を購入したので使い心地をレビュー!arrows M03とも徹底比較したよ
スペックは以下の通りです。全体的にスペックは高めですね。
税抜価格 |
35,800円 |
カラー |
サファイアブラック、パールホワイト |
OS |
Android 6.0.2 |
CPU |
Snapdragon 625 |
メモリ |
3GB |
ストレージ容量 |
32GB |
バッテリー容量 |
2,560mAh |
画面 |
5.2インチ、1,920×1,080 |
カメラ |
アウトカメラ:1,600万画素 インカメラ:800万画素 |
重さ |
144g |
microSD |
2TB |
Zenfone 3は2枚のSIMで同時に音声通話を待ち受けられるDSDS機能を搭載していたり、ハイレゾ音源の再生ができたりします。
全体的にメリットが多いんですが、やっぱり時期が悪いんですよね…。
今からZenfone 3を買うのであれば、novaやMoto G5 Plusなど同程度のスペックのSIMフリースマホを家電量販店で購入してからSIMカード単体で契約したLINEモバイルで使った方が良いかと。
P10はカメラ性能が高く、その他スペックも最強
いよいよ最後の端末です。
P10は、およそ7万円のハイスペック端末です。
>>参考記事:カメラ性能が最大の魅力!P10をしばらく使ってみた
こちらがスペック表です。見ての通り、LINEモバイルで販売されているスマホで一番スペックが高いです。
税抜価格 |
65,800円 |
カラー |
ダズリングブルー、プレステージゴールド、ミスティックシルバー、グラファイトブラック |
OS |
Android 7.0 |
CPU |
Kirin 960 |
メモリ |
4GB |
ストレージ容量 |
64GB |
バッテリー容量 |
3,200mAh |
画面 |
5.1インチ、1,920×1,080 |
カメラ |
アウトカメラ:1,200万画素カラーセンサー+2,000万画素モノクロセンサー インカメラ:800万画素 |
重さ |
145g |
microSD |
最大256GB |
デュアルレンズを搭載しているのでカメラで綺麗な写真を撮れます。
撮影してみた様子をレビュー記事の方で紹介しているので、参考にしてみてください。
ストレージ容量が64GBもあるので、microSDは買わなくても十分間に合う人も多いでしょう。
メモリ4GBやCPUがKirin 960とハイスペックであることなど、全体的に見所が多い端末ですね。
まとめ
というわけで、今回はLINEモバイルで販売されているSIMフリー端末を全て紹介しました。
最後に、個人的なオススメ度順にスマホをランキングにしつつ並べて終わりにしたいと思います。
- arrows M03(M04)
- P10
- VAIO Phone A
- nova lite
- GRAND X LTE
- Zenfone 3
- Blade E01
1位はarrows M03(M04)となりました。
正直スペックは微妙なんですが、おサイフケータイが使えたり防水だったりと機能面で便利なので1位となりました。
arrows M03はキャリアスマホからの乗り換えや、電車に乗るなどして電子マネーを使う機会が多い人におすすめです。
2位はP10。本当は1位でも良かったんですが、価格がぶっちぎりで高いため手を出しづらいということで2位です。
P10はカメラ性能を最重視する人や、各種スペックを徹底的に高めた端末が欲しい人にオススメですね。
3位はVAIO Phone A。それほど尖った部分はないのですが、十分なスペックを持っているので3位です。
大画面でそこそこの性能を持つスマホが欲しいなら、VAIO Phone Aを選びましょう。
4位はnova liteです。個人的に自分で使ってみての満足度がイマイチだったので、ちょっと低めです。
コスパ最重視で、画面サイズは5.2インチが良い。そんな人にはnova liteがオススメですね。
以下、5位は使いこなせる層が限られるGRAND X LTE、6位は時期が悪いように感じられるためZenfone 3、7位は正直使ってみてイマイチだったBlade E01と続きます。
自分に合ったスマホは見つけられましたか?
もし見つけられたらそれを選べば良いですし、見つからない場合は家電量販店などで探してみましょう。
LINEモバイルはSIMカード単体でも契約できます。
iPhoneなど、ここで買えないスマホを使いたいなら端末を先に入手してからSIMカード単体で契約して使いましょう。
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