
UQ mobile(UQモバイル)はあまりにも速度が安定しているので、当サイトとしてもおすすめせざるを得ない状況。
しかしUQ mobileで選べるプランは、高速通信が可能なプランだけではありません。
UQ mobileには速度が500kbpsに制限される代わりに、無制限で通信できる「データ無制限プラン」も存在します。
長年気になっていたデータ無制限プラン。
当サイトではぴったりプラン・おしゃべりプランしか使っていませんでしたからね。
>>参考記事:UQモバイルの『ぴったりプラン』と『おしゃべりプラン』を3ヶ月間使ってみた感想!
というわけで今回はデータ無制限プランを契約して、しばらく使ってみた感想をお届けします。
結論だけちょっと言うと…う〜ん…微妙かも。
UQモバイル・データ無制限プランとは?
まずはデータ無制限プランの詳細について、簡単に説明しますね。
UQモバイル公式サイトの「その他のプラン」に押し込まれているのがデータ無制限プランです。
ぴったりプランが開始する前はメインのプラン扱いだったんですけどね…。
送受信最大500kbpsで、データ容量は無制限なのがデータ無制限プランの特徴です。
SMS対応SIMでの提供、最低利用期間はなし!いつでも解約できます。
もし通話が必要なら、データ無制限+音声通話プランを選べば30秒20円の通話料金で音声通話もできます。
データ無制限プランについて、契約する前にずっと気になっていたのが料金設定。
通信量の制限がないとはいえ、速度は500kbpsにまで制限されるのに2000円近いって…高くない?と。
使い勝手がよほど良くない限り、正直割高にしか思えませんからね。
mineoやOCNモバイルONEなら、もっと安く200kbpsの通信が使い放題ですから。
で、今回契約して使ってみました。
次項で詳しくレビューしていきますね。
UQ mobileのデータ無制限プランを徹底レビュー!
私が普段スマホの回線ですることは、SNSとネットサーフィン。基本動画は見ないです。
しかし今回はレビューということで、iPadにSIMを入れてバリバリ使ってみました。
ちなみに速度を何度か計測しましたが、こんな感じ。
夜中だと稀に0.5Mbpsを切ることがありましたが、だいたいはちゃんと0.5Mbps台になっていました。
感想を先にちょっと言うと…「普通にメイン回線として使うのは厳しい」ですね。
それでは様々な場面における、データ無制限プランの使い勝手について解説していきますね。
ネットサーフィンはお世辞にも快調とはいえない
最大速度500kbpsということで、やっぱり自宅の光回線とか普段使ってるY!mobileやドコモの回線、その他格安SIMに比べても遅いです。
そもそも500kbpsって、だいたい平日のお昼頃に格安SIMの速度が下がって苦しんでるあのスピードくらいですからね。
Googleで検索を行うと、延々読み込みです。
検索結果自体はすぐに出るんですが、そこから目的のサイトを開くまでがとにかく長い!
画像が少ないサイトならけっこうサクサク読み込んでくれるんですが、画像が多いサイトだと延々読み込みが終わらなくてしんどいですね。
私は商品レビューや旅系のサイトをよく見るんですけど…。
途中で限界に感じてWi-Fiに繋いだことがけっこうありますよ。
ネットサーフィンは、とりあえず快適じゃないです。
余談ですが、当サイト「simediafree」のトップページを開いてみたら77秒かかりました。
う〜ん…厳しい!
Twitterは画像以外問題なし、インスタはキツい
SNSの中でも人気が高いTwitterとInstagramを、UQ mobileのデータ無制限プランで試してみました。
まずTwitterは、画像さえ気にしなければサクサク読み込めます。
文字のデータ量は少ないですからね。
ただ画像は全然読み込まれないです。
画像は必要に応じて手動で読み込む設定にした方が良いでしょう。
Instagramの方は…。
正直わかっていたことではありますけど、Instagramは画像の表示が遅くてキツいです。
なにしろInstagramって、画像ありきのサービスですからね。
全然読み込まれないのはしんどい!
データ無制限プランの利用にあたって重要となるのは、画像読み込みをいかに行わないかだと思います。
画像さえ読み込まなければけっこうサクサクですから。
20年くらい前のネットならデータ無制限プランは最強だったでしょう。
現代だと正直自分で努力しないと使いこなせないかと…。
動画は画質が低くなるけど意外といける
YouTubeを再生してみたんですが、動画は画質こそ落ちますが意外と見られます。
画像表示よりもスムーズですね。読み込みが止まったりもしませんでした。
再生開始前の読み込み時間はけっこう長めになってしまいますが、再生が始まれば普通に見られます。
画質さえ気にしないなら、まあアリでしょう。
ただしYouTubeの動画再生に利用するだけなら、BIGLOBE SIMのエンタメフリーオプションを選んでも良いかも。
>>参考記事:BIGLOBE SIMのエンタメフリーオプションを使ってみたのでレビュー!
アプリのダウンロードは厳しすぎる、オススメできない
アプリのダウンロードは…まあ正直、無理ですね。遅すぎてしんどいとしか言いようがない感じでした。
アプリをダウンロードするなら、自宅のWi-FiやコンビニのWi-Fiを使った方が良いでしょう。
総評:UQ mobile本来のメリットがなくなってしまっているのが痛い
今まで、当サイトでは何度もUQモバイルをレビューしています。
速度については、基本的には絶賛です。
>>参考記事:【2017年7月】UQ mobile(UQモバイル)でSIMカードを借りて、スピードテストしてみた!
>>参考記事:テレビCMなどでも話題のUQ mobile『ぴったりプラン』を実際に契約してみた
UQ mobileはauに非常に近いポジションの、UQコミュニケーションズが展開している格安SIM。
いわゆるサブブランド系なわけですよ。
速度面で明らかに、他社よりも優遇されているという。
しかし今回契約してみたデータ無制限プランは最大速度が500kbpsに制限されている関係上、UQ mobile本来の実力を出せません。
結果、用途をしっかり選ばなければ使いこなせないため初心者向けではないプランとなっています。
ただし言い換えれば、用途を選んで使いこなせるならナシではないですね。
次項からは、UQ mobileのデータ無制限プランを使いこなす様々な用途について解説していきます!
UQ mobileのデータ無制限プランはどんな用途にオススメ?
というわけでここからは、UQ mobileのデータ無制限プランはどんな人にオススメなのかについて徹底解説していきますね。
先ほどレビューした通り、けっこう用途は限られてきます。
ちょっと無理のあるものも含まれてきますが、あくまで例ということでご了承ください。
それにしても、500kbpsという速度の絶妙さは用途を探すのが難しい!
ひたすらGoogle検索などのネットサーフィン・調べものに使う
Google検索をして、結果が出るまでの速度は通常の格安SIMとも全然差がありませんでした。
まずオススメしたいのは、ひたすらGoogle検索などの調べものに使う用途ですね。
ただし画像の多いサイトを開くと読み込みが長くなるので、そこは完全に運になります。
読み込みが長いサイトについては、データ無制限の宿命ということで我慢するしかないです。
Twitter専用SIMとして使う
Twitterで画像を一度に読み込まないようにすれば、なかなか読み込み速度が速かった。
そこでTwitter専用SIMとしての利用もオススメします。
ただし、Twitter用で使うならDMM mobileの1〜3GBプランやmineo、OCNモバイルONEといった低速モード無制限の格安SIMでもいいんですよね。
完全にTwitterにしか使わないとなると、維持費がそんなに安くないデータ無制限プランを必ずしも選ぶ理由はないのが事実…。
YouTube見放題SIMや音楽再生用SIMとして利用する
モバイルルーターや余っているテザリング対応スマホに入れて、YouTube見放題のSIMとしてバリバリ使うという用途です。
レビューパートでも触れましたが、これはけっこうアリだと思うんですよ。
BIGLOBE SIMのエンタメフリーオプションをデータSIMで契約する場合は…
もっとも安い組み合わせでデータSIM3GB900円+エンタメフリーオプション利用料980円で合計1880円。
データ無制限プランは1980円なので、まあだいたい同じくらいです。
UQ mobileのSIMであるデータ無制限プランではSMSが使えます。
BIGLOBE SIMでSMSを使う場合+120円になることを考慮すると、だいたい同額と考えてしまって良いでしょう。
エンタメフリーオプション的な使い方をau回線の格安SIMでできるということで、手元にau回線対応のスマホがあるならデータ無制限プランを代わりに使ってみても良さそうです。
エンタメフリーオプションに比べて動画再生や音楽再生時にデータ無制限プランが有利なのは、対応しているアプリの制限がないことですね。
データ無制限プランはとりあえず、何をするにも500kbpsの速度が保証されたうえで無制限なわけで。
例えばHuluを見るとかAmazonプライムビデオを見るとか、そんな使い方もアリです。
+200円でキャリアメールも使う
UQ mobileのデータ高速プランやデータ無制限プランでは、200円のオプション料金を毎月支払うことでキャリアメールを使えます。
キャリアメールとは、ドコモメールとかソフトバンクメールみたいな仕様のメールアドレスのこと。
GmailやYahoo!メールからキャリアメール宛にメールを送ると迷惑メール扱いをされて自動でブロックされる場合があるんですが、UQ mobileのキャリアメールではその心配がありません。
キャリアメールの利用も兼ねて、サブ回線としてデータ無制限プランを使うのもありでしょう。
ただしただキャリアメールを使いたいだけなら、データ高速プランを選んだ方が安上がり。
ここまでに解説したいくつかのオススメ用途に加えて利用できるメリット、と考えてください。
UQ mobileのデータ無制限プランで利用できるオススメ端末紹介!
ここからは、データ無制限プランでも利用できるオススメの端末を紹介していきますね。
UQ mobileの豊富なラインナップの中から、データ無制限プランでの利用にオススメな機種だけを3種類選びました。
P10 lite
まずはP10 liteです。
P10 liteは以前当サイトでもレビューしましたが、この値段でここまでできるとは!と驚かざるを得ない端末です。
>>参考記事:最強コスパのSIMフリースマホが登場?P10 liteを購入してみたのでレビューします
画面サイズがそこそこ大きくて動画を見やすく、またネットサーフィンも快適に行えるということで、データ無制限プランを使いこなすには持ってこいでしょう。
AQUOS L2
続いて紹介するのは、AQUOS L2です。
この端末は以前紹介したSH-M04に近いスペックと機能性で、OSが最新のAndroid 7.0搭載なんですよね。
>>参考記事:手頃な価格で高機能!大人気機種・SH-M04をレビューしてみた
速度こそ500kbpsに制限されるデータ無制限プランですが、それ以外とくに制限はないわけです。
AQUOS L2で利用できるおサイフケータイ機能は、データ無制限プランでも利用に問題なし。
けっこう使い方が難しいですが、メイン回線としてデータ無制限プランを使うのであれば、AQUOS L2を選んでみてはどうでしょうか。
iPhone SE
iPhone SEは、UQ mobile以外だとY!mobileくらいでしか取り扱っていません。
つまりなかなかレアな存在なわけです。(キャリアならどこでも買えますが)
iPhoneでも、データ無制限プランは問題なく使えます。
キャリアで今までずっとiPhoneを使っていた人は、データ無制限プランとiPhone SEを組み合わせて使う手もありますね。
>>参考記事:iPhone7からiPhoneSEに乗り換えてみた!その理由とは?
サブ回線ならデータ無制限プランでなく、データ高速プランという選択肢もある
今回レビューを終えてから、私早速データ無制限プランをデータ高速プランに変更しました。
適用されるのは、来月からです。
先日衝撃が走ったLINEモバイルの低速化。
>>参考記事:【2017年7月】最強神話ついに終了?LINEモバイル、まさかの低速化&ドコモと速度を較べてみた
今やいつでも快適に使える格安SIMって、Y!mobileとUQ mobileくらいなわけです。
しかしどちらも通常プラン(スマホプランやおしゃべりプラン)は2年縛りで音声通話必須。
これはサブ回線として使う際に面倒なんですよね。
データ無制限プランは最低利用期間がないので、サブ回線としてはアリ。
しかし速度はけっこうイマイチな面も多かった!
というわけで早速、
- 月額料金980円と激安
- 高速通信が使える
- 十分な通信量の3GBプラン
と三拍子揃ったデータ高速プランに変更しちゃいました。
9月は、データ高速プランの徹底レビューを行いたいと思います。
UQ mobileのデータ高速プランでどれだけ端末を活用できるか、興味がある方は来月もsimediafreeをチェックしてみてください。
スマホを安く購入したいなら、ぴったりプランやおしゃべりプランがオススメ
すぐ目移りする私としてはあまり好きではないんですが…。
UQ mobileには今回紹介した以外に、メインのプランとしてぴったりプランとおしゃべりプランがあります。
これらのプランなら高速通信ができて、電話も無料通話や5分かけ放題が利用可能。
さらにぴったりプランやおしゃべりプランの契約時には、端末を安く購入することもできるんですよね。
キャリアからUQ mobileに乗り換えるなどする際、端末を安く購入したいなら、ぴったりプランやおしゃべりプランで契約するのがオススメです。
ちなみに無料通話などに魅力を感じた場合は、
データ無制限+音声通話プランなど音声通話つきの契約なら、後からぴったりプラン・おしゃべりプランへの変更も可能です。
ただし注意したいのは、一度ぴったりプランやおしゃべりプランに変更したらもうデータ無制限プランやデータ高速プランに戻せないこと。
再度データ無制限プラン等を契約したいなら、一度解約するしかないわけです。これは要注意。
まとめ:データ無制限プランは通信量が無制限だけど、用途は制限されてくる
タイトル通り確かに通信量こそ無制限なものの、用途はかなり制限されてくるのがデータ無制限プランの難点でしたね。
しかし最初から内容をバッチリ提示しているので、かなりユーザーに対してフェアなプランであることは間違いないです。
(TONEモバイルとか、契約してから制限に気づきましたから)
私が使ってみた結論としてはあまりオススメできないと感じましたが…。
内容を理解し、用途もしっかりと考えたうえでならデータ無制限プランを契約するのもアリです。
大容量プラン全盛期で、こういった使い放題系のプランはどんどん減ってきている格安SIM界隈。
今後はOCNモバイルONEの使い放題に近いプラン「500kbpsコース」あたりにもチャレンジしたいと思います。
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