
格安SIM鬼レビュアー兼アドバイザーの翔太です。
Y!mobile(ワイモバイル)が猛威を振るっている2017年夏。
昨年も勢いがありましたが、「格安スマホ」「格安SIM」の人気が高まっていくにつれてさらに勢いを増しています。
以前「iPhone 7でテザリングできないのが不便」ということで当サイトでは解約に至ったY!mobileですが…。再契約しました。
というのもですね、Y!mobileがiPhone 7のテザリングに対応したんですよ。
まさか対応するとは思ってもみなかったので、アドバイザーとしてはやっぱり試してみないといけないじゃないですか。
X1のレビューもしたかったですし、そもそもY!mobileの通信速度自体も気になるところ。
>>参考記事:【Y!mobile専売】おサイフ・防水対応スマホ、Android X1を徹底レビュー!
「速い」と言い続けてたらいつの間にか速度が落ちるのが格安SIMの恐いところですからね。定期的にテストをしてみないといけません。
>>参考記事:【2017年7月】最強神話ついに終了?LINEモバイル、まさかの低速化&ドコモと速度を較べてみた
というわけで、今回はY!mobileの再契約レビューです。
ちなみにメイン回線の乗り換えではなく、新規契約をしています。
前回はY!mobileの店舗で契約しましたが、今回はヨドバシカメラで契約しました。店舗での契約についても、改めてレビューします。
もちろんスピードテストも行いました。まずはスピードテスト結果からご覧ください。
今回新しい試みとして、UQ mobileとスピードテスト結果を比較してみています。
どちらを契約しようか迷っている人は、参考にしてみてください。
Y!mobileのスピードテストレビュー!UQ mobileとも比較してみた(2017年7月編)
順序としては再契約の流れの紹介から説明していったほうが正しいかもですが、多くの人にとって最も気になるのって速度でしょ?
まずはスピードテストから、説明していきますね。
なおせっかく契約したので、今後は今までより頻繁にスピードテストをしていきたいと思っています。
そして7月は、UQ mobileと速度を比較してみています。
どちらもキャリアのサブブランドということで人気ですよね。速度重視なら結局どちらを選ぶべきか、気になる方は参考にしてみてください。
朝:やはり高速、これがサブブランドの威力だ!
まずは朝のテスト結果から。朝はどの格安SIMも2Mbps前後は出るのでどこも快適なんですが、Y!mobileはその中でも群を抜いていますね。
どうですか、このping数値の低さとダウンロード速度の速さ。
高画質な動画も100MB近いアプリも、サクッとダウンロードできちゃいます。
ただ一点気になるのは、朝は妙にアップロード速度が遅かったことです。
たまたま今回こうなっただけかもしれませんが、上り0.58Mbpsだと大きな画像のアップロードなどでちょっと遅いと感じられる場面はあるでしょう。
ちなみにUQ mobileで最近スピードテストをした結果がこちら。なお今回の計測結果は以下の参考記事から引っ張ってきています。
>>参考記事:【2017年7月】UQ mobile(UQモバイル)でSIMカードを借りて、スピードテストしてみた!
アップロード速度についてはUQ mobileの計測結果が勝っていますが、下り速度はY!mobileの方が有利ですね。
昼のY!mobileはとにかく速度が速い!
続いて昼です。昼の計測結果がこちら。
昼もやはり速い!アップロード速度も、朝より速くなっていますね。
また普通は昼のpingって落ちるんですが、Y!mobileでは落ちずにそのままを保っています。
そしてUQ mobileの場合は、
この通り。ダウンロード速度がちょっと落ちて、pingは数値が上がっています。
pingの数値が高いと応答速度が落ちる=データの読み込みにかかる時間も長くなります。
UQ mobileは、Y!mobileに比べて昼の速度がやや不利となりました。
夕方の通信速度は爆速、キャリアそのもの
夕方は驚異的な計測結果が出ました。ご覧下さい。
キャリア並みとはこのことですね。キャリアで調子が良い時の通信速度がこんな感じです。
60Mbps以上なので、マンションなどの固定回線にも劣らないレベルの通信速度です。
UQ mobileの場合は、
こんな感じ。UQ mobileもかなり速いですし、むしろアップロード速度についてはY!mobileに勝っていますが…ダウンロード速度は負けました。
体感速度的にはどちらもそこまで変わらないと私は考えていますが、計測結果的にはやはりY!mobile最強でしょう。
夜のスピードテスト結果は
最後に、夜のスピードテスト結果を紹介します。
夜も速度が安定していますね。
Y!mobileは今回常時pingが20ms台を維持していて、速度も20Mbps超えをキープしていました。
UQ mobileの場合は、
pingではY!mobileに劣るものの、夜はUQ mobileがダウンロード速度・アップロード速度ともに勝ちとなりました。
特にアップロード速度が15Mbpsを超えているのはなかなか良いですね。
総評:どちらも速度の満足度が高いが、より良かったのはY!mobile
速度が安定していて高速なのはどちらも同じですが、Y!mobileはpingが常時安定していてダウンロード速度も落ちなかったのが良かったですね。
速度の安定度を重視する場合Y!mobileとUQ mobileはどっちを契約しても大丈夫ですが、より安定性を重視するならY!mobileを選んだ方が確実でしょう。
Y!mobileはソフトバンク自身が直接手がけていて、回線帯域も自分で所有している「MNO」です。
一方UQ mobileは建前上au自身ではなくグループ会社のUQコミュニケーションズが手がけていて、auから回線帯域の一部を借りている「MVNO」です。
UQ mobileはあくまで回線帯域の一部だけを借りているMVNOなので、一応今後速度が落ちてしまう可能性もあります。
しかしY!mobileは回線自体自分で持っているので、国などから何らかの規制をかけられない限りは速度が落ちないと考えられます。
格安SIMに乗り換えても快適な通信速度でスマホを楽しみたいなら、最もおすすめなのはやはりY!mobileですね。
気になった点:アップロード速度は妙に遅め
アップロード速度については、今回4Mbpsを越えることが一度もありませんでした。
これだけダウンロード速度が速いのにアップロード速度が常に4Mbps以下となると、何らかの制限をかけている可能性もありますよね。
実際問題アップロード速度が4Mbps以下だからと言って困る場面ってそんなにないので、一応今回は不問としています。
来月も計測してみて傾向が変わらなかったら、もう一度取り上げて詳しくチェックしてみたいと思います。
Y!mobileをヨドバシカメラで契約した感想
以前のレビューでも、店舗契約の感想をじっくりとお話ししている当サイト。
>>参考記事:最強の格安SIM?Y!mobile(ワイモバイル)を契約してみた!
今回も、契約について思ったことをお話ししていきますね。
余計な勧誘が少ないので、手続きは30分ほどで終わった
まず手続きがとにかくスムーズだったのが良かったですね。
前回Y!mobileのショップでは1時間程度かかりましたが、今回は30分くらいで終わりました。
どちらも空いている時に手続きを始めましたが、Y!mobileのショップで契約した場合は妙に時間がかかりました。
なぜかというと、新聞のサービスとか余計なオプションをガンガンつけようとしてくるからです。
ヨドバシカメラでも一応勧誘は光回線などいくつかあるんですが、遠慮したらすぐに認めてくれるのでストレスがありませんでした。
全国でそうなのかはわかりませんが、少なくとも私が試した限りではヨドバシカメラの方が安心して契約できましたね。
また前回勝手にmicroSDカードを買わされそうになった問題がありましたが、今回はちゃんと買うかどうか聞いてくれました。
しかも割引が適用されるとのことだったので、一応値段も聞きましたよ。
結局高いので買わなかったんですが、こんな風に正しい流れで聞いてくれるのなら特に不満はないですね。
余計なオプションを強制的につけられることもなかった
前回Y!mobileのショップで契約した時は、強制的に数本のアプリを契約させられました。
あれは本当に面倒だった…。
しかし今回ヨドバシカメラで契約した時は、余計やオプション契約は一切求められませんでした。
ヨドバシカメラの対応、誠実!
店員さんの知識もしっかりしていて、店舗での契約は満足だった
店員さんに対してわからないことを聞いてもちゃんと答えてくれましたし、光回線の勧誘などもしつこくなく、快適に契約できました。
Y!mobileショップ本家より家電量販店のコーナーの方が安心なのってどうなのかと思いましたが、何はともあれ良かったです。
あくまで私の意見ですが、Y!mobileの契約は家電量販店で行った方がよさそう。
店舗に行くのは契約ではなく、プラン変更とか、端末の修理受付のときだけにしておいた方が良いですね。
Y!mobileの近況を紹介!
日々状況が移り変わっているのが、格安SIMの面白いところです。
ここからは、Y!mobileで最近起こった出来事や新製品について触れていきます。
SIMフリーiPhoneでのテザリングに対応したのはビッグニュース
私が一番驚いたのは、SIMフリーiPhoneを使ってテザリングができるようになったことですね。
以前書いた記事にも慌てて追記を行いました。
>>参考記事:Y!mobile(ワイモバイル)を再レビュー&私がワイモバイルを解約した理由…。
日本で最も人気が高いiPhoneでテザリングできないのは、Y!mobile最大の欠点でした。
それが解消されたので、Y!mobileはまさに最強の格安SIMになった印象です。
今後乗り換えにあたり不安になる要素は、自分の活動範囲がY!mobileのエリア内にちゃんと収まっているかどうかくらいですね。
ちなみに私の自宅は現在都会から若干離れた山の中のような場所にありますが、バッチリ通信できています。
テザリングの解禁によって、ますます便利になったY!mobile。キャリアのiPhoneユーザーも気軽に乗り換えられます。
おサイフケータイに対応したX1の登場
Y!mobileで販売されているAndroid Oneシリーズですが、今までおサイフケータイに対応している機種が少なかったんですよね。
しかしついに、6月末に登場したX1でおサイフケータイに対応しました。
こちらがX1のレビュー記事です。参考にしてみてください。
>>参考記事:【Y!mobile専売】おサイフ・防水対応スマホ、Android X1を徹底レビュー!
家族割をイチオシしている傾向、家族で乗り換えればスマホ代の大幅削減につながる
学割が終わってからY!mobileとUQ mobileは、家族割をイチオシしていますね。
Y!mobileの家族割は、2回線目以降の月額料金が500円引きになるという内容です。
スマホプランSなら、1年目が本来月額1,980円のところ1,480円で利用できるわけです。2年目以降も、2,480円ですね。
家族で格安SIMに乗り換えれば、月々の家計を圧迫しているスマホ代が大幅に抑えられます。
安さだけで言えば他にもたくさん選択肢がありますが、速度やサービスも重視するならY!mobileが一番でしょう。
Y!mobileは、スマホプランを契約すればそれだけで10分かけ放題になるのも嬉しいですね。
UQ mobileのおしゃべりプランだと5分かけ放題なので、かけ放題の分数的にもY!mobileが有利です。
家族で格安スマホに乗り換えようと思っている場合も、Y!mobileは検討に値するでしょう。
まとめ:Y!mobileの勢いは、まだまだ止まらない
個人的な思いとしては、MVNO系の格安SIMも好きなので応援していきたいんですよ。
しかし多くの人に勧められる「使いやすい」格安SIMと言われると、どうしてもY!mobileやUQ mobileをイチオシしてしまいますね。
2017年7月も、Y!mobileの通信速度はトップクラスです。クラスというより、格安SIMではトップと言い切ってしまってOKでしょう。
- 安定した高速通信
- 店舗での充実したサポート(ただし契約については店舗のノルマなどがあるみたいでちょっと微妙な点あり)
- 端末価格も安い
これらの条件が重なり、Y!mobileは「オススメできる格安SIM」の地位を保っています。
今回のスピードテスト結果も大満足。Y!mobileは、やはりオススメです。
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