
こんにちは。格安SIMアドバイザーの勇太です。
格安スマホとして売られているSIMフリーのスマートフォンって、海外製のものばかりでおサイフケータイに対応していない機種が多いですよね。
最近人気が高くて、私もサブ機として使っているP10 liteもおサイフケータイ非対応!
>>参考記事:最強コスパのSIMフリースマホが登場?P10 liteを購入してみたのでレビューします
iPhoneが対応したこともあって、今やおサイフケータイに対応しているお店がどんどん増えてきています。
それなのに、格安スマホではおサイフが使えないことが多々あるのは残念。
で、今回紹介する「wena wrist」ですが。これはいわゆるスマートウォッチです。
簡単に説明するとこの「wena wrist」という腕時計にはおサイフケータイ機能が搭載されていて、楽天EdyやiD、QUIC Payなどの電子マネーが使えます!
基本的にはiPhone向けの端末なんですが、「初期設定さえ済ませれば」Android、つまりおサイフケータイ非対応の格安スマホでも使えるんです。
おサイフケータイ非対応の機器でおサイフケータイを使えるようになる便利な腕時計、wena wrist。
今回はwena wristを1ヶ月使ってみた感想をお届けします!
wena wristの魅力って何?主な機能を解説
というわけでまずは、wena wristって結局なんなのかについてもう少し詳しく説明していきますね。
wena wristの魅力①おサイフケータイを使える!通知も届く!
wena wristはスマートウォッチです。その機能は、
- おサイフケータイ
- アプリからの通知を振動で知らせる
- 歩数計機能(アプリから確認できる)
この3つ。
Apple Watchなどのように色々なアプリと連携できる多機能さはありませんが、スマートウォッチに多くの人が求める機能は全部入っていると言っても過言ではありません。
おサイフケータイは「おサイフリンク」という専用のアプリから、利用する電子マネーなどを追加できます。
アプリからの通知は振動で伝えられますが、加えてバンドに付いているLEDランプの色でどのアプリから通知が来たのか判断することも可能。
歩数計は、wenaという専用アプリから確認できます。
これら3つの便利機能を搭載しているのが、wena wrist第一の魅力です。
wena wristの魅力②充電はせいぜい、1週間に1回くらいでOK!
wena wristは、なんとバッテリーが1週間くらい持ちます。
Apple Watchなどその他のスマートウォッチは、液晶画面があるのでどうしてもバッテリー持ちが悪いんですよね。
しかしwena wristは、液晶画面自体がないのでバッテリーをあまり消費しません。結果、1週間程度持ちます。
私も実際に1ヶ月ほどwena wristを使っていますが、執筆時点で最後の充電から6日ほど経ってまだ56%残っています。
頑張れば2週間くらいバッテリーが持つ勢いで、驚異的です。
Apple Watchの2016年モデルが3日程度バッテリーが持続するようになって喜んでいた私ですが、もはや「たった3日かい!」と思ってしまっています。
Apple Watchも後継モデルでは、wena wristレベルにまでバッテリーが持つようになって欲しい…!
wena wristの魅力③見た目はあくまで、普通の腕時計!盤面を自由に交換できるのも面白い
私はApple WatchやZenWatchなど、色々なスマートウォッチを試しています。
しかしそれらに対してどうしても納得できないことがありました。それは、「時計」としてイマイチなこと。
説明が難しいんですが、Apple Watchなどのスマートウォッチって街中でつけていると変に目立ちます。
もっと自然な時計寄りのスマートウォッチが欲しかった!
で、今回紹介するwena wrist。
はい、完璧に時計です。
街中で着けて歩いていても、何ら違和感無し!最高です。
盤面に液晶画面とか何もついてませんからね。
ちなみにスマートウォッチとしての機能は全部バンド部分にまとまっているので、盤面については実は交換してしまってもOK。
Apple Watchなど他のスマートウォッチは盤面部分こそが本体なので、バンドを交換することで個性を出します。
しかしwena wristは反対に、盤面部分を交換して個性を出せるのが面白いです。
wena wristをしばらく使ってみて感じたメリットとデメリット!
というわけでここからは、wena wristをしばらく使ってみた感想をお届けします。
メリットもあれば、やっぱりデメリットもあります。購入を検討している方は、どちらもよく読んで参考にしてみてください。
wena wristのメリット①バッテリーを気にせず持ち歩けるのはやはり魅力的
他のスマートウォッチって、せいぜい2〜3日しかバッテリーが持たないので出かけるときに「バッテリー大丈夫かな?」と一々確認する必要があるんですよ。
数年前と比べればだいぶ状況は良くなってきましたが、それでもやっぱりバッテリー残量は気になります。
数日間家を空けるときは、充電器を持っていくことも必須。
しかしwena wristはとにかくバッテリーが長持ちなので、出かけるときも全然気にしてません。
1週間くらい経って「そろそろ充電しようかな」と思ったら充電して、また翌日からは普通に持ち歩けます。
数日間家を空けるとしても、充電用のクリップは持って行きません。おそらく充電する機会はないからです。
また仮にクリップを持っていくとしても小さいので、邪魔にならないのが嬉しいですね。
この長持ちさは驚異的。こんなスマートウォッチ、他にないですよ。
wena wristのメリット②iPhoneでは使えない楽天Edyにも対応!
楽天Edy、地味に使えるお店が多いですよね。
Suicaなどがあまり展開されていない田舎でも、楽天Edyならスーパーで使える印象です。
wena wristは、この楽天Edyにバッチリ対応しています。
楽天Edyを日々活用している人には、嬉しいのではないでしょうか。私もけっこう助かっています。
wena wristのメリット③見た目が立派
一見完全に普通の時計ということもあって、wena wristは見た目が良いです。
私が購入したのはbeamsエディションというものですが、Apple Watchなどに比べて良い意味で目立たないので、落ち着いた服装の時に装着しても変な感じになりません。
時計って機能も大事ですけど、基本的には時間を確認するものですし、高価なので見た目の立派さはけっこう重要。
wena wristなら、見た目の良さという点でも全く問題なし。大満足です。
wena wristのメリット④充電クリップの端子がmicroUSBなので、荷物がむやみに増えない
Apple WatchやZenWatch自体は、好きなんですよ。
ただ、これらのスマートウォッチって充電ケーブルが専用で面倒。
AppleWatchは微妙に長い専用のケーブルが付属でこれでなければ充電不可。ZenWatchもやっぱり専用のかさばるケーブルが必須でした。
ガジェット好きでもそうでなくても、「専用」のケーブルって嫌ですよね。
荷物が増えますし、壊れたら買い換えないといけなくなりますから。あとケーブルって断線するので壊れやすいですし。
wena wristは充電クリップを使って充電することになるものの、その端子が普通のmicroUSBです。
つまりmicroUSBケーブルをスマホで使っているなら、基本的にそれ+クリップでOKということになります。
専用のクリップこそ必要ですが、ケーブルは汎用品なので他のスマートウォッチに比べて有利です。
wena wristのメリット⑤通知は絶対に気づく、LEDでなんの通知かわかるのは便利
他のスマートウォッチもwena wristも、振動して通知を知らせてくれる機能が付いています。
wena wristの通知を知らせる振動は、めちゃめちゃ大きいです!絶対に通知を見逃すことはないと断言できるレベル。
そして「あ、通知だ」と思って時計のバンドを見れば、LEDの色でなんの通知か確認できるわけです。
これもまた、便利。
例えば青色のLEDをゲームアプリからの通知にしていて、それを仕事中に確認したらスルー。
赤色に設定したメール通知だったら確認する、という使い分けができるんですよ。
また不要な通知は知らせないようにできます。
私の場合はGmailとチャットワーク、LINEの3つしか通知しないようにしていますね。
画面がないので細かい内容を確認できないのは難点ですが、通知機能には概ね満足しています。
wena wristのメリット⑥かざす位置のわかりやすさ
Apple WatchにはSuicaやiDを使えるおサイフケータイ機能が搭載されていますが、使っていて一つ気になったのが「どこをかざすのかわからない」こと。
盤面をセンサーにかざすのか、それとも背面や側面なのか。毎回あたふたしていたらいつの間にか反応する感じで、正直不満でした。
wena wristはバンド部分におサイフケータイ機能が内蔵されていることがはっきり紹介されていて、尚且つしっかり「ここをかざそう」というマークもあります。
かざす位置がわかりやすく、迷うことがないのもwena wristの魅力ですね。些細な点ですが、こういうのって大事。
wena wristのデメリット①おサイフケータイを使うにはiOS端末が必須!
最大の欠点がここ。
wena wristはAndroidスマホでも使えるんですが、Android端末でおサイフケータイ機能を使う場合「iOS端末で一旦初期設定をしてから使いたいAndroid端末とペアリングする」という面倒な手順が必要になるんです。
手順をもう少し詳しく説明すると、
- iPhoneやiPadに接続して、「おサイフリンク」で電子マネーを設定
- 一旦初期化する(初期化しても、電子マネーの設定は消えません)
- Androidスマホに接続して利用開始
こんな感じです。ちなみに新しく別の電子マネーを追加する際は、また初期化してiPhone等に接続し直すことになります。手間ですよこれ!
Androidにおサイフリンクのアプリが提供されていないので、このような二度手間的システムになっています。
面倒くさすぎるので、今後Android向けにおサイフリンクのアプリを出して欲しいところですね。
今はまだ「知る人ぞ知る面白いスマートウォッチ」といった印象のwena wristですが、ここが改善されれば一気に利用者も増えるんじゃないでしょうか。
なおP10 liteなどおサイフケータイ非対応の格安スマホでwena wristの電子マネーを使いたいけど手元にiPhoneやiPadがない場合は、
- 誰かにiPhoneやiPadを借りて設定する
- wena wrist公式サイトで「楽天Edy初期設定代行サービス」を利用する
これらの手段を使うことになるでしょう。
wena wristのデメリット②Suicaやnanaco、waonなどが使えないのは残念
電子マネーが使えるという点は本当に素晴らしいwena wristですが、おそらく日本で一番人気が高い電子マネーのSuicaに対応していないのはちょっと残念です。
やっぱりSuicaで改札を通りたいじゃないですか。
楽天EdyやiDなどももちろん良いんですが、今後Suicaにも対応して欲しいところです。
それからnanacoやwaonといったスーパー系の電子マネーに非対応なのも残念。
今後これら3つの電子マネーに対応すれば、wena wristは最強となれるでしょう。
電子マネーは便利ですが、何枚もカードを持ち歩くとだんだん面倒になってきます。
wena wristに全ての電子マネーを集約できれば、iOSユーザーもAndroidユーザーもこんなに嬉しいことはありません。
wena wristのデメリット③歩数計はあまり必要ないかも
iPhoneもAndroidも、本体で歩数を測れるんですよね。
一応wena wristだと目標の歩数を設定できたりもするんですが…正直この機能はあまりいらないかな、と個人的には思います。
運動の記録をしっかりしたいなら、Apple Watchなどその機能に特化しているものを買った方が良いでしょう。
wena wristのデメリット④価格はけっこう高くて、Apple Watchを買うのと変わらない
Apple Watchよりも機能が限られているwena wristですが、価格は全然変わらないです。安くても5万円弱!
価格に差がある分「腕時計」としての作りが良いわけですが、やっぱり機能がだいぶ少ないのに価格に差がないのは微妙に思えてしまいます。
あと1〜2万円くらい安ければもう少し手も出しやすくなるんですが…。
まとめ:腕時計らしいスマートウォッチが欲しい人は、wena wristを検討してみては?
というわけで今回は、wena wristをレビューしました。
腕時計のバンド部分に電子マネー機能が内蔵されているという変わった商品で、設定の手間はかかりますがiPhoneとAndroidのどちらでもおサイフケータイが使えるのは便利ですね。
スマートウォッチにも色々ありますが、wena wristは一つの頂点に立った存在だと思います!
バッテリー持ちと見た目の良さでは、最強クラスでしょう。ちょっと価格は高いですが、満足できる商品ですね。
もっとたくさんの機能が必要な人は他のスマートウォッチを選ぶべきですが、おサイフケータイと通知くらいでOKということならwena wristがオススメ!
また今回紹介したデメリットの「Suicaが使えない」ですが、もうSuicaについてはカード型のものを別で持ってしまいましょう。それで解決です。
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