
今回は、日本メーカーのSIMフリースマホを詳しく解説していきますよ。
「格安SIM」と「スマホ」を組み合わせて使う格安スマホが最近人気ですよね。
毎月のスマホ代は、docomoなどのキャリアだとなかなかの高額になってしまいます。
しかし「格安スマホ」なら、端末代込みでもスマホ代を1000~4000円くらいにまで抑えられて生活が楽に!
持っているキャリアのスマホと格安SIMと組み合わせ、格安スマホとして使うこともできますが…。
「キャリアのスマホがもう古くなっている」「手持ちのスマホは格安スマホに対応していない」などの理由から「SIMフリースマホ」を新しく購入する人もたくさんいます。
SIMフリースマホは、格安SIMを入れて通信や通話ができるスマホです。
機種によって、docomoやワイモバイル回線で使えたり、それらに加えてau回線でも使えたりします。
新しくSIMフリースマホを買う時、重視する要素は人によって様々。
- おサイフケータイや防水機能がついていて欲しい!
- スペックが高いスマホが欲しい!
- 値段が安いスマホにしたい!
などなど。
そしてこの他に、重視する人はとにかく重視するポイントとして挙げられるのが…
- 日本メーカー製のスマホであること
これです。
特にSIMフリースマホは、海外メーカー製のものがたくさんあります。
中国メーカーであるファーウェイやASUSなどは人気が高いですが、「どうせ買うなら日本製のスマホじゃないとやだ!」という方も多いですよね。
海外メーカーより、日本の知っている企業のスマホの方が安心して使える人は一定数います。
また国産系スマホは、
- 防水・防塵
- おサイフケータイ
- ワンセグ
こういった機能に対応している場合が多いので、機能重視の人も日本メーカー製のスマホに魅力を感じる場合は多いでしょう。
そこで今回は、
- 富士通
- VAIO
- シャープ(中国系企業に買収されましたが、一応含めたいと思います)
- 京セラ
これら4大メーカーで格安SIMでの利用向けに販売されているスマホを紹介していきます。
なお一つご注意を。
基本的に今回紹介する端末はSIMフリーなんですが、Y!mobileで販売されている端末のみSIMロックがかかっています。
Y!mobile端末を他社で今後使う場合は、先にSIMロックを解除しておきましょう。
Y!mobile端末は、購入日から101日目以降にSIMロックを解除できます。
もしY!mobileから他社に乗り換える可能性があるなら、覚えておきたいですね。
それでは、格安スマホとしての利用が想定されている「日本メーカー製のスマホ」を紹介します!
セット購入できる格安SIMも合わせて紹介していきますね。
富士通製のSIMフリースマホは、arrowsシリーズ
まずは大人気の、富士通のarrowsシリーズです。
ちょうど最新機種・arrows M04も発売されたばかりですね。
現在各MVNO(格安SIMを販売している会社)で購入できる端末を紹介していきます。
arrows M04は最新機種、耐久性が高い
arrows M04は、
- おサイフケータイ
- 防水・防塵
- ワンセグ
これらすべてに対応しているのが特徴です。
赤外線での通信には対応していませんが、もはや赤外線に対応している端末の方が少なくなっているので問題はないでしょう。
そしてarrows M04のメリットは、耐久性の高さです!
海外メーカーのスマホってあまり耐久性を考慮されていない場合もあるんですが、富士通のarrows M04はとにかく頑丈!
山でも川でも海でも安心して利用でき、水に落としても壊れません。
打ち所が悪くなければ地面に落っことしても大丈夫です。
頑丈性とおサイフケータイ、ワンセグを重視する人には、arrows M04はとても魅力的な選択肢となるでしょう。
ただしarrows M04は、あまり性能が高くありません。
性能が低いためゲームなどは少々苦手ですし、使っていて動作がちょっともっさりに感じられる場面もあるでしょう。
>>参考記事:おサイフや防水搭載の、arrows M04登場!これは買いなの?
スペックよりも頑丈さ重視の人におすすめなのが、arrows M04ですね。
arrows M04が販売されている主なMVNOは、
LINEモバイル | 32,800円 |
楽天モバイル | 32,800円(セール価格) |
mineo | 31,800円 |
DMM mobile | 33,800円 |
こんな感じですね。mineoで購入するのがお得です。
arrows M03は、型落ちなので安く買えるようになってきた
arrows M03は、arrows M04の前機種です。
主な違いは耐久性の高さとOSですね。
>>参考記事:SIMフリーのおサイフケータイ対応スマホ『arrows M03』をmineoで契約してみた!
OSが一つ古いAndroid 6.0世代なのは一見難点ですが…
古いOSだから動かしやすいんでしょうか、結果的にM03の動作はM04より快適な印象ですね。
またM03の耐久性の高さはたしかにM04に劣りますが、M03自体も十分な耐久性能を持っています。
よほどスマホを様々な環境下で利用する人でなければ、M03でも十分です。
価格も下がってきているので、私としてはむしろM04よりM03をおすすめしたいですね。
arrows M03が販売されている主なMVNOと販売価格を表にまとめました。
LINEモバイル | 27,800円 |
楽天モバイル | 9,999円(セール価格) |
mineo | 31,800円 |
DMM mobile | 33,800円 |
UQ mobile | 28,800円 |
楽天モバイルでのセール販売価格は驚異的です。
今(2017年8月)から買うなら、楽天モバイルがおすすめですね。
>>参考記事:楽天モバイルのメリットを徹底的に解説してみる&速度低下の対処法!
VAIO製のSIMフリースマホは、VAIO Phoneシリーズ
続いてVAIOのSIMフリースマホを紹介していきます。
VAIOではVAIO Phoneシリーズが販売されていますが、今気軽に入手できるのはVAIO Phone Aくらいでしょうか。
他にも無印VAIO PhoneやVAIO Phone Bizといったラインナップがありましたが、購入できるMVNOはほぼないので割愛しますね。
VAIO Phone Aは、大画面かつ性能も高め!
VAIO Phone Aは、日本で細かい検品が行われているため品質面での安心感がある端末ですね。
耐久性にも定評があります。
ちなみに VAIO Phone Aは以前、当サイトでレビューしています。
>>参考記事:人気のVAIO Phone Aを実際にしばらく使ってみたのでレビューします
VAIO Phone Aは、今回紹介していく様々な端末の中でもCPU性能が高いです。またメモリ容量も、3GBと大きめですね。
画面サイズが5.5インチと大きくフルHDの高解像度なので、動画を見たりゲームをしたりするのになかなか便利な端末です。
ただ、性能が高めな代わりにおサイフケータイや防水には対応していないのでご注意を。
VAIO Phone Aの販売MVNOと価格をまとめますと、
LINEモバイル | 21,800円 |
DMM mobile | 21,800円 |
こんな感じです。
価格の安さがポイントですね。5.5インチ画面で性能もそこそこ高めのスマホで、この安さは嬉しいです。
DMM mobileでVAIO Phone Aをセット購入すれば、月額料金も含めてスマホ代を安くできますよ。
>>参考記事:DMMモバイルのスピードテストをやってみた!
シャープはAQUOSシリーズやAndroid Oneを展開!
続いてシャープです。
シャープって私はけっこうノーマークだったんですが(すみません)、意外と格安SIM向けの端末が充実しています。
シャープ端末は、
- IGZO液晶で省電力、高品質な液晶画面
- バッテリー持ちが良い
- おサイフケータイと防水、ワンセグに対応していることも多い
こんな傾向ですね。
またシャープ端末の注意点ですが、Y!mobile向けに展開されているAndroid OneシリーズにはSIMロックがかかっています。
SIMロックがかかっている端末は、購入日から101日目以降にSIMロックを解除できますよ。
それでは各端末をチェックしていきましょう。
AQUOS L2はUQ mobile(UQモバイル)向けの実質100円激安端末
AQUOS L2は、
- おサイフケータイ対応
- 防水・防塵
- IGZO液晶で画面が綺麗
- Android 7.0搭載
- 省エネで電池持ちも良し!
これらのメリットを備えています。
そして特筆すべき点は、AQUOS L2はUQ mobileで「ぴったりプラン」や「おしゃべりプラン」を契約した場合、最初に108円支払うだけで買えてしまうことです。(2年間の契約継続は必須)
UQ mobile |
28,900円 (割引適用で実質100円) |
とにかく安く日本メーカー製のスマホを手に入れたい人は、UQ mobileでAQUOS L2をセット購入してみてはどうでしょうか。
Android One X1は、おサイフや防水、ワンセグ対応ミドルスペック端末
以前当サイトでもレビューした、Android One X1。
>>参考記事:【Y!mobile専売】おサイフ・防水対応スマホ、Android One X1を徹底レビュー!
- おサイフケータイに対応する唯一のAndroid One端末
- 防水・防塵やワンセグにも対応している
- メモリが3GB、ストレージ容量32GBでスペックも良い
- Android Oneなので、1回のOSアップデートが補償されている
- 指紋認証センサー搭載
X1には、こんなメリットがあるんです。
今回紹介するスマホってほとんどが「メモリ2GB・ストレージ容量16GB」なので、X1のスペックの高さは嬉しいですね。
ストレージ容量が32GBなので、アプリはたくさん保存できます!
ただし価格が定価で税込み7万円以上、割引適用での実質価格も3万円台と、価格はけっこう高め。
私は一括で買いましたが、7万円以上の明細が載ってヒヤッとしましたよ。
Y!mobile |
65,300円 (割引適用で34,000円程度) |
予算があれば今回紹介する中でも一番おすすめのスマホですが、「格安SIMに乗り換えてスマホ代を一気に節約したい!」という人はしっかり考えてからにした方が良いでしょう。
SH-M04(AQUOS L)は、docomo回線のMVNO向けに販売されている
docomo回線系のMVNOではSH-M04が、UQ mobileではAQUOS Lが販売されています。
SH-M04とAQUOS Lではカラーのラインナップなどに若干の違いがありますが、見た限りではほぼ同じ端末と言って良いでしょう。
対応周波数など細かい部分に差があるかもしれませんが…。
AQUOS L2が出た以上Lを買う必要は一切ないといっても過言ではないので、ここではSH-M04を説明しますね。
SH-M04は、
- エモパー対応
- おサイフケータイや防水に対応
- IGZO液晶で綺麗、省電力なのでバッテリー持ちも良し
こんな端末です。
以前当サイトでもレビューしましたが、かなり高評価でした。
>>参考記事:手頃な価格で高機能!大人気機種・SH-M04をレビューしてみた
デザインの高級さには欠けますが、機能が充実していてスペックも十分快適に使える範囲に収まっていた印象です。
販売価格は、
楽天モバイル | 21,800円(通話SIM契約時) |
DMM mobile | 27,300円 |
こんな感じ。楽天モバイルで購入した方が安上がりですね。
Android One S1は、防水で価格が3万円
Y!mobileで販売されているAndroid One S1は、価格が一括で3万円と安いのが特徴ですね。
Y!mobile | 30,000円 |
あとは、
- 防水・防塵
- IGZO液晶で綺麗、省電力
- Android Oneなので、アップデートに2年間対応
こんなメリットがあります。
ちょっと地味な端末という印象。おサイフケータイに非対応なので、それでもいい人向けですね。
京セラはDIGNOシリーズとAndroid Oneを展開している!
京セラは、Y!mobileとUQ mobile向けに色々なスマホを販売していますね。
京セラ端末は全体的に「スマホ初心者」や、「頑丈さ重視」の人におすすめという印象です。
京セラ端末をまず使ってみて十分ならそれでOK、スペックに不足を感じたら2年後他のスマホに機種変更、といった感じでしょうか。
DIGNO Vはミドルスペック、防水・防塵や耐久性が魅力
DIGNO Vは、以前レビューしたDIGNO Wの後継機です。
>>参考記事:【UQ mobile】耐久性抜群のおサイフ・防水搭載スマホ、DIGNO Wを徹底レビュー!
DIGNO Vは、
- おサイフケータイ対応
- 防水・防塵
- 通話の音質が良い
こんなメリットを持つ端末です。
主なスペックはDIGNO Wと変わらないDIGNO Vですが、端末デザインなど細かい部分は改善されています。
販売されているのはUQ mobileのみ。専売ですね。
UQ mobile | 31,300円(ぴったりプラン・おしゃべりプランのプランMかLを選べば実質100円) |
ぴったりプランやおしゃべりプランとのセット購入時に、プランMかプランLを選べば実質100円で購入できるのがDIGNO Vのメリットです。
AQUOS L2と同様、安く端末を手に入れたい人におすすめですね。
Android One S2は耐久性抜群のY!mobile向け端末
Y!mobileで販売されているAndroid S2は、
- 耐久性抜群
- 防水
- Android Oneなので、OSアップデートが1回補償されている
これらのメリットがある端末です。
Y!mobile | 30,000円 |
端末は30,000円で販売されています。
S1と同様に、おサイフケータイに対応していないのは難点ですね。
独断!おすすめの「格安SIM向け国産スマホ」ベスト3
たくさんの国内メーカー製スマホを紹介してきました。
最後に、私の主観からおすすめ端末を3台、理由と合わせて挙げていきたいと思います。
一応順位はつけましたが、どれも同じくらい魅力的な端末ですよ。
購入の参考にしてみてくださいね。
第3位:arrows M03
- おサイフケータイや防水、ワンセグと主要な機能すべてに対応している
- 発売から1年経ち、価格が手頃になってきた
- 取り扱われているMVNOが多い
これらの理由から、第3位にarrows M03を選びました!
OSがAndroid 6.0世代で古いのは難点ではありますが、安く日本メーカー製のスマホを手に入れたい人には最適だと思います。
おすすめは、セール販売されている楽天モバイルでの購入です。
>>参考記事:楽天モバイルのメリットを徹底的に解説してみる&速度低下の対処法!
第2位:Android One X1
- Android One端末で唯一、おサイフケータイに対応している
- 指紋認証が使えるのも嬉しい
- 実際に毎日使っていて、特にスペック不足を感じていない
これらの理由から、第2位はAndroid One X1に決まりました!
X1は端末価格が高めというデメリットがありますが、その分解的に使えることは私が保証しますよ。
メモリ3GBとストレージ容量32GBのおかげで、使っていて不便に感じられる場面はありません!
Y!mobileで販売されているので、高速通信や10分かけ放題を利用できるのも嬉しいポイントですね。
>>参考記事:【2017年7月】Y!mobile(ワイモバイル)を再び契約して、速度をUQ mobileと比較してみた【レビュー】
第1位:AQUOS L2
意外な端末が1位になりました。まだ当サイトでもレビューしていない、AQUOS L2です。
AQUOS L2が1位になったのは、
- UQ mobileで実質100円で買えてしまう
- 安いけど性能的には十分
- おサイフケータイや防水に対応しているのも嬉しい
- 最新OSを搭載している
- SH-M04の満足度がかなり高かったので、OSくらいしか違わないAQUOS L2も快適に使えると考えられる
これらの理由からです。
1位に決めるにあたって大きかったのは、実質100円で買えることですね。安さは大事。
UQ mobileは速度が速くて使いやすいですし、AQUOS L2と合わせて快適なスマホライフを送れるでしょう。
>>参考記事:【2017年7月】UQ mobile(UQモバイル)でSIMカードを借りて、スピードテストしてみた!
まとめ:国産の格安SIM向けスマホ、盛り上がってきてる!
主に富士通とシャープ、そして京セラが頑張っている国産の格安SIM向けスマホ市場。
富士通はとにかくたくさんのMVNOで端末を販売していますね。
シャープや京セラは、キャリアのサブブランドでかなり積極的に端末を販売しています。
あとはソニーもここに参入してくれれば国産の格安SIM向けスマホ市場はさらに盛り上がっていくと思うんですが…。
1回「Xperia J1 Compact」を出しただけでやめてしまったのが残念。売れなかったんですかね?
日本メーカー製の格安SIM向けスマホは、
- おサイフや防水といった機能性
- 落としても壊れにくい頑丈さ
- 日本製であることそのもの
こういったメリットがあります。
日本製のスマホを購入したい!と考えている方は、今回の記事を参考にしてみてください。
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