
mineoにはDプランとAプランがありますが、当サイトでは今まで個別に紹介していたので比較したことがなかったんですよね。
ちなみにDプランはドコモ回線、Aプランはau回線の格安SIMです。
今回は、mineoの2つのプランのお話です。
基本的にドコモを今契約しているならDプラン、auを契約しているならAプランを選ぶわけですが…。
例えばSIMフリースマホや、SIMロックを解除したiPhone等の端末を使う時って、mineoでどっちのプランを選んでも良いわけです。
ちなみに月額料金だけを比較すると、特にデュアルタイプはAプランの方が安上がり。
じゃあSIMフリー端末を使うなら、mineoAプランを選んだ方が良いね!と思ってしまいがちですが…
しかし安さだけで選ぶのはちょっとまずいんですよ。
なぜなら回線を借りている会社が違う関係上、通信速度にも差が生じる可能性は高いからです。
ということでですね、今回はmineoのDプランを契約して、今まで契約し続けてきたAプランと速度を比較してみます。
ワタクシ現在、
・Y!mobile
・UQ mobile
・本家ドコモ
・mineo
と、やたらに回線を持っていて維持費も馬鹿になりません。(特にドコモは高い…。)
mineoは速度で勝った方を残して解約予定!
果たしてどっちが勝つのか、これより調査結果を報告します!
mineoのDプランとAプランで、スピードテストを比較してみた!
今回は早めに本題に入っていきましょう!
朝、昼、夕方、夜とスピードテストを行ったので、結果をどんどん報告していきますね。
第1ラウンド:朝8時台
まずは朝8時台です。朝は通勤や通学でスマホを使って情報収集をしたり、音楽を聴いたりする人が多い!
地味に混雑しやすい朝のスピードテスト結果をチェックしていきましょう!
まずDプランがこちら。
平日なのに妙に通信速度が速くて、ちょっとびっくりしました。
ping(応答速度)の数値が高めですが、それでも下り24.18Mbpsはすごいですよ!
他のドコモ回線系MVNO(格安SIMを販売している会社)って、だいたい朝は下り2〜3Mbpsくらいですからね。
そして続いてはAプラン!
ちなみにAプランはiPad Proでテストしています。
だからスクリーンショットの画像サイズがかなり大きくなってしまったので、上3分の1のみ切り取ってます。
で、結果ですが…見てください。朝のAプランは下り・上り共に驚異的な速さで、完全にキャリア並みです。
ただし結論を少し言いますと、Aプランが本当にキャリア並みに速いのはこの時間だけでした。
とりあえず朝の通勤・通学中なら、mineoはDプランもAプランも快適に使えることがここまでで分かりましたね。
みんな昼や夜を重要視していますが、朝の速度もけっこう重要。朝に快適に使えるのは嬉しいです。
第2ラウンド:昼12時台
続いて昼12時台のスピードテスト結果を比較してみましょう。
昼はお昼休みということで、キャリアとサブブランド系以外はめっちゃ速度が下がるんですよね。
動画も音楽もネットもキツくなりがちな昼のスピードテスト結果がこちら。まずはDプランです。
Dプランのお昼は下り1.08Mbps。さらに上りは14.08Mbps。なかなか健闘しているんですよ。
LINEモバイルがガンガン低速化してきている中で、mineoDプランはむしろ昔より速度が上がっているように感じられます。
mineoはスピードテスト結果や設備増強のスケジュールを毎月公表している珍しいMVNOです。
やはりそのため目に見える結果を出そうと頑張っているのでしょう。
けっこう速度が速かったので、mineoDプランで試しにお昼の12時台にYouTubeの動画を再生してみました。
結果としては、720pや1080pの動画も私が試した限りでは途中で止まることなく再生できていました。これには驚きましたよ。
mineoDプラン、なかなかに熱い格安SIMです。
続いてAプランはこちら。
Aプランはまあ…正直そんなに速くはないです。
0.5Mbpsは超えているので遅すぎて無理!というレベルはギリギリ超えていますが、ちょっと厳しいですね。
こちらはネットサーフィンなどもちょっと読み込みに時間がかかるように感じられました。
休憩:昼休みが終了した直後の通信速度ってどうなの?
当サイトもそれ以外の様々なレビューサイトも、どうしても混雑しやすい時間帯を中心にスピードテストをしてしまっています。
やっぱり、利用者が多い時間帯に快適に使えるかどうかが一番需要がありますからね。
ただしですね、利用者が少ない時間帯の通信速度は格安SIMもけっこう速いんですよ。
今回は昼12時台を過ぎた13時台のスピードテスト結果を紹介します。
まずmineoDプランがこちら。
はい、下り・上り共に十分高速です。
動画も音楽も、アプリのダウンロードも問題なしなスピードが出せていますね。
続いてAプラン。
こちらも速度が回復していますね。下り速度以外はDプランをも上回っています。
というわけで、生活スタイルが一般的な学生や会社員の方と少しズレている人などは、mineo両プランをなかなか快適に使えると思いますよ。
第3ラウンド:夕方
夕方は格安SIMの速度が下がってくる時間帯。
だいたい16時30分を過ぎた頃から、一気に速度が下がっていきます。
昼ほど急激に速度が下がることはないものの、夕方から夜にかけては下がった速度がなかなか戻らないのが難点だったりもします。
ここでは16時と18時のスピードテスト結果を紹介しますね。まずはmineoDプランの16時27分!
速度的には全然快適に使える速さですが、速度の低下はそろそろ始まってきた、というタイミングですね。
そして18時台のDプランがこちらです!
けっこう厳しい速度ですね。
動画などは全然みられるんですが、大容量アプリのダウンロードなどはそろそろしんどい。
そしてPINGの数値がけっこう高いので、読み込みが始まるまでの長さがちょっとイライラする感じです。
続いてAプランの夕方16時がこちら。
Dプラン以上に、16時台はAプランが快適です。
そして18時台は…
残念!下りは2Mbpsを切ってしまいました。
ただしPINGの数値やアップロード速度については、Aプランの方が有利です。
夕方はどちらも互角といったところでしょうか。
Aプランもなかなか健闘していたと思います。
19時台はまだまだ低下が続きますが、20時に果たしてどうなっているのか。いよいよ次が最終決戦です。
最終ラウンド:夜
というわけで最後は、夜20時台のスピードテスト結果を比べます。
これくらいの時間には帰宅する人も増えてきますので、速度がある程度回復していて欲しいところです。
また夜に出歩く人にとっても、この時間帯にいきたいお店の場所を調べたりするのには速度が必要ですね。
それではDプランの結果を見てみましょう!
はい、なかなかに回復しています。
正直テストするまでは「どうせせいぜい3Mbpsくらいだろ…」なんて思ってしまっていました。反省です。
PINGの数値はやや高めを維持していますが、通信速度そのものは下り・上り共にかなり快適なレベルですね。
続いてAプランはこちら。
Aプランの速度の回復具合にもほんと驚きましたね。
PINGとアップロード数値は、やっぱりDプランよりも結果が良いですし。
下り速度についても、Dプランと遜色ありません。
意外にもお昼以外は接戦となったことに、驚きました。
総評:どちらもなかなか健闘していたけど、オススメは昼も速かったDプラン
というわけで、mineoのDプランとAプランのスピードテストを行いました。
どちらもなかなか健闘していたので甲乙つけがたいんですが…今回勝者に選びたいのはDプランですね。
Dプランはお昼に通信速度が下がり切らず、快適に動画まで見られたのが良かったです。
スマホからテザリングを使ってPCをネットに接続し、仕事での調べ物なんかもできました。
ただし昼以外においては、AプランがDプランを上回っているような場面もいくつかありましたよね。
AプランはAプランで、キャリアからの乗り換えの選択肢としては十分アリでしょう。
昼にそんなにスマホを見ないなら、Aプランも十分オススメ。
一回夜にAプランでHuluの高画質動画を1時間くらい見ましたが、止まることはありませんでした。
今回は昼の強さを考慮してAプランを解約し、Dプランを残す判断をしました。
しかし今後、またAプランを契約して速度の調査を行う機会もあるでしょう。
mineoの魅力とは?サービス内容や販売されている端末を徹底解説
サブブランド系のY!mobileやUQ mobileが人気の2017年夏ですが、私としては月額料金がもっと安く設定されている他のMVNOも応援したい。
しかし正直速度が遅すぎて使い勝手が悪いから勧めづらい…。という苦悩を、ここ数ヶ月してきました。
でも今回のmineoの調査結果は、辛口レビュアーの私にもなかなか満足できる結果でした。
というわけで、ここからはmineoがどんだけ良い格安SIMなのかについて、徹底解説していきます。
特に、最近改善の動きがあった部分を中心に解説していきますね。
私はmineoがドコモ回線の提供を開始した頃から定期的に契約して使っていますが、プランの内容やサービスについては基本的にいつも大満足です。
速度もなかなかに回復したので、これからも速度が維持され続けるならmineoが最強なんじゃないかな?と思いますね。
mineoの魅力①動作確認が行われている端末が多いから、キャリアから乗り換えやすい!
キャリアから格安SIMに初めて乗り換える場合って、「今使っているスマホが本当に使いまわせるの?」って不安になりますよね。
mineoは、たくさんのドコモとauの端末で動作確認を行っているんですよ。
なのでここ4年くらいの間に発売された端末なら、動作確認リストをチェックして対応状況を確認できます。
さらにリストに載っていない場合でも、mineoユーザー向けのコミュニティサイト「マイネ王」で聞けるから安心です。
余談ですが当サイトでも格安SIMに関する質問を受け付けているので、マイネ王に質問するのがちょっと恐い場合はお気軽に質問してみてください。(100%答えられるとは断言できませんが…)
ちなみにmineoの動作確認端末は基本的にドコモとauの端末かSIMフリー端末ですが、実はiPhoneに限りソフトバンク端末も含まれます。
Dプラン・Aプラン共に、ソフトバンクのiPhoneでもSIMロックを解除していれば利用できることをmineoが直々に確認済み。これは嬉しいですね!
mineoの魅力②500MBや1GBから大容量の20GB、30GBプランまで、選べる容量が豊富
mineoで以前選べたのは最大10GBまでだったんですが、いつのまにか20GBと30GBのプランも追加されたんですよ。
500MBから30GBまで、幅広い選択肢があるのが嬉しいです。
ちなみに私がオススメしたいのは、3GBと6GBですね。
動画を見たりアプリをダウンロードしたりしないなら、3GBか6GBで十分。
私がスマホで朝から晩まで、主にSNSとネットサーフィンだけをしていると月3GBくらいの通信量になります。
テザリングを使って外でネットをする機会が多い月は5GB程度になります。
動画を見まくるとか、アプリをガンガンダウンロードするなら20GBや30GBがオススメですが、そうでなければ3GBや6GBで十分でしょう。
スマホの用途を振り返ってみて、選ぶデータ容量を検討してみてください。
mineoの魅力④フリータンクやファン∞とく、パケットシェアなど、独自の便利サービスがいっぱい
mineoのすごいところは、mineoでしか提供されていないサービスの多さです。
まず挙げられるのが、フリータンクですね。
フリータンクは余ったパケットを入れたり、毎月21日から末前日(9月なら29日など)まで、最大で1000MBを無料で引き出したりできるサービスです。
「ユーザー同士の助け合い」のために用意されている、変わった機能なんですよ。
あくまで助け合いなので毎月フリータンクから容量を引き出すのは良くないですが…。
月末頃に通信量がなくなりそうで大ピンチの時にフリータンクで解決!なんてことも、mineoならできます。
そして長期利用者向けのサービス「ファン∞とく」も変わっていますね。
格安SIMって、一部の例外を除いて「去る者は追わず、来るものは拒まず」なんですよ。
mineoの場合は「去る者を追わないけど、留まるなら特典あげます」という変わったスタンスです。
1年ごとにもらえるコインを使ってイベントに参加したり特典がもらえたり、パケットがもらえるクジを引くことができます。
このほかにはグループを自由に設定して繰り越し分のパケットを共有できる「パケットシェア」とか、
パケットをギフトコードに変換してやりとりできる「パケットギフト」もあります。
独自サービスの充実は、mineoの魅力ですね。
mineoの魅力⑤販売されている端末の数も最近増えてきた
mineoって以前は端末のラインナップが結構微妙だったんですが…。
最近は毎月のように新しい端末を発売しています。
現在販売されているラインナップを一覧にしますと…
- arrows M04
>>参考記事:arrows Be使用感レビュー!arrows M04の参考にもどうぞ!
- arrows M03
>>参考記事:SIMフリーのおサイフケータイ対応スマホ『arrows M03』をmineoで契約してみた!
- P10 lite
>>参考記事:最強コスパのSIMフリースマホが登場?P10 liteを購入してみたのでレビューします
- Zenfone Live
- Zenfone 3
>>参考記事:Zenfone3を購入したので使い心地をレビュー!arrows M03とも徹底比較したよ
- P10
>>参考記事:カメラ性能が最大の魅力!P10をしばらく使ってみた
- nova lite
>>参考記事:楽天モバイルで、nova liteを店頭購入!コスパは高いけど…おすすめできない!
- nova
>>参考記事:ファーウェイのnovaを購入して、メインスマホとして使ってみたけどやはり良かった
- P9 lite
>>参考記事:2万円台前半で買える!P9liteを実際に使ってみたのでレビューする
- Zenfone 3 Laser
>>参考記事:コスパ最強の『Zenfone 3 laser』を使ってみたのでレビュー
- Zenfone GO
>>参考記事:2万円で購入できる『Zenfone Go』はちゃんと使えるの?徹底検証してみた!
この通り。以前当サイトでレビューした端末も多いですね。
2〜4万円くらいの価格帯のスマホが中心ですが、7万円程度のP10もあるなど幅広い層がmineoで欲しい端末を選べます。
選べる端末の多さも、mineoの魅力でしょう。
mineoの魅力⑥母体が大手会社なので安心感がある
そして最後。mineoを運営しているケイ・オプティコムは、関西電力グループの会社なんですよね。
母体が大手なのは、かなり強い!
格安SIMって正直「これはどこの会社なの?」みたいな、よくわからない会社が運営しているものもちらほらあります。
mineoは母体が大手なので、安心度が高いのもメリットですね。
いきなりサービスが終了したり、急激な値上がりをしたり、サービスに手を抜き出すなどの問題は起こせないでしょう。
特に初めての格安SIMに選ぶなら、日本全国で店舗運営もしているような大手が安心。
mineoは、その規模の大きさもメリットなのです。
まとめ:LINEモバイル失速の今は、mineoが最強
というわけで今回は、mineoのDプランとAプランを比較しました。
どちらも健闘していましたが、昼にも速度が持ちこたえていたDプランはなかなかに素晴らしい!
先日まで当サイトでイチオシしていたLINEモバイルは、失速してきています。
しかしmineoは、一時期速度がイマイチだった時期などもあるものの、持ち直してきているように感じられますね。
LINEモバイルがそろそろやばい今、私がオススメしたいMVNOはmineoです。
Y!mobileやUQ mobileも良いですが、mineoもなかなか快適かつ安いので、候補として健闘してみて欲しいですね!
LEAVE A REPLY