
スマートフォンの価格には、ピンからキリまでありますよね。
高いものだと10万円くらいしますし、安い機種は5000円くらいで買える場合もあります。
今回紹介するのは、OCNモバイルONEで8424円で販売されているg06+。
g06+は、g06の好景気で少しスペックが強化されたものになります。
g06+をしばらく使ってみて、良いところもあれば悪いところもあると感じました。
価格が安いので、やっぱり価格相応なイマイチポイントもけっこうあります。
それでは、詳しく解説していきますね。
g06+を購入した理由
基本的になんでも買って試したい私ですが、今回g06+を購入した理由は「コンパクトなAndroid端末が欲しかったから」です。
Androidスマホって、年々大型化していますよね。
最新のZenFone 4は、全部5.5インチ画面だとか。
私としては、あまり画面が大きいと持ち運びが手間になってくるので4〜5インチくらいに収まっていて欲しいところ。
画面サイズが必要な用途はタブレットやパソコンで済ませるので、スマホはもっと小さくて持ち運びやすい方が良いんです。
今回登場したg06+は、g06の後継機。
g06も気になっていた端末ですが、スペックがめっちゃ低かったんですよ!
スマののスペックは、私としてはそれほど高くなくても良いんです。
でもg06についてはメモリが1GBだったりストレージ容量が8GBしかなかったりと、さすがに妥協しきれないレベルでした。
でも2017年8月に登場したg06+はメモリが2GB、ストレージ容量16GBにまで強化されているので、けっこう使えそう。
そんなわけで、試しに買ってみようと決意しました。仮にイマイチでも、まぁ9000円かからない端末なので許せますし。
OCNモバイルONEの公式サイトでは背面カバーがイエローとレッドの2種類付属しているもののみが先行で販売を開始しました。
私はもともとレッドのカバーが良いと思っていたので、急いでこれを購入しました。
というわけで、本体レビューを始めていきましょう!
g06+徹底レビュー・本体編
g06+、箱とか端末の作りは先に言っておきますがけっこう安っぽいです。
でもなにしろ価格が8424なので、これはデメリットではないでしょう。
もっと立派な機種が欲しければ、予算を増やして他の端末を買えばいいわけですからね。
というわけで開封を始めていきますよ!
箱はコンパクトで、しまっておくときも便利!箱のデザインはショボいかも…
まずは箱です。
箱はこの通り。なんというか…わざと安っぽくしているのではないかと思ってしまいます。
多分側面は「グーのスマホ」のみ、前面は本体の写真のみにしていれば、iPhoneっぽくなるとはいえもっと良い感じになるのでは…?
なんて思っていたんですが、調べてみると「g06」の箱はまさにそんな感じなんですよね。
区別のために「+」を大量に追加した結果、なんだかショボい感じになってしまったということでしょう。
ただ、この+にもこだわりは少し感じられますね。
背面カバーの色のバリエーションが表現されていることがわかります。
…デザインはともかく、箱自体はサイズがむやみに大きくなくて良いですね。
私はたくさんスマホやパソコンなどを買っているのですが、大きな箱だと段ボールなどにまとめられないので不便。
g06+の外箱は小さいので、捨てずにしまっておくとしても邪魔にならないです。
g06+本体は、はっきり言って高級感ゼロ!でも持ち心地は良い
充電器などがついてきたり、送料無料ですが本来送料がかかっていたりすることを考えると、g06+の本体ってせいぜい6000〜7000円くらいだと考えられます。
g06+本体の質感は、まさに6000〜7000円くらいの感じです。めっちゃ安っぽい!
高級感はゼロですが、そもそもg06+は高級端末じゃないのでここに文句は言えません。
あと高級感こそないですが、持ち心地はなかなか良いですね。
スマホって、持った時の手触りがイマイチだとガッカリしませんか?
私はスペックや挙動に問題なくても、手触りにどうしても納得できなくて手放してしまうことがたまにあります。
g06+は、背面カバーがプラスチックなものの手に馴染む、しっとりした感じの加工が施されているんですよ。
そのため、高級さはないですがなかなか触っていて楽しくなりますね。
ただし、触り心地が良いのはあくまで背面や側面。
前面は酷いですね…。
g06+の本体前面、タッチパネルの触り心地はかなり厳しい
前面(画面)の手触りは、あのAuBeeの7000円スマホ「elm.」に通ずるイマイチさでした。
>>参考記事:AuBeeのスマホレビュー
私、諸事情でAuBeeのelm.を1週間くらいメイン機として使っていたことがあるんですが…まぁイライラしました。
スマホの画面の触り心地がいかに大事か、身を以て知った出来事でしたよ。
g06+はサブ機としてしか使っていませんが、メイン機として使ったらおそらく液晶画面の触り心地はelm.と同様に耐えられないレベルです。
g06+をメイン機として使いたいと考えている方は、やめておいた方が良いです。
多分画面の触り心地で心が折れます…笑
ただ、elm.に比べるとタッチパネルの精度は良いですね。
elm.はうまく文字を入力したりタップしたりするのが困難なレベルでしたが、g06+は誤タッチを頻発するようなことはないです。
バッテリー交換ができるのは良いけれど、もはやバッテリー交換って必要ない時代が来ているのかも
g06+は、バッテリーを外して交換できる仕様です。
この通り。
予備バッテリーはちゃんと、goosimsellerで販売されているので安心です。
ただいつまで取り扱いがあるのか微妙なところなので、必要だと思ったら早めに何個か買っておいた方が良いと思いますね。
また思ったんですが、予備バッテリーってもはやあまり必要ないようにも思えます。
モバイルバッテリーが安くて大容量になってきているので、単体の機器にしか使えないバッテリーよりもいろんな機器を充電できるモバイルバッテリーで良いんじゃないでしょうか。
まあでも、それはそれとしてバッテリーが取り替えられるうえでしっかり予備バッテリーを販売しているのはありがたいですね。
g06+、正直あまりコンパクトとは言えない
今回サイズのコンパクトさに興味を持って購入したので、サイズについても触れておきましょう。
いきなりこんなことを言うのもなんなんですが…
g06+、あまりコンパクトじゃないように思えます。
確かに画面サイズは小さいんですが、厚みがそこそこありますし(10.8mm)、画面外にナビゲーションバーがあるので縦に以外と長いんですよ。
おそらく本当にコンパクトな端末が欲しいなら、iPhone SEを買った方が満足できますね。
>>参考記事:iPhone SEの購入レビュー記事
またg06+はコンパクトさの代わりにけっこうたくさんのことが犠牲になっている端末なので、それを考慮してもメイン機として使うのは厳しいです。
使い心地について詳しくは、事項でじっくり解説していきますね!
g06+徹底レビュー・使用感編
続いて、しばらくg06+を使ってみての使用感を述べていきます。
要するに使ってみてどうだったかということですね。
前機種よりスペックがアップしているものの、動作は激重
まず辛かったのは、動作の重さです。
調べてみると「なかなか快適に使える」という方向のレビューもけっこう見かけるんですが、私は厳しいと思いました。
性能が低いといってもメモリ2GB搭載なので、もうちょっと快適に動くと思っていたんですが…そんなことはなかったです。
CPUがよほどイマイチということでしょうか。
メモリ2GBの端末といえば、当サイトで最近レビューした中ではarrows BeやZenFone Liveが当てはまります。
>>参考記事:arrows Be使用感レビュー
>>参考記事:ZenFone Liveをしばらく使ってみた感想紹介
これら両方とも、はっきりいって動作は重かったです。
しかしg06+は、3機種の中でも一番動作が重いですね。アプリを1個開けばもう限界です。
タッチパネルのイマイチさだけでもメイン機としてはかなりオススメしづらかったg06+ですが、スペックの足りなさ加減もまたメイン機としての利用を勧めづらい理由です。
あまり使わないとしても、必要最低限快適に動くことって大事ですよね。
g06+は、必要最低限快適と言えるレベルを余裕で下回っています。
ただ、待ってください。g06+、価格は8424円ですからね?
価格を考慮すれば、スペック不足で動作がもっさりしていること自体は妥当なんですよ。
メイン機として向かないのは事実ですが、価格を考えればこれはもう仕方ないです。
しかし言っておきたいのは、たとえ子供に持たせるために買うスマホだとしてもg06+の動作は厳しいということ。
むしろ子供に持たせるなら、もう少しスペックがちゃんとしていて快適に動く機種を選んだ方が良いです。
子供にもしも何かトラブルが発生したら、すぐに連絡してもらわなければいけませんよね。
g06+だと、非常時にちゃんと電話をかけたりメールをしたりできるかもちょっと怪しいんですよ。(言い過ぎでしょうか?)
子供に持たせるとか、スマホを使ったことがない人が初めて持つとか、そういう場合g06+を買うのはやめましょう。
UQモバイルやワイモバイルで、実質0円くらいの機種を買った方がいくらか快適です。
ストレージ容量16GBは必要最低限、ギリギリのレベル
私はサブ機のサブ機くらいのポジションとして購入しているのでそこまで気になっていませんが、もう少し頻繁に使う人はストレージ容量の少なさも気になるでしょう。
ストレージ容量16GBということで、g06の8GBから2倍になったg06+。しかし16GBも、大きいか小さいかで言えば小さい容量です。
16GBだと、私がメインのスマホで使っているアプリを全て入れることはできないです。
ただし1万円以下の端末でありながら16GBのストレージ容量を搭載していること自体は、大満足ですね。
今後2〜3年くらい経ったら、1万円以下でストレージ容量32GBのスマホが登場したりもするんでしょうか。
動画再生は特に問題なし、音楽はイヤホンをつければいける
g06はスペックがイマイチと開設しましたが、動画は普通に再生できます。
ちょっとアプリの読み込みは長くかかりますが、再生自体は問題ありませんでした。
YouTubeを見たりHuluを見たりするなら、g06+でもなかなか満足できるでしょう。
ただし画面サイズは小さいですし、解像度はHD以下。クオリティの高い映像を求める人には向いていません。
そして音楽ですが、スピーカーから聴くのはオススメできません。音が悪いです。
イヤホンやヘッドホンを購入して、それを使って音楽を聴くのが良いでしょう。
microSDカードが最大128GBまで
私、実は200GBのmicroSDカードを使っていたので…認識しなくて焦りました。
g06+とmicroSDカードを組み合わせる場合は、最大128GBの物を選びましょう。
g06+はOCNモバイルONEで販売中!OCNモバイルONEってどんな格安SIMなの?
g06+はgoosimsellerというサイトで販売されていて、購入するとついてくるのがOCNモバイルONEの申し込み用パッケージ。
ここからは少し、OCNモバイルONEのメリットを3つ解説していきますね。
ちなみにg06+を買った時についてくるOCNモバイルONEのパッケージですが、契約は義務ではありません。
説明を読んでみて「端末だけ手に入ればいいや…」と思った場合は、g06+購入時に一緒に届いたパッケージは放置で良いでしょう。
なおOCNモバイルONE、以前当サイトでレビューしています。こちらも合わせてご覧ください。
>>参考記事:OCNモバイルONEレビュー①
>>参考記事:OCNモバイルONE②
OCNモバイルONEは1日ごとの通信量が決まっているプランを展開している
まず重要なのは、OCNモバイルONEに存在する二つのプラン。
- 110MB/日コース
- 170MB/日コース
これらのコースは、OCNモバイルONEの他のコースや他社のプランのように1ヶ月ごとの通信量が決まっているのではなく、1日ごとに通信量が設定されているんです。
つまり110MB/日コースなら、1日に110MB通信した時点で速度制限がかかり、翌日になるとまた高速通信が可能になるわけです。
1日にスマホを使う時間・通信量が大体決まっている人には、なかなか魅力的に映るのではないでしょうか。
1日にたくさん通信しすぎてしまうのを防げるのも便利です。
そして例えば同じOCNモバイルONEの3GB/月コースだと1ヶ月に3GBしか使えませんが、110MB/日コースなら1ヶ月が31日の場合3.41GB通信できます。
1日ごとに使える量には制限がありますが、長い目で見ればたくさん通信できるのがOCNモバイルONEのメリットです。
OCNモバイルONEには10分かけ放題やIP電話サービスの050Plusがある!
OCNモバイルONEには、10分かけ放題が利用できる「OCNでんわ」が存在します。
スマホで電話をする機会が多い人は、OCNでんわを契約すれば安価(月額850円)で長い時間通信できるのが嬉しいですね。
またOCNモバイルONEには、この他に050PlusというIP電話サービスもあります。
050Plusは固定電話宛なら3分8.64円、携帯電話宛なら1分17.28円で通話できます。
安く通話を行う方法が二つも展開されているのは、OCNモバイルONEのメリットでしょう。
OCNモバイルONEは低速モードが無制限に使える!
最後に、OCNモバイルONEには無制限に使える低速モードもあります。
速度は200kbpsまでに限られますが、上限なしにたくさん通信できるのはメリットでしょう。
軽いネットサーフィンやSNSの利用程度であれば、低速モードを活用することで通信量の消費を防げます。
日割りの110MB/ 日コースなどや月ごとに通信量が決まっている3GB/月コースなどのどちらでも活用できますね。
まとめ:g06+は人を選ぶスマホだった
というわけで今回は、g06+をレビューしました。
g06+は、はっきり言って性能がイマイチ。しかしその分、価格は安くなっています。
何よりも価格の安さを求める人が、サブ機としてg06+を購入するのはアリでしょう。
しかしメイン機として使うのは、性能不足でなかなか難しいですね。
そして私はコンパクトさを最重視して購入しましたが、そこはちょっと期待はずれでした。
g06+の上下のスペースが削られたような、よりコンパクトなスマホが今後登場してくれると嬉しいです。
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